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僕なりのイライラの考え方

イライラする僕、ニコニコする空。

ここ最近イライラとする。
理由や原因は分からない。
家族にあたっているつもりは無いけれど、
妻から「何かあったん?」と聞かれる。
妻は僕の言動で全てを察する。
僕が分かりやすいのかもしれないが…。

そこでまたイライラとする。

原因が無いとイライラしたらダメなの?
イライラしているつもりは無い。
その発言がむしろイライラさせる。

もちろん口には出さない。
出しても意味が無いし、
むしろ悪影響を及ぼすからだ。

「何も無いよ」とそっけなく返答しつつ、
僕はつい先日のあるドラマを思い出す。

「何かおかしい」というドラマで、
毎週奇妙な1話完結で展開する。

そのドラマの中に、
猟奇的殺人鬼を題材にしたものがあり、
その人が「理由はない」と述べていた。

気がつかないうちに、呼吸をするように、
他人を殺めているような人。

ドラマのストーリーテラーはこう続ける。
「推理小説の影響で理由を聞いて納得したがるけれど、理由はない場合もある」

人は驚くほどに元来野生だ。

僕もいつかのnoteで書いたと思うけれど、
この意見は自身の経験も踏まえて賛成だ。

「世の中は理由がないことが多い」

日本は古来から事件が起きた場合、
跡取り問題や嫁姑問題など、
特に日本の文化ならではの
恨み嫉みが起因すると考えられている。

悲惨なニュースを見た際も、
原因を追求し、視聴者は納得する。

だけれど例えば洋画の場合は特に、
理由なき行動をとる場合が多い。

僕が以前脚本を書いた際も、
敢えて主人公の背景を全て消して、
誤った正義感を押し付ける物語を作った。

会社の人からは酷評だったけれど、
僕は理由なき行動が最も多いと考える。

僕がタバコを吸う際も一々考えないし、
僕がご飯を食べる際も一々考えないし、
僕がトイレへ行く際も一々考えない。

つまりはイライラも殺人も生理現象も、
人によってはその人の日常の如くだ。

とは言え前の二つは圧倒的に悪な行動だ。

ここ最近はずっとイライラしてしまう。
原因もなく。
原因がない方がツライ。
あれば打開策が見出せる。
無ければイライラが収まるのを待つだけ。
ただひたすらに時間との勝負。

そして突然悲しくなる。
イライラしている自分に。

自分の行動にひどく落ち込み、
ふと空を見上げれば、
憎いほどに空が笑っている。

メガッパ

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