ラジオ投稿における文章術

ラジオのメールを書くとき、

書き終わった文章をみて、絶望したことがあるだろうか。

自分は文章力がない。語彙力や感受性が低い。

だから、小学生並みの感想しか書けない、という意見を聞く。

すると、メールの送信ボタンを押さずに、ひとまずGmailを終了させる。スマホの下書きメールを削除する。

そんな経験が、メールを送り始めた頃には、誰しもあると思う。

確かに、文章力は必要だし、語彙もあるに越したことはない、と思われているが、

ラジオのメールで求められる力はそこではない。


ラジオのメールは小並感で大丈夫。むしろベターである。


イベントの感想は、よかった、すごかった。で良い。

たぶん、イベント中は「最高かよ!」とか、「いいな。」くらいしか思っていなはずである。その感情を後付けで、文字にする必要はない。

直感で十分伝わる。


また、ふつおたを書くのであれば、無駄な修飾語を使わないことが大事である。

上手な比喩を使おうとしたり、難しい言葉を使うのは、正しくない。


むしろ、いかに簡単な言葉に落とし込むか

という作業を繰り返すべきである。


そんな中で、僕がメールを書くときに欠かせないものが、

「類語辞典」である。

ウェブで使えるものが便利でよい。

お便りには、自分の感じた感想や、エピソードなどを、できるだけわかりやすく書くことが大事である。

そのため、頭のなかにまず初めに思いついた言葉を、

類語辞典を使って、いかにわかりやすいか・簡単な言葉かに重点を置いて書き換える。

よく、声に出してよどみなく喋れるようにすべき、という意見があるが、それも大事である。そのときは、喋りやすさだけでなく、簡単な言葉かどうか、ということも意識して欲しい。

例えば、

投稿しました、ではなく、送りました

などと言い換える。文字で読めば分かりやすいが、「投稿」という言葉は思ったより、声に出しにくい。それでいて、頭が「投稿」を理解するスピードより、「送る」を理解するほうが断然早いのである。

これは1つの例であるが、言葉は簡単にするほど、意味は伝わりやすくなる。

これだけでメールはグッと採用されやすくなる。


ラジオという耳で聞くメディアでは、難しい言葉を使う必要はない。

耳で聞く難しい言葉とは、思った以上に、わかりにくいものである

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