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信州大学「アントレプレナーシップ実践ゼミ」事業提案

信州大学2年の石井恵里です。この度私が受講している信州大学の「アントレプレナーシップ実践ゼミ」で、新規事業提案をすることになりました。提案先は、長野県の交通、観光、小売等を事業内容とするアルピコグループです。

私は、自分が取り組んできた、地域のイノベーターから学ぶイノベーターインターンの経験を通して、立てた仮説を元に事業を提案します。

▼仮説検証のための実証ツアーについてはこちらの記事をご覧ください。


着地型観光事業「KYO-U」

提案事業は「KYO-U(キョウユウ)-今日を共有し、また来たくなる、また会いたくなる郷友に-」。

コンセプト

コンセプトは、「人と一緒に生み出すトキに参加したい人の再定義したミエナイ価値を、地域資本にする」です。KYO-Uでは着地型観光事業として地域の案内ツアーを実施します。

顧客:人と一緒に生み出すトキに参加したい人
目的:顧客がミエナイ価値を再定義すること
役割:ミエナイ価値を地域資本にする

ミエナイ価値とは

地域で観光をする際にそこでしか得られないような体験をしたとしても、実際には観光消費額が少額であることがあります。そこで、体験した価値と観光消費額の差額を「ミエナイ価値」と定義します。KYO-Uでは、ミエナイ価値を地域資本として、地域に取り込むことを事業内容としています。

ペルソナ(顧客)

この事業の顧客は私のような地域で活躍するイノベーターから学びたい学生と、今回の参加者のように、イノベーターのファンであり、地域との密接な関わりの体験を求め、また学生から学びたいという思いを持つ社会人をペルソナとしています。

ビジネスモデル

すでにファンを獲得している、地域から愛されるイノベーター(=案内人)たちは山田さんだけでなく、各地にいます。そこで、各地の案内人も実証実験で見えてきた課題を抱えているのではないか、という仮説から、案内人のためのコンソーシアムを作ることを提案します。

KYO-Uの3つの特徴

この仕組みによって、顧客は感じた価値を案内人に支払うことができ、案内人たちを応援しながら地域を知り、自分の学びとして持ち帰ることのできる、新しい着地型観光を実現します。
また、顧客だけでなく、学生も、このnoteのようにツアーでの自分の学びをポートフォリオに残すことができ、顧客がこれを購入することで、ビジネスに参画することができます。顧客にとっても、ツアーの記録が文章や写真で残ることで、どのようなことを経験してきたのか記録を残してもらうことができます。

トキ消費をビジネスに

このようなビジネスモデルは、近年トキ消費として注目されるようになってきました。
トキ消費とは、「その時・その場でしか味わえない盛り上がりを楽しむ消費」のことです。
トキ消費が増えてきた背景としてはオンラインツール、特にスマホとSNSの普及があるとされています。オンラインでいつでもどこでも不特定多数の人とつながれることから、時や場所を共有するハードルが極めて低くなりました。今回の実証実験の参加者も、Voicyやnoteなどでコミュニティができた上で募ったという側面もあります。
また、オンラインで何でも疑似体験できるからこそ、その場にいなければ味わうことのできない体験、という意味でもトキ消費の価値が高まっています。

このトキ消費の特徴に着目して、「KYO-U」では、顧客に新しい消費体験を提供します。

事業の実現可能性を測るアンケートにご協力ください!

ここまでご紹介した、「KYO-U」の事業。まだ誰も実現したことがないからこそ、実際にこんなツアーに参加してみたいか、どんな人がどんな理由で参加したいと思うのか提案者の私にも、まだ分かりません。
そこで、ここまでお読みいただいた皆さんにもぜひ、参加してみたいと思うかどうかお聞きしたいです。

こちらからアンケートにお答えください!

ぜひ「KYO-U」を応援いただけたら嬉しいです!

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