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俺のペナントレースが開幕した

酷暑とも呼べる連日の夏日。湿度が上がり蒸し風呂のような空気の中、俺のペナントレースがようやく開幕した。
もう7月だ、やっと出会えた勝ちゲーム。スコア以上に見る者の胃を締め付ける展開に、祈る思いがやっと届いた。


中日ドラゴンズ 5 - 2 東京ヤクルトスワローズ
勝利投手 中日 柳(3勝6敗)
敗戦投手 ヤクルト サイスニード(5勝5敗)
セーブ ライデルマルティネス(1勝1敗10S)


7月11日(火)18時プレイボールの神宮球場に脚を運んだのは16時過ぎだ。
この日は朝から仕事を年休取得し、今日の勝利のために早めから球場入りした。

左からヤクルト・中日・あいみょん・西武
それぞれのファン


いつもであればレフト側外野席ではあるが、この日は神宮球場のイロハの「イ」を教えてくれた人と再び観戦である為、バックネット裏上段の良い位置で観戦でした。
先発は中日「右腕のエース」と呼ばれたのも一昔前ではあるが、しっかりと先発ローテを回しているベテラン柳。ヤクルトは今シーズン中日相手にめっぽう相性がいいサイスニード。試合前日の予告先発から少し気が重かったのが正直なところ。

早い時間から入場すると、打撃練習も腰を据えて観れる

柳の肝は初回・2回と失点しその後しり上がりに調子を上げるところだと思っているので5回まで1安打の好投を見せたのは大きかった。
対して中日は2回に天敵サイスニードから石川昂がHRして先制。その後6回も岡林の安打から細川のHRで追加点。ビシエドの三振を挟み再び石川昂のHRで一挙3点を追加してヤクルトを突き放す。
俺が見ているのは本当に中日なのか?

楽勝ムードも漂い始めたが、先日のハマスタでの横浜戦、そしてGWのバンテリンでの横浜戦での苦い思い出が蘇る。楽観視は出来ない。眠れる主砲村神様が4番に鎮座している限りは油断できないのである。出来ればそのまま眠っていて欲しいのだが。

「勝ってるうちにスコアボート撮るのやめてもらっても良いですか?」 ヤクルトファン談

案の定、6回裏に柳が2失点をし降板となるがQSであることには変わらない。
9回に追加点1点を献上された中日は5-2と余裕のスコアで球界ナンバーワンクローザーであるライデルにマウンドを託したが、3人で締めると思っていた全中日ファンの胃を締め付ける。
代打山崎、4番村上と連続三振で2アウトまで追込み、あと一人で今シーズン現地観戦初勝利目前でなんと、サンタナ・オスナ・代打川端に3連打を浴びる。

突然色めき出した9回裏のヤクルト陣営。
1本出ればゲームが振り出しに戻る緊迫感


2アウト満塁。両翼が狭い神宮球場では1発が出る可能性が非常に高い。長岡も当然1発が出る選手であるために、逆転サヨナラ満塁ホームランなんて長岡史に残るゲームにされてしまっては、こちらとしては自分の観戦運の無さを呪うレベルになってしまう。

ライデル×村上
この3振までは完璧だった

しかし、投手ゴロに倒れ3アウトゲームセットとなりました。

このゲーム、やはりキーになったのは2点。
先発柳の好投だと思う。比較的早いカウントから投手有利に持って行き、打たせて取る野球の代名詞を見せてもらった。ファイターズからトレードしてきた宇佐美のリードがどの程度の物かまだ判断はつかないが、柳が良い所に投げており、打ちやすそうで打ち損じさせていたのが印象的だった。
また昨年よりも投球のペースが良いなとも思った。正直昨シーズンは間と言うか投球間隔に冗長的なものを少し感じていたが、この日はとてもテンポよく投げていたように感じる。

ヒーローインタビューはもちろん2ホーマーの昂弥

もう一点はやはり石川昂弥のHR2発であろう。2ランを放った細川も月間MVPを取った後に少し調子を崩していたように見えたが、復調の様子。
しかしそれ以上に昂弥のHRは、復帰後初HRを同じ神宮において生観戦で放物線を見た私としては、この日の2本はグッとくるものがあった。
やはり次世代の和製大砲の姿が見たいという、個人的希望がそうさせているのだと思う。

今シーズン現地観戦 6戦1勝4敗1分け(勝率0.200)

次戦は7月28日(金)の東京ドームでの巨人戦。
前回はボッコボコにやられただけに、ドームでの今シーズン初勝利を味わいたいと思う。

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