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一流の人は、本のどこに線を引いているのか

 今回は土井英司さんのこの本を読んだ。どのように本を読むかのコツもさることながら、本を読む上での心構え、本を読む重要性にも改めて触れている。医者は本当に他分野のことに関する常識がない(人が多い)と思うが、ビジネス書籍を読む価値はあると思う、顧客に患者さんは含まれているけど、その他の社会、時代の移り変わりも意識しないといけない、医学書以外の本も積極的に読んで他分野のことを学ぶ以外に、いわゆる名著を読んで医療にどういかせるか、自分の専門分野でどういかせるかを考えながら読むことは重要だ。他の医療従事者と差をつける意味でも、自らのブランディングのためにも、真のニーズを探求し続けるために苦手な領域や得意領域の各々の部分練習をしなければならない、しっかりと目的意識をもって。確かに自分も物事の結果と原因を履き違えている事象が多いかもしれない、センターピン理論は確かにわかる気がする。そして、終章のブルーの著者の父親のエピソードは自分にも重なるところがあり、思わず涙が溢れだしてしまった。「学び」こそが、人生を開き、人々に喜びを運ぶのだ。この一文には私は線を引きたい。学ぶことは自由だ、身分は関係ない。自分なりの「成功」を求めつつ、明日からも一歩ずつしっかりと医療に少しでも貢献できるよう歩んでいきたい。

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