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籠・諸国漫遊記20-21(14)(2020/12/12)

 いよいよ始まった観戦遠征を伴う青春18きっぷの旅。久しぶりにこれでもかという勢いで普通列車に乗っていると、乗り換え時のストレッチと音のコントロールはほんとに必要だなと感じている昨今ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 車とかに乗っていても、エンジン音などの走行音で疲労がたまる、なんてことを体感しているので、今回の移動から音楽ではなくイヤープラグをするようになったんですけど、これがかなり効いている、そんな気がします。

■試合情報

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 第13節
 京都ハンナリーズ 87-96 千葉ジェッツふなばし
 ハンナリーズアリーナ

 ※詳細スコア

■移動手段

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 「青春を取り戻したい」で書いたとおり、今回からは青春18きっぷの旅。以下に乗車列車と主な駅の到着時間を記載していきます。

 相模線 上り始発 578F
   - 茅ヶ崎 6:09
 東海道線 沼津行き 321M
  茅ヶ崎 6:15 - 沼津 7:27
 東海道線 ホームライナー静岡31号 静岡行き 5371M
  三島 7:30 - 静岡 8:16 ※座席指定料金 330円
 東海道線 浜松行き 737M
  静岡 8:18 - 浜松 9:33
 東海道線 特別快速 大垣行き 5117F
  浜松 9:43 - 大垣 11:47
 東海道線 米原行き 3215F
  大垣 12:12 - 米原 12:46
 東海道線(琵琶湖線) 新快速 姫路行き 3467M
  米原 12:50 -京都 13:43
 山陰本線(嵯峨野線) 亀岡行き 1255M
  京都 13:57 - 丹波口 14:02
 ※宿とハンナリーズアリーナ最寄りのJR駅が丹波口駅

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2020/12/12 乗車キロ 484.4km
青春18きっぷの旅2020冬 累積乗車キロ 484.4km

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 ホームライナーを使ったのは、乗車時間が長めの浜松-大垣間の列車に向けての座席確保を多少余裕もたせたかったという理由。課金せずにというのであれば、三島で乗り換えて行くのがいいかなと。

 ただ、大垣から米原に抜ける各駅停車3215Fというのが、豊橋始発の新快速(1032発 5319F)が12:02に大垣駅に到着した後に米原行きの3215Fに化けるので、年末の西行の時には、それを踏まえた行程組をかけていきたいなと。このあたり、なれない路線を使うときの現地調査に近い、ですね。

■man of the match(京都ハンナリーズ)

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 京都ハンナリーズのmomは満田丈太郎選手。今回は後述するチケット取り間違えてしまい、角度がないところでの観戦と撮影だったので、一点突破するしかない状態だったので、そもそもこれだ! というコマが全体的に少ないです。

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 満田選手はバスケ楽しい! って感じた17-18シーズンに横浜ビー・コルセアーズ所属時代に知りまして。横浜出身ということもあり、フランチャイズ・プレイヤー的にやっていくのかなとか思ってたんですけど、籠球はほんとに移籍が多いので、想定とはちょっと違い、以降は名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、京都ハンナリーズと渡り歩いています。

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 名古屋所属時代にはタイミングもあってプレイタイムを自分のデータに残すことが出来なかったんですけど、京都ハンナリーズでは普通にスターター。座席位置が位置ならば、もっとしっかり残せたのにと、自分のミスを反省したいなと思いました。

■man of the match(千葉ジェッツふなばし)

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 千葉ジェッツふなばしのmonは富樫勇樹選手。これまた少ないタイミングでどう残すかと頭絞って、やっぱり富樫選手を軸にするべと思いながらやってたんですけど、久々に撮ると富樫選手のスピードにおっつけるので精一杯でした。

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 今年2月の船橋アリーナで撮ったのが前回。今年のダイナミックプランジングがかなりのダイナミック感ということもあり、中々足を運べない中でやってたんですけど、画角に制限がある中で撮るのは相当厳しかったです。

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 戦術とか戦略の理解がない私なので、動きを予想しながらおっつけるながらとかやるのが常なんですけど、カチッと動線がハマっても、それを越える動きをしてくるので、他の選手にかぶったり、フレームアウトしていたり……。

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 富樫選手を撮るのはむずしいからこそ挑まれるというか、楽しいなと改めて思いました。

■Cheer of the Match

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 京都ハンナリーズのチアさんたちははんなりんさん。カタカナとか英語のチーム名が多い中、さすがの京都、千年王城をホームに持つチームですね、なんて思いました。

 そんな中でのCOMはナンバー10、MISATOさんでした。

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 後述しますけども、今回はチケットの確保の際に取る位置を大きく間違えまして。お客さんとお客さんの間をどう抜くかってことだけを考えてやってたんですけど、そこの位置にMISATOさんがいらして、野良のカメラの民にビシッと決めていただいたと。

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 前にも書いたかもしれませんが、野良のカメラの民はチョロいので、ビシッと決めてくださったら、それだけで一杯撮りたくなるんすよね(笑)。

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 アクトもじっくりとファインダー越しに魅せていただいた形にはなるんですけど、小柄な体格を物ともしないと言うか、ダイナミックな動きがステキだなって思いました。

■Character of the Match

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 京都ハンナリーズのマスコットは……Bリーグ観戦を初めて、一度は生で動いている姿を拝みたかった、残したかったはんニャリンです。

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 新選組モチーフ全開の京都ハンナリーズさんなので、沖田総司の猫伝説からお猫様なのかなとか思いつつだったんですけど、特に記述なく。西京極運動公園に住み着いてた大きい猫なのかなとか、色々と思っていました(笑)。

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 とりあえず、見ていただいている通り「自分のかわいさをしっかりと把握」していて、その「可愛さを全面に押し出している」のが流石だなと。この辺は京都の前の都、平城京のある街のおシカ様にも通じるものがあると思うのですが、なんなんでしょう、京都とか奈良にはそういう磁場かなんかがあるんすかね(笑)。

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 オープニングでフラッグを刀に見立てての動きのかっこよさとか、はんなりんさんたちと普通にダンス合わせてくるところとか、かわいいだけじゃないスポーツマスコットとしてのスキルの高さは、見ていてブースターさんを子猫ちゃんにしていくのも納得だなと。

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 あと、はんニャリンさんははんニャリンファンのことを子猫ちゃんと呼ぶそうで。……そういえば、京都は金閣寺前で騙されて西日本をホンダ・カブ50で下ったあの方もファンを子猫ちゃんと呼びますね。

 諸々疫病が落ち着いたら、はんニャリンさんにサイコロの旅をしてもらいたいとか、そんなことをふと思いました(笑)。

■フックに引っかかった演出曲

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YOU CAN'T STOP THE BEAT/HAIRSPRAY CAST

 今回、クリスマススペシャルのハーフタイムショーではんなりんさんたちが使ったYOU CAN'T STOP THE BEATが心のフックに引っかかっていました。

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 プロ野球のエンターテイメントからスポーツエンターテイメントの楽しさを知って15年近く。まだチアさんを撮るぞって意識が希薄だった頃に、これは楽しいぞって思い始めた、中日ドラゴンズのチアドラゴンズのみなさんが2008年に使っていた楽曲なんですよね。

 チアダンス的に使い勝手がいい曲なのか、NPBの他のチームでも使われていて、その都度フフッとしていたんですけど、今回はアリーナで聞く初めての機会。ハーフタイムショーが始まり、イントロが聞こえてきてこの曲をここで聞くかー! と、一人テンションが上っていました。

 イントロに特徴があるので、音が聞こえた段階でハッとしたんですけど、ハンナリーズクリスマスと題していた今節のアクトで、ごりごりなクリスマスソングを使うかなって予想してたところに知ってる曲が聞こえてきて、いい意味で裏をかかれたなぁって内心笑いながら撮っていました。

■行き来の飲食

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・ハンナリーズアリーナのアリーナグルメ

 御存知の通り、青春18きっぷの旅を敢行中なのですが、一番の問題は糧食の確保や食べるタイミングがほんっとに少ないという。このご時世なので、車内でってのもちょっとあれですし。

 結局、開場時間の都合もあったので、寄り道せずに丹波口駅からバスで西京極に移動。空腹に耐えかね、エキシビションマッチもあって時間があったのでアリーナグルメを。色々ある中でトロトロパイカ飯を選択。

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 トロットロの豚軟骨肉が幸せでした……。

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二代目 これでもかっ!!

 この日、試合終了が20時台。京都はメガ盛りのお店も多いのですが、営業時間が試合終了から動いた場合を想定してお店を探すと、ラストオーダーまで厳し目めだったり、アリーナのある西京極からちょっと離れていたりで。

 色々と検索してたどり着いたのは阪急京都線、西京極駅のお隣、西院駅近くの「二代目 これでもかっ!!」というお店。二代目と言うからには初代があった(「麺屋ごはん屋これでもかっ」というお店)そうなのですけど、マスターさんが代わって、同じ場所で復活されたんだそうで。

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 基本はラーメン屋、定食もあるよという形なのですが、おすすめメニューと言うか、どれもこれも楽しめそうな「ガツメシ」に50円追加して台湾ラーメンにしてもらうというパターン。

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 腹ペコには嬉しいおかわり自由。そしてラーメンと揚げ物という幸せタイム。乗継都合で朝昼がざっくりだったので、しっかりとしたごはんとしっかりとした味付けが幸せ。今回の日替わりは揚げ物がコロッケとしそ巻ささみ、アジかいわし……アジっぽい魚のフライでした。

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 台湾ラーメンは名古屋方面のとはちょっと違う味噌ベースなのと台湾ミンチにキャベツが多めに入っているということでしょうか。最初はどうかなとか思ったんですけど、これが大当たり。唐辛子と花椒のスパイス感もしっかりあって、おかずラーメンとしてベストでした。

 土曜のちょっと遅い時間でしたけども、遅くまで開いてるのが嬉しいお店。またお邪魔したいと思います。

■締めとして

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 今回は初めてのアリーナ、初めてのキャラクター、初めてのチアチーム、初めての演出とワックワク。青春18きっぷを駆使した観戦行脚の最初を飾るべく開場時間に合わせて移動、サクサク入場してきゃっきゃきゃっきゃと撮っていたんですけども……座席の確保位置を間違えまして。

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 段数とかこのへんでいいのかなと思いながら座ってたところは、自分がとったぞと思った位置と真逆のベンチ向かい一列目。上段の位置には地元議員がお座りだったようで、秘書っぽい方に間違いを教えていただいて、恐縮しながら移動していました。

 全部残したいと思う人なので、最大の障壁は人の頭だったりなんですけど、その障壁が一杯あるという状況。もちろん、その位置で撮れる最大限を残そうとやってましたけど、選手に関しては今日はもう無理だと割り切りながらで。

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 チケット販売をBリーグで一元管理に近い形でやってる昨今ではありますけど、チームによって座席指定時の表示が異なるので、初見やあまり取らないチームのチケット確保の際に指定間違いをする可能性が高いなと。座席移動後、千葉ジェッツブースターさんがここ間違えてません? と聞かれ、チケット見たら逆サイドだったりとか、勘違いするのは自分だけじゃないやと変な意味で胸をなでおろしました。

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 大きなやらかしはありましたが、はじめてのアリーナを見て回ろうと試合開始前から場内を回遊。アリーナの建物自体はちょっと歴史を感じるところもあるんですけど、装飾その他の魅せ方とかスタッフさんやボランティアスタッフさんの誘導とか案内は柔らかい感じでステキで。

 揃いのカラーのジャケットとかユニフォームに新選組の隊服色、浅葱色を使ってらっしゃって、ものすごく統一感があるなと。

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 私は三戦幕末を多少履修していて、今回は時間がなくて芹沢局長のお墓のある壬生寺に行けず、今度の機会は……とか思う人なんですけど、壬生狼言われてた面々の意匠が150年近くの時を経てプロスポーツチームの衣装に採用されてるってのも不思議な縁ですよね。

 流行りの転生モノで新選組の面々が京都ハンナリーズ入りして……とか、ちょっとだけそんな妄想もしつつ、浅葱色の隊服を見ていました。

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 と、そんな浅葱色のジャケットで印象に残ったのは、京都ハンナリーズのフロントスタッフ、岡田優さん。初めてBリーグに触れたシーズンは西宮ストークス、その後東京八王子ビートレインズで現役を引退。

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 その後は京都ハンナリーズでフロントスタッフとして頑張ってらっしゃるというお話は聞いていたんですけど、実際にその姿を見て、ちょっとグッときていました。

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 西宮ストークスでエッグいシュートをポンポン決めている姿とか、東京八王子ビートレインズで躍動していた姿とかを残していたので、いつかその今の姿を見られたら嬉しいなぁと思っていたところの今回。

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 大宮選手と歓談してる姿とか、元選手らしいなっていう動きもそうですけど、コートインスペクション時の姿とか、千葉ジェッツサイドのスタッフさんと話している姿とか、普通に仕事している姿がただただステキだとシャッターを切っていました。

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 試合展開はある意味でほぼほぼ追えない状態、気がついたら千葉ジェッツさんが京都ハンナリーズさんを引き離していって、4Qで巻き返すも時既に遅しという。

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 見えにくいからこそ気になるファールの状況説明はMCさんもビジョンもしっかり伝えられていて。しかも事あるごとにはんニャリンの絵付きなのがすごく好きで、キャラクターを大切にしてしっかりと活用してるんだなってのが伝わりました。

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 あとはオープニングのかっこよさは、今まで色々なアリーナで見てきた中でもトップクラス。和テイストの流れが好きというのはあるんですけど、はんニャリンにはんなりん、選手と全部が全部一連の物語になっているような、綺麗な流れだったんです。

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 前日、就寝前に流れを確認して、こういうタイミングでこう撮りたいああ撮りたいというのを想定。位置関係とかも確認して……で、座席指定ミスがあり、撮りたい流れの半分も残せなかったなと。

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 ただまぁ、このあたりは口実じゃないですけど、宿題が残ったという事実を前になんとか西京極に、ハンナリーズアリーナに今シーズン行けないかなと言うブーストになりまして。次に移動旅費を安く上げられる頃にここだというところを見つけたので、次回は、次回こそは納得の行く形でオープニングのシーンを残したいと思います。

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 残したいといえば、はんなりんさん達のアクトも全景を把握できず、このへんも宿題だなと。

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 撮れる範囲の個々のメンバーを撮っていて、スキルの高さとか表現力の高さってのをひしひしと感じていて、ほんっと、なんで座席位置をミスったのかと、これを全体として残したいのを残せないのは辛すぎると、心のなかで反省していました。

 登場シーンとか魅せ方、音の使い方とかはある意味でストロングスタイル。オーソドックスというか、しっかりとしたモノをかっちりと魅せていきたいとか、そんな方向性なのかなと言う感覚。あとは登場シーンや盛り上げているシーンではノーマスクで魅せているのは本当にありがたくて。前にも書きましたけど、チアの皆さんは賑やかしとかじゃなく、演出の重要なファクターですし、プレイヤーと同じような魅せ方で出てきて欲しいなと思う人なので、はんなりんさんたちがそのままの姿で出ていたときは本当に嬉しかったです。

 ただまぁ、色々とというか座席指定でミスってしまった中で、転んでもただでは起きないというか、その位置だから気づけたいいシーンもあったんです。

 座り位置が移動動線前だったので、ハーフタイムショーとかを見ないお客さんの列でコート内が全く何も見えない状態になり、相当ストレスが溜まっていた(これはお客さん皆さん、ハーフタイムショーも見ましょうよ、楽しいっすよってのをもっと伝えていきたいなって本気で思いました)んですけど、試合も決まりかけた終盤、応援をブーストしているはんなりんさんたちの横を通りかかったんですけど、そのときにじーっとはんなりんさんたちを見つめてらっしゃったんですよ。

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 こちらがそのお子さんの動きに気づき、サブ機の広角よりレンズを付けっぱの子で撮ろうと。ちょうどCOMにあげたMISATOさんが近くで撮られて……って、カメラとともにそのお子さんに気づいてお手振りをしていたんですけど、すごくいいシーンだなって。

 そういうシーンを気づけたことと見られたこと、残せたことはものすごく嬉しくて。どこの競技もなんですけど、チアさんは男子女子老若男女関係なく、みんなの憧れであってほしいと願っている中で、まさになシーンを見られたことはものすごく幸せでした。

 ただまぁ、とにかく……。

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 今度は座席を間違えないように確保して、全景を見ていきたいです!!!

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 Next Game
 第12節
 ファイティングイーグルス名古屋 - バンビシャス奈良
 名古屋市枇杷島スポーツセンター

京都から移動して名古屋を経由してという行程。京都名古屋間は普通でもそんなにかからないんですよね(色々と麻痺している)。

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