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籠・諸国漫遊記20-21(47)(2021/4/3)

 今春の青春18きっぷの旅が終わり、いよいよプロ野球の季節に向けての色々をそろそろスケジューリングしなくちゃなーと、思ってはいるものの、なかなか行程組が頭に入ってこない昨今、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 自分の中で変わってきたもの、楽しいと思う時間、シーン、その他諸々といいましょうか、なかなかまだこれだという行程が決めきれず。おそらくは昨シーズン予定していたような、ファーム戦を中心にってな感じになるかなと予定しているんですけども、どうなりますやら。

 とりあえず、個人的なプロ野球開幕は4月の10日のマリンから。そこで何を見るのか残すのか、何を感じるのかちょっと楽しみにしていきたいと思います。

■試合情報

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 第31節
 京都ハンナリーズ 65-93 滋賀レイクスターズ
 京都市体育館(ハンナリーズアリーナ)

 ※詳細スコア

■移動手段

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 シーホース三河主催ゲームの中止を受け、急遽旅程の手配を行っていたんですけども、最初はもう大人ですし、夕方からの試合ですしと、ぷらっとこだまでぷらっと京都まで行くこうかなと計画していました。

 そんな中でTwitterを見てて、朝10時からはんニャリンさんが「はんニャリンとジャンケンしてハンナリーズグッズをもらおう!!」という京都三条会商店街主催イベントに参加するというのを確認。これは朝に京都現着していないとと、そのルートを策定していました。

 当日、早朝ののぞみ1号、博多行きで新横浜から京都までのルート、前日、ぷらっとこだまを使い、京都方面まで行く最終のこだま753号で前乗りの後に宿泊というルートがどっこいどっこいの金額……。

 最終的に選んだのは、7ヶ月ぶりの深夜バス、グレースライナー(プレミアムグレース)でした。

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 グレース観光 グレースライナー(プレミアムグレース)
  横浜スカイビル 23:10 - 京都駅八条口 観光バス乗降場 5:40

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 おトイレなし車両、休憩多めの行程だったんですけども、これが逆にとらえれば、停車時間が多いのはおトイレの安心と静音に繋がるなと。あと、座席が端っからフルリクライニングされているので、後ろのお客様への気兼ねがないのが嬉しいところでした。

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 観戦後は翌日の行程を見据えた宿、名古屋は栄まで移動。京都の定宿(五条のリブマックスさん)に宿泊でも良かったんですけども、その場合、翌朝は丹波口駅5時22分発の始発に乗らないと、次の行程にアジャストするバスの発車時間に間に合わないので、一気に移動をかけていました。

 阪急京都線 準急 京都河原町行き
  西京極 20:30 - 烏丸 20:36
 京都市営地下鉄 烏丸線 新田辺行き
  四条(京都市営) 20:40 - 京都 20:44
 琵琶湖線(東海道線) 新快速 長浜行き
  京都 21:01 - 米原 21:58
 東海道線 新快速 豊橋行き
  米原 22:07 - 名古屋 23:14
 名古屋地下鉄 東山線 藤が丘行
  名古屋 23:27 - 栄 23:32

 I Love 在来線……!

 というか、この日は青春18きっぷを使っていないので、便利で早い新幹線をご利用しても良かったのですが、西京極から栄までは在来線で3260円。ショップなどの平均を見ていると、京都-名古屋間の自由席が4,750円と差額は1490円と、1490円程度の課金で3時間が30分に短縮される新幹線の凄みを感じるんですけど、乗車時間的に物足りなく……。

 そういう心情になるのが乗り鉄の乗り鉄たる所以かなとか思うんですけど、予想以上に新快速が早いので、就寝時間とかその他色々を考えても、新幹線じゃなくて在来線でいいかなとか思ってしまうんですよね。

■man of the match(京都ハンナリーズ)

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 京都ハンナリーズのmonはMVPにも選ばれていた寺嶋良選手。

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 4ヶ月ぶりの京都ハンナリーズのホーム戦で撮りたいなと思っていた寺嶋選手。前回は視界的な部分で抜くに抜けない事情もあったので、今回はしっかりと撮らせてもらおうと。

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 初速の速さとか合間を縫ってのシュート等々、これはちょっとすごいぞと。前回にそれ以外の観戦環境回りがあまりにもあまりにもだったので、撮る気が若干薄れてていて、今回改めて気を入れ直してみていたんですけども、プレーや佇まいに華があるなぁと思いました。

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 あとはプレーのスマートさと言うか、かっこよさは間違いなく。それに加えてシュッとしているビジュアルとか、撮ってて楽しかったです。

■man of the match(滋賀レイクスターズ)

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 滋賀レイクスターズのmonは狩俣昌也選手。

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 シーホース三河在籍時、シーズン終盤の秋田戦で同点に追いつき、差し切る原動力となったプレーをたまたまタツヲさんのトランポリンダンクが撮りたいがゆえに座っていたエンドの位置で見てまして。

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 タツヲさんにむっちゃ絡まれているというシーンも見ていたので、次のシーズンは一杯……と思ったところで滋賀レイクスターズさんに移籍。色々なホームゲームをお邪魔していく中でたまったまなんですけど、滋賀レイクスターズさんの試合を見る機会が本当になく、今回が久々のチャンスでした。

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 にっこにこしながらアップしているシーンからのバッチバチのプレイタイムのシーン。京滋ダービーという、両チームともに負けられない戦い、しかも順位的にも現状で競っている状態で迎えた試合で京都さんに立ちはだかった姿は恐ろしくもカッコよかったです。

■Cheer of the Match

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 今シーズン2回目のお邪魔となった京都市体育館で印象に残ったはんなりんさん、COMはNo.05 MIYUKOさん……っと、はんなりんさんはナンバーをお持ちなんですよね。

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 朝の「はんニャリンとジャンケンしてハンナリーズグッズをもらおう!!」のイベントが「はんなりんとじゃんけんして」に変わっていて(笑)、NAGIさんとMIYUKOさんが朝から頑張ってらしたのをそっと見ていたんですけども、理事長さんには勝てたものの、MIYUKOさんにじゃんけんで負けました(笑)。

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 そんな朝からのアリーナ模様。メンバーが増えてというのもあってか、スターティングファイブ登場以外が前回12月の流れとぜんっぜん違うために、ただただ慌てながら前回撮ってて、また撮りたいなぁと思った皆さんを残していました。

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 比較的上の方で見られていたので、アクトの流れが全体的に見えていたんですけども、MIYUKOさんの動きのキレを撮るのはちょっと楽しく。あと、髪の毛の躍動感……ヘアエフェクト言うのをスタージェッツの松田Dのツイートで知りましたけども、そのヘアエフェクトがほんとにキレイだなぁと思いました。

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 あと、的確に誰かってところまでは追ってないと思うんですけども、広く会場を見ていて、カメラがこっちを向いてるかなって判断したほうをしっかりと見られている印象が。

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 一見さんでもしっかりとカメラの方向をというのはほんとに嬉しいですし、バシッと残るとまた撮りたくなってしまうと。このへんはなんとなくなカメラの民心理だと思うんですが、パシッと残せると、やっぱり意識しますし、もっといい塩梅に残したいなって流れになりますよね。

■Character of the Match

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 ここまでの色々で朝の「はんニャリンとジャンケンしてハンナリーズグッズをもらおう!!」をはんニャリンさんがお休みしたのは伝わったと思うんですけども、それを取り返すかのように自由でゆかいな猫さんの姿を今回は残せた気がします。

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 エキシビションゲーム終わりで行われた、お子さん向けのフリースロー大会の盛り上げに登場予定だったはんニャリンさんなんですが、待機が長くとられてたみたいで、そこで大きいお友だち向けに色々と遊んでくれるというシーンが。

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 距離をしっかり取れる位置での色々があると思ってなかったので、やっぱりどの現場でも開場に合わせて動かないと、何が起こるかわからないなぁと。

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 なので、今回はだいぶ間近ではんニャリンさんの生態を観察できたのですが、やっぱりこう……かわいいは正義でかわいいは最強だなぁと。前回の訪問でも感じた、自分のかわいいをどう魅せるかってのを相当苦心されてるんじゃないかなと言う印象を受けつつ、ただただかわいさにほんわかしていました。

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 試合中の動き、ハーフタイムのシーン、タイムアウトでの動き等々は全開と変わることのない動きではあったんですけども、ハーフタイムはゆるキャラのみなさんとの共演というシーンが。

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 スポーツマスコットたちはゆるくない、ハードコアな面々だと思っている私ですけども、ゆるい皆さんとの親和性が無いわけもなく。下京警察署のポリスまろんさん、ポリスみやこさん、嵐山商店街の月橋渡くんとの並びはちょっとぐっと来ましたし、スポーツマスコットの空気感や動きの自然さはプロの仕事だなぁと思いました。

■フックに引っかかった演出曲

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 二回目の観戦となった京都ハンナリーズさんのホームゲームですけど、邦楽と洋楽のバランスが上手いなぁという印象は今回も変わらず。あと、京都出身アーティストを上手く使ってらっしゃってというイメージが強く、今回ピックアップしたもの以外だと岡崎体育さん(京都府宇治市出身)の潮騒あたりの印象が残りました。

 そんな中でフックに引っかかった楽曲はこちら。

・シャナナ☆/シェネル

 スポーツマスコットとかチアの皆さんとか、いわゆるスポーツ・エンターテイメントと言われる皆さんのいろいろを見て撮って勝手に伝えてきて15年ぐらい経っているような気もするのですが、その頃からオリジナルのシャナナ☆、MINMIさんのシャナナ☆はよく使われていまして。

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 久々にスポーツの現場でシャナナ☆を聞いて、ちょっと心躍ってしまうといいましょうか……。もちろん、オリジナルを使っているチームもありますけど、変化をかけてカバー版を使うセンスっていいなぁって感じたんですよね。

■行き来の飲食

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京都 本家 第一旭 本店

 京都到着が5:40と早朝で、ある意味どこにでも動ける状態。京都卸売市場近くの飯屋を攻めるというのも考えたんですけども、一回はむちゃくちゃ早朝からやっているという有名店に行ってみようと、ぼんやりする頭でお店に向かっていました。

 選んだのは特製ラーメンとライスという王道な組み合わせ。

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 京都ラーメンは10年以上前、青春18きっぷの旅の途中(ムーンライトながらから関西乗り鉄、その後に京都からムーンライト高知に乗るというヤングな行程(笑))に今回お邪魔した第一旭のお隣、新福菜館 本館で頂いたぐらいですから、そうとう久々だったんですけども、朝ラーメンにはかなりのハードパンチ。一気に目が覚めていました。

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 それにしても、チャーシューオンザライスは約束された勝利、ですわね。

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中國菜 大鵬

京都三条会商店街のイベントを見た後、せっかくだからと晴明神社に参拝しつつ、バスの1日乗車券でフラフラしながら向かったのは嵯峨野線の二条駅近くの中國菜 大鵬さん。

 しっかりとしたというのもアレですが、本格的な中華料理と町中華のハイブリッドなメニューとちょっとおしゃれな店内の空気感にドキドキしながら、色々と検索してたどり着いたのが「てりどんきんし地獄盛り三丁目」でした。

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 どんぶりいっぱいの御飯の上に錦糸卵と甘辛く炒めた豚バラ、そして山椒と間違いなく勝利を約束された組み合わせ。地獄盛りでも結構な量だったんですけど、その裏メニューの三丁目があると聞いて、この後の行程的にも攻めてしまっていいのではないかと、思い切って注文していました。

 想像通りのオーラを纏い、供される丼、そしてスープ。

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 一心不乱に食べ続けて幸せな気持ちに。後半からは一味や特製と思われるラー油、胡椒に黒酢で辛味や酸味を加えながら味に変化球を付けながら一気に頂いておりました。

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 普段食べている重量級なものより、食べ終わったときの腹の張り具合はそこまでではなかったものの、穏やかに満腹感が続く感じで。同じ中華系で言えば、相模原の自由軒、天津チャーハンの大盛りよりどっこいどっこいかちょっと少なめ程度のご飯料だったんですけど、食べた後の感覚はてりどんきんし地獄盛り三丁目のほうが穏やかでした。

 裏メニューだとしても、ちょうどいい塩梅でなんだろうなぁと思いながら、次なる場所を目指して歩き始めていました。

■締めとして

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 今回の京都行きでしたが、この辺はシーホース三河主催ゲームの中止を受けて本当に急きょ決めた感じでして。ほんっっと、疫病がなければと思うんですけども、そういうのもアジャストしていかないと、ですよね。

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前回の観戦時に座席選択を間違えてしまい、撮りたいを撮れない、残したいを残せないという状況に陥ってしまったんですけども、今回は三河さんの中止を受けてから色々と手配していく中、京都に行き先を替えたのも一階アリーナ最上段が空いていたからというのが大きいです。

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 人それぞれ、色々な好みはあると思うんですけど、個人的には視界を遮られる可能性があるぐらいなら、コートから離れる方向で。それでも元々のメインであるプロ野球より全然近いので、前のお客さんの頭を超えることが出来たらそのほうがありがたいんですよね。

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 おかげさまで選手の残したいをしっかりと残せたのと、はんニャリンさんやはんなりんさんたちを残すのがものすごく楽しかったので、ある意味で撮りすぎたような気がします(笑)。

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 試合自体の色々としては、京滋ダービーの本気度を垣間見たといいましょうか、開始前の空気感と京都敗戦後のブースターさんたちの声を聞いていて、あ、これはちょっとバッチバチなやつだと。

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 順位的に近いところでの対戦で戦力がある意味で拮抗している状態、ホームアドバンテージとビジターだからこその燃える展開は、ダービーならではなんだろうかなと。同一県内のダービーは何回か見ていますけども、普段からバッチバチのチームによるダービーは今回が初めてで、熱の入り方がちょっとこれはすごいぞと。

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 翌日は京都さんがきっちりお返ししていましたけども、この日は滋賀さんが走る展開。オクテウス選手の30得点に次ぐ24得点と乗っていたハミルトン選手のおっかなさ、3ポイントシュートが3/3で勢いに乗せていった狩俣選手、晴山選手のニッコニコからのエグい動きとか、完全に滋賀さんが試合を支配していたのが印象に。

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 京都さんの方は意識的に寺嶋選手を撮れていたり、會田圭佑選手のプレイタイムを残せていたり。もうちょっと満田選手を残したかったなぁってのはあるものの、試合展開自体は展開として、概ね残したいを残せていました。

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 ただ、惜しむらくは前回今回とまだ京都さんの勝ち演出を見ていないんですよね。来シーズンお邪魔したときにはなんとか勝ちパターンを見られたらなぁと思います。

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 はんニャリンさんの動きは開始前のオナカイタイでイベントのキャンセル……を全く感じさせない、活きの良さが。色々な調整タイムのおかげもあって、ディスタンスを保ったやりとりが出来たというのはものすごく嬉しかったです。

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 自分自身も楽しみつつ、はんニャリンさんの周りにいる皆さんを見てて、大きいおともだちが多いのはいいことじゃないかなと思う私。

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 キャラクターと言えば、お子様に向けたものと思われがちですけど、お子様向けだけじゃなく、大人に向けた面もある言いましょうか、チームとブースターを繋ぐ重要なファクターとしての立ち位置を考えると、大人のブースターさんにも気にされる、注目されているというのはいいことだと思うんですよね。

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 ビジュアルのラブリーさ、動きのはんなりぐあい……。はんニャリンさんの伸びしろはまだまだこれからだと思うので、是非もっと攻めて行って欲しいなぁって思いました。

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 はんなりんさんたちは、昨年12月にお邪魔した時に比べると新メンバーも増え、コート全体で魅せるアクトを魅せ付けられてちょっと圧倒されていました。

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 見ていて撮っていてワクワクするといいましょうか、ああ撮りたいこう撮りたいと思わせるようなアクトを魅せて貰ったなぁと思いますし、応援の盛り上げは角度的に見えにくかったというのはあるんですけども、お客さんのブーストにブーストかけられていたんじゃないかなと。

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 来シーズン、またお邪魔できて撮るチャンスがあるならば、暗転下のオープニングをもうちょっとバキッと撮れたらなぁと。もうちょっとだけ光が来てくれたらなぁと思うんですけど、そこをアジャストするのが心意気、なんですよね、ほんと。

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 試合以外のところですと、今回は初めてに近い形にんるんですけど、Bリーグの地域振興活動を行っているシーンを三条大宮公園で拝見しました。

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 チームと商店街の連絡がうまく行っていなかった、ウエブでの告知がギリギリだった、情報の管理がざっくりだった、いろいろな要因はあると思うんですけど、そこまでガッチガチなイベントではなかったのか、予定していたはんニャリンではなく、はんなりんさんたちの登場というのはちょっとびっくりしました。

 はんニャリンさんを目当てに早朝の京都に降り立ったのを否定しませんけど、個人的には各チームの地域振興活動を見てみたかったというのが先にあるので、急な変更は問題はなくて。ただ、多く集まってらした皆さんで、はんニャリンさんをと思っていた皆さんは肩透かしでしょうし、はんなりんさんたちをという皆さんは喜ばしかったんだろうなと。

 地元商店街のみなさんがカンバンとかしっかり準備しているのを見ていると、急きょなメンバー変更だったとしたら、チームも発信したほうが親切じゃないかなと。

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 イベントに釣られてきたみなさんも商店街で買い物したり(実際に100円分の商品券は本当に有効に使わせていただきました)、チケットもらったみなさんも会場に足を運んだり、チームと地域のいい関係を築いて貰えたら楽しいと思うので、ホント、パッと見の効果はすぐに出ないかもですけど、地域振興活動はどこのどんなプロスポーツでも長く続けてほしいと思います。

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 さて、次回はこの日の翌日、豊橋市総合体育館で行われた三遠ネオフェニックスと川崎ブレイブサンダースの試合で見た色々を書いていきます。

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