らぎしょう

趣味でコピー公募に参加してる人。受賞歴 第60回宣伝会議賞、協賛企業賞

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趣味でコピー公募に参加してる人。受賞歴 第60回宣伝会議賞、協賛企業賞

最近の記事

第61回宣伝会議賞 結果と次回に向けて

 2024年3月1日、雑誌「宣伝会議」4月号発売。  第61回宣伝会議賞の結果発表号です。グランプリ含む各賞の発表はまだですが、私の結果は今回ですべて判明することとなりました。 結果!応募本数1111本に対し、 1次通過 15本 (キャッチコピー12本、動画広告2本、音声広告1本) ↓ 2次通過 2本 (キャッチコピー2本) ↓ 3次通過 なし  第60回宣伝会議賞が、1次8本→2次1本だったので、1次も2次も本数が増えました! 順当に進歩と言っていいでしょう。  昨年は

    • 第61回宣伝会議賞 2度目の挑戦を終えて

      まえがき 2023年11月1日13時。第61回宣伝会議賞、約2ヶ月に渡る応募が終了。  参加された皆さん、お疲れ様でした。  私は今回が2回目の挑戦。初回となる前回は、初回としては出来すぎた成果がありました。  noteに残した文章にそれなりの反響を頂き、嬉しく思った反面、その後も続けて記事を書こうとして挫折するなどしていました。書くことそのものが目的となってしまい、材料を集めることに楽しさを見いだせなくなったんです。  しかし、今回は2ヶ月取り組んだ体験があります。せ

      • 対義語のチカラ、類義語のチカラ。「現代レトリック事典」通読の旅 3週目

         筆者は過去、クトゥルフ神話TRPG(ホラー系のアナログゲーム)にハマっていたことがある。自分が実際にプレイすることもあれば、誰かが遊んだシナリオが動画化されたものを貪るように見ていた時期もある。いわゆる名作シナリオを見ていると、身の回りにありふれている物品や事柄を巧みに利用し、プレーヤーを恐怖のどん底に突き落とすシーンがあったりする。こういうのに、ゾクゾクしたんだよなぁ……。  レトリックにも、身の周りにあふれているのに巧みなものがある。意識できれば、読み手をゾクゾクさせら

        • 矛盾しない矛盾した言葉の強み。「現代レトリック事典」通読の旅 2週目

           趣味でキャッチコピーを書いている筆者。先日、宣伝会議賞という大きな公募で賞をいただいた。ここで使ったレトリックは、反対の言葉を通るように1文に盛り込む、というもの。今週読んだページには、これに類似する内容が記されていた。しかも、2つ。  今週紹介したいのは、 ・謎掛けとあるなしクイズの、似てる点・違う点 ・「生ける屍」が想像をかきたてるのはなぜか? の2点。  キャッチコピーに注目していると、出会う回数が多いかもしれないこの2つ。今日の記事を読むと、cmで流れるようなコ

        第61回宣伝会議賞 結果と次回に向けて

          「筆を取る」は、なぜ書き始めることを伝えられるのか。「現代レトリック事典」通読の旅 1週目

           企画説明回より、約1週間が経った。この1週間「現代レトリック事典」を読んだが、大げさでもなんでもなく、世界を見る目が変わった、と感じる。世の中はレトリックで溢れまくっている。  今週紹介したいのは、 ・直喩と暗喩の違いってなんだ? ・「筆をとる」「のれんを下ろす」はなぜ伝わる? の2点。  さあ、聞こえた言葉を二度見したくなるレトリックの世界を、一緒に味わってほしい。 企画説明はこちら 紹介に入る前に 今回読んでいる「現代レトリック事典」では、72個のレトリック技法

          「筆を取る」は、なぜ書き始めることを伝えられるのか。「現代レトリック事典」通読の旅 1週目

          「現代レトリック事典」通読の旅 0週目(企画説明)

          筆者「レトリック事典」を知る。  皆様は「レトリック」というものをご存知だろうか。  と、書き出したは良いものの、著者もあまり詳しくはない。 なんとなく単語として聞き馴染みがある程度。文章で使われるテクニック、くらいの理解度だった。  以下の動画を見るまでは……。  こちら、Youtube・Podcastにて配信されている、「ゆる言語学ラジオ」というコンテンツのとある回である。  「ゆる言語学ラジオ」とは、大学時代に学部で言語学を学んだ水野さんが、社会人となった今改め

          「現代レトリック事典」通読の旅 0週目(企画説明)

          1番になった奴、1番を目指したくなった奴。(第60回宣伝会議賞で協賛企業賞を頂いた話 後編)

          前編はこちら 2023.3.10 10:00 青森県八戸市。だいたい10時ころ。八戸駅に1人の男の姿があった。  その日は、宣伝会議賞の贈賞式が行われる日。男のリュックには、招待状がしまわれている。まだ上着がある方が良い。そう判断できる少し肌寒い空のもと、男は新幹線のホームへと足を動かす。  およそ3時間の高速移動。東京の温度は、予報だと21℃らしい。八戸と比べ、約10℃の寒暖差。降りた後の服装を想像しながら、晴れていることを望んで雲を見ていた。  上野のアナウンスで荷

          1番になった奴、1番を目指したくなった奴。(第60回宣伝会議賞で協賛企業賞を頂いた話 後編)

          1番になったことが無かった奴、1番ではない何かになった奴。(第60回宣伝会議賞で協賛企業賞を頂いた話 前編)

           今回、第60回宣伝会議賞において、商工組合中央金庫様の課題で協賛企業賞をいただく運びとなった。  まさか貰えるとは思っていなかった、というのが正直な感想である。受賞の連絡から少し時間が経ったために別の感慨深さも感じ始めているので、これを機に書き残しておきたいと思う。 私の小さなコンプレックス 昔、ある企業のエントリーシートにて、「1位になった経験、または1位を目指した経験を教えてください」という項目があった。当時の自分は人生を振り返り、「特に無いなぁ」と嘆いていた。

          1番になったことが無かった奴、1番ではない何かになった奴。(第60回宣伝会議賞で協賛企業賞を頂いた話 前編)