冬に食べるかき氷
3月にはいったとはいえ、まだコートが必要な寒さだというのに、3歳次男が「かき氷する!」と言う。
いやいやさすがに早いでしょと思って、「もうちょっとあったかくなってからにしたら〜」なんて言いながら家事をしていた。
そのうち気が変わるのではないかという気持ちがあったのだ。
ふと気づくと、次男はひとりで冷蔵庫まで大きな椅子をせっせと運び、背伸びして冷蔵庫の上のほうにあるかき氷のシロップを出し、製氷皿から氷を出していた。
彼は本気だ。
ねんのため「かき氷食べるの?」と聞いてみたら「たべる!」ときっぱり返事が返ってきた。
それならばと手伝うことにした。
準備をしていると、見ていた長男が「ぼくもたべるー!」とやってくる。
かき氷器と氷とシロップとお皿とスプーンをお盆にのせて準備完了。
ふたりでどっちが先か、どのシロップかけるかと、にぎやかにわいわいやりながらかき氷をつくる。
おかわりをつくろうとした次男がうまく氷をいれられなくて怒っていたら、しょうがないなぁと長男が助けてくれたりしながら、ふたりは何度もかき氷をつくって食べて満足気だった。
わたしはといえば、最初にすこし手伝って安全のためにふたりといくつかの約束をしただけで、ほぼ見守るだけですんでしまった。
これまでというか、長男とかき氷を初めて一緒につくってから5〜6年たつだろうか。
準備も、かき氷を削るのも、シロップかけるのも、運んだり、片付けたりするのも、つきっきりで一緒にやることが多かったのだけど、兄弟ふたりだと自分たちでできてしまうのか、となんだか成長を感じるうれしさととっても小さなさみしさみたいなものがある不思議な気持ちだった。
こうやって子どもたちは大きくなっていくんだなぁ。
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