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歌ったり。絵を描いたり。文をしたためたり。 音楽と舞台とシュルレアリスムと神社仏閣と桜…

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歌ったり。絵を描いたり。文をしたためたり。 音楽と舞台とシュルレアリスムと神社仏閣と桜と海と宇宙と。

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最近の記事

いつが最高なのか

春の為に生きていると言っても過言では無い程の春好きだが、1番好きな瞬間は厳しい寒さの中にふと春のような暖かさを感じる時かもしれない。 厳しい寒さを乗り越えてやっともうすぐ春が訪れるんだという期待と喜び。 冬が来ると、日々春が待ち遠しい。 しかし、いざ春が来てしまうと終わりも見えてきてしまう。 初めの方は訪れた春の喜びに浸れるのだが、次第に終わってしまう不安の方が強くなってくる。 それならば、これから訪れる春を待ち侘びている時の方が幸せなのではないか? 金曜日が1番開放的で楽

    • 新発売

      私は新発売とか期間限定に弱い。 とりあえず迷ったら新発売や期間限定を買う。 「新しい味とか今しか食べられない味につられてるけど絶対定番の方が美味しいんだよなぁ」と思いつつ買う。 案の定その通りで「やっぱりいつもの買えば良かった」となる。 美味しいし飽きがこないから永く愛されてるわけで。 そんな定番の味に勝つ事が出来ないのは容易に想像できるわけで。 もはや新発売や期間限定は、定番の味の美味しさを再確認させる為に存在するものなんじゃないかとさえ思う。 そうわかってい

      • 無謀な海外一人旅その3

        トラブルによる運命の出会いを果たした数週間後、私は再び韓国を訪れていた。 これまでの失敗を踏まえ今回の旅は順調に進・・まないのが私である。 予約をした宿が駅から目と鼻の先だった為、迷うはずもないだろうと地図を印刷しなかったのだ。性懲りもなく。超がつく程方向音痴な私は迷いに迷い、やっと宿に辿り着いた頃には、観劇予定のミュージカルに間に合うかギリギリの時間になってしまった。宿から会場までの道のりもまた迷い、またもや旅の出足で躓く。 しかし、今回の旅が今までと違ったのは、友達

        • 無謀な海外一人旅その2

          初めての無謀な海外一人旅から2か月後。私は死ぬ思いで車を走らせていた。成田空港へ向けて・・ 厳しい寒さも緩み桜の開花が待ち遠しい頃、私は再び韓国へ行く事を決意した。目的はライブ。1日だけ参加の予定だったので「チムジルバン(寝る事も出来るサウナ)にでも泊まればいいや」などというこれまた安易な考えで宿は予約しなかった。学習しない奴である(笑) ただ前回と違ったのはwifiをちゃんと借りた事。これさえあればどうにかなる、位の考えで、かなりの軽装で向かった。 最寄りの駅(といっ

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        • ケーコジ
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          無謀な海外一人旅その1

          海外旅行でのトラブル。 私はこれを結構経験している。それは無鉄砲な性格ゆえに。。まぁ生死に関わるトラブルでも無いのでまだ可愛い方かもしれないが。 まず最初の海外旅行から無謀であった。女ひとりだし、個人手配だし、なんといっても最終日の宿を決めていない(笑)「宿泊サイトがたくさんあるし、当日決めればいいや」という楽観的な考え。 とにかく、お正月でレンタルwifiがみんな貸出中で借りられなかった事がこの後の旅にかなり影響する事になる。これも早めに予約すれば良かったのだけれど・

          無謀な海外一人旅その1

          左利き

          本来は左利きだったけれど、親に矯正された右利きの人はわりと多いと思う。今の子はあまり矯正されないのかもしれないけれど。 私もそんなよくあるタイプの右利きの1人で。そろばんや習字の時に左利きだと不便だと思ったようで、ペンを持つのは右に矯正された。しかし箸だけはどっちでも良いと親が思ったらしく、左利きのまま。食事の時に、右利きの人と手がぶつからないようにどちら側に座るか気を遣うので、むしろ箸を持つ手を矯正してほしかったが(笑) ヘアアイロンとか、包丁とか、危険が伴うものは右だ

          不便さの浪漫

          「東京ラブストーリー」 言わずと知れた大ヒットトレンディドラマ。リアルタイムではちゃんと見ていなかったけれど、オトナになってからYouTubeで見始めたら止まらなくなって、私をトイレにも行かせずにぶっ続けで8時間最後まで見させてしまったあのドラマ。 「さとみのおでんは全てのオンナを的に回す爆弾ね~」とか「リカのテーマ曲が流れるだけでなんであんなに胸きゅんするだろう」とか、色々言いたい事はあるんだけども。 あのドラマを盛り上げてくれるのはやっぱり 【すれ違い】。 固

          不便さの浪漫

          嘘のような本当の話

          私は元々神社仏閣が好きだし、目に見えない世界を信じている方である。勿論、そういうものを信じられないとか、嘘っぱちと思う人がいてもいいと思う。それは自由だ。ただ、私には信じざるをえないような不思議な出来事が実際に起こったのだ。 私の手首には物心ついた時から瘤があった。 その瘤はガングリオンという名称で中身はゼリー状の異物で膨らんでおり、数ヶ月に1度は医者に行って注射器でそれを抜かなければならなかった。小さかった私にとっては凄く苦痛だったし、その日が来るのがとても憂鬱だった。

          嘘のような本当の話

          コンプレックス

          コンプレックスは山ほどあるのだけど、私は自分の喋り声がとてもコンプレックス。 バンドをやっていたし、自分の歌を録音して聴く事はよくあるので、歌声には流石に慣れたし、わりと自分の歌声は気に入っている。それでも、最初にテープに録音した自分の歌声を聴いた時はかなりの衝撃だった。 脳内で聴こえていた声と全く違ったから。 「脳内ではあんなにうまく歌えてたのになんじゃこりゃ(笑)」の連続だった。今では脳内と耳から聴いた声の誤差が少なくなっているけど。 でもやっぱり喋り声だけは何回

          コンプレックス

          瞳の色

          オトナになった今でも腑に落ちない事がある。 幼稚園の時に運動会の絵を描いて、それが絵画展に出される事になったんだけれど。 私は女の子の瞳をブルーで塗った。 それを先生に「ブルーは変だよね」と言われ黒く塗り直させられたのだ。 「なんで変なんだろう・・」と当時困惑したのを覚えている。その絵は賞を貰って、今でも家に飾ってあるのだけれど、瞳がブルーのままだったらもっと素敵だったろうな、と思う。 そうやってオトナに歪んだ常識みたいなものを上から塗られてしまうのかな。 子供の