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希望と絶望。

夢の中での排泄物は、現実世界での財を意味する。トイレから便が溢れ出てくる夢やう○こが服についた夢などはその典型で、現実で臨時収入を得るチャンスがあったりする。
この世でのカネ。誰もが欲しいと思い、より多く得たいと願うもの。それが無意識の世界では、最もくだらない、最も要らない排泄物として現される。

一年前。スーパーの懸賞かなんかで消毒液が当たった。うわ、要らない、普通にそう思った。
そして災害が多かったので、要らないかなーお金もったいないなぁと思いつつも防災用品をちまちま備蓄していたのだがその中にマスクがあった。
まさか、消毒液が、マスクが、店頭から消えるほど誰もが欲しがるものになると、誰が予測した?コロナ禍以前に、消毒液がマスクが欲しくて欲しくて堪らなかった人などいたか?

顕在意識にて全く要らないものが、無意識では最も必要なものだったりする。顕在意識にて最も欲しいものは、本当は最も必要ないもの。現象はどこまでいっても合わせ鏡のように対になっている。希望と絶望はワンセット。
希望を抱く、期待する、願う。これらの行為はたいていが逆になる。ヴィクトールフランクルの夜と霧にもあるように、希望を抱いたものほどそれが叶えられずに、すぐ死ぬ。
願えば叶う?ならば何故みんなずっと貧乏なままなんだ?何故カネはあればあるほど足りなくなり不満ばかりなんだ?引き寄せは逆の現象も必ず来る。希望を抱かせて、叩き落とす。パンドラが箱の底にしまったまま敢えて出さなかった最悪の厄災、希望。













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