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3、衝撃のダナン・ホイアン旅行【食事編】

③【食事】

”旅行前”
食の好みは個人の主観によるところが大きい。
個人的には、月に1度はタイ料理を食べるほど、東南アジアの料理(ナンプラー、パクチー他)に抵抗はない。
ベトナム料理はタイ料理ほど、スパイスは使わず、優しい味である。また、フォーに代表されるように出汁文化であるため、日本人の舌にも合いやすいとのこと。

それでは、実際どうだったか。

正直な感想としては、炒め物や蒸し物などはクセが少なく、食べやすいものが多かった。
そうした品には総じて、小皿で”つけダレ”が添えられており、
そちらが極端に辛かったり、クセがあったりと、店の特徴が出ているように感じた。
多かったのが、唐辛子と魚醬、砂糖等が入ったナックチャム
ピーナッツ味噌のトゥオンダウ
個人的にはこれらをたっぷり付けた方がおいしく感じたが、
人によっては苦手かもしれない。

ナックチャム
トゥオンダウ

それから、ローカルのお店では、生の葉物野菜が添えられることが多かったが、葉先が黒ずんでいたりする。
当然、ベトナムの飲食店も食品衛生許可は必要なのだが、市場を観光した後は印象として大丈夫かなと思うことがあった。
また、ベトナムで水道水は飲めないため、食事では必ず飲み物をオーダーする必要がある。南国ということもあり、フルーツを使ったフレッシュジュースやスムージーは美味しい。ただ、水道水で作った氷は危険なため、現地の方が利用するようなお店は氷を抜いてもらう等注意が必要。お箸やスプーンなどのカトラリーも、ウエットティッシュで拭くことを勧める記事もあった。

ベトナム料理のレストランは言わずもがな、ホテルのブッフェも、とにかくフォーが出てくる。どこも安定して美味しい。スープや麺に関しては、日本で食べるフォーと大きな違いはないが、添えられる葉物野菜やつけダレに違いがある。ミントのようなクセのある葉物野菜、激辛の魚醬やピーナッツ味噌等はベトナムならではと感じた。
ただ、やはり旅行の中盤以降は、フォーにも飽きてくるので、フォー以外の料理屋さんを探しておくことをお勧めする。
フランスの植民地だったこともあり、フレンチが安価に食べられパンも美味しいため、たまには、そうしたお店を挟むのもありだろう。

安定のフォー

そして、意外だったのが、ベトナムコーヒーだ。
ベトナムはコーヒー豆の生産量が世界第二位のコーヒー大国。
だから、カフェが充実していて、250円程度と安価。
ベトナムコーヒーの特徴としては、とにかく甘い。
これは、ベトナムで生産できる豆が、苦みが強く、クセもあるため、コンデンスミルクで飲みやすくしているとのこと。
日頃はブラックの私も、ベトナムでは甘いベトナムコーヒーを好んで飲んだ。
何度も飲んでいるうちに、だんだんと甘みの中に、強烈な苦みと複雑味を感じる。エッグコーヒーをはじめ、アボカドコーヒーやココナッツコーヒーなど種類も多く、これは沼。ただ、妻はひたすら甘くないカフェラテばかり頼んでいたので、甘いのが苦手な人は無理はなさらずに。
ダナン、ホイアンには、いずれもお洒落カフェも多く、観光の合間のカフェが今回の旅行の楽しみになった。

エッグコーヒー
アボカドコーヒー

事前に調べていたとおり、優しい味の料理が多く、食べやすいものが多かった。ただ、料理の質としては、ローカルなお店だと、日本で高評価のお店のようなクオリティはなかなか無い。
あとは、衛生面が気になる方もいるだろうなというのが正直な感想。ホテル以外では100%安心して食事が出来たかというと嘘になる。
一方で、飲み物は本当に美味しい。南国ならではのフルーツを使ったジュース。カフェは充実しており、ベトナムコーヒーはぜひ楽しんでもらいたい。ダナン・ホイアンはベトナム中部のためコーヒー文化だが、北部はお茶文化とのこと。その流れで、ホテルやお店のウェルカムドリンクで出されるお茶もかなり美味しかった。
料理に関して辛口の評価はしたものの、私がこれまで旅行した国の中では、かなり美味しい部類に入る。中東や南米に比べると、だいぶ食べやすい。
日本がいかに美味しくて衛生的かをしみじみ感じられるのは、もはや海外旅行の醍醐味であろうか。

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