体格やハンディは婚姻の可否と相関しない

「太ってると結婚できないよ」
「アスペはずーっとひとりぼっち」

「勝ち組」が何やら上から目線で騒いでいる。

検証の一つもしないで、誰かに吹き込まれた無根拠のしょーもない主張を拡散し続けている。「足で稼いで統計データを作る」くらいのことをすればいいのに。

そのデータをオープンにしたら、きっと君は社会の人気者、求めていた地位や名声があっという間に手に入る。
現代若者の多くが欲しがる「承認欲求」とやらも満たされるだろう。

って考えても、体格やハンディを理由に僕らの主張はAirpodsから流れる流行りの音楽にかき消されてしまう。

見た目で話を聞く聞かないを選別すんじゃないよ。
イケメンや美人の言うことがいつも正しいとは限らない。
それはある種「宗教的考え方」だよ。宗教(勧誘)をひどく嫌うくせして、自分もある種の宗教にのめり込んでしまっていることになる。

それを人は「矛盾」と呼ぶ。

世の中には太っていたり、同じようなハンディを抱えている既婚者もたくさんいる。

彼らの主張はその事実を無視した、まさしく「主観の世界」でしかものを見れていない。視野の狭さは悲劇を招く。私みたいになる前に、自らのスタンスを見直す時が来ている。

中には、「それは有名だから〜」と逃げ文句を使う人もいる。私は悪くないですと遠回しに言って圧をかけ、気弱な僕たちの膝が地面につくのを促している。
別に法律を破らなければ何度でもやり直しは効く。だから恥じる必要はないし、素直に認めてまたやり直せばいい。その際は検証も兼ねて、世界を広く見るといい。

成功者の多くが失敗している。
対して私は失敗を避けて生きてきた。

ほら、失敗するだけで私に勝てるものが一つ増えると考えたら、やる気が出ないか?

人々がバカにしてきた力士も結婚している人はいっぱいいるし、それ以外の太った人でも同様だ。精神や身体、発達障がいを持っていたってできる人はいるし、それはどの障がいに当てはまるかでも変わってくる。

要は有名かどうかに関わらず、「できる人はできる」なのだ。

おそらく、決め手は「性格」だ。体格やハンディより性格を見る人とうまく巡り会えた結果だろう。
そういう人たちはきっと、「企業選び」がうまいのだろう。見た目で判断せず、中身、すなわち本質を見抜いているのだから。
どこかの人と違って「有名だから」で選ばない。「私はここが合う」で選んでいるのだ。有名=合っているではない。有名企業に行きたいのは多くが下心からである。

ネームバリューがなければ拾ってもらえないのも間違い。そんな奴はろくでもねえからちゃんと「人物を見てくれる人」と会うべき。だからどの企業に行くことが正解不正解とかはない。流行に流されることの弊害とも言える。

結局、多くの勝ち組(モテる人・既婚者…)陽キャが主張する、「肥満体型や先天的ハンディをもった人たちは100%結婚できない」という主張は間違い(偽)であることが案外あっさりと証明されてしまった。
それは反例があるから。反例は一つあるだけでその仮説(命題)を「偽」にしてしまえる。

この事実を「ムキーッ!!!💢○してやるこのガリ勉デブー!!!🔪🩸」とならずに受け止められる器の大きい人と巡り会いたいし、私はそういう人たちを支持したい。
その人たちはきっと「肝がすわっている」んだと思う。今までこういう場面でキレそうになって、その度に周りから注意されて抑えている人もいれば、生まれつき冷静で緊張知らずの人もいる。

感情を出しすぎず受け止められる人は企業が惚れる人材になれる。内定先マウントをこの先も私たち弱者にし続けたいなら、せめて根っこの部分だけは許せるような、慕われるような性格で在ってくれ。

私はまだ婚姻の見通しはないが、おんなじ状況にある人で見通しが立つ人もいるだろう。その人たちに対して、陽キャ側の立場を支持する人はどんな言葉を投げかけようと考えているか、ぜひ教えて欲しい。

「体格やハンディと婚姻の可否との間には相関関係は認められない」
(相関係数rは限りなく0に近い、ただし、-1≦r≦1)

これこそが、私の主張だ。






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