年末、卒論も一通り書き終えておばあちゃんの家の炬燵でぬくぬくしている。

暇だ、あまりにもやることがない。

ワーカホリック気性なこともあって、昔から私は年末年始というものがあまり得意ではない。ボーッとするのが苦手なのだ。
それに趣味も無い。テレビ好きな両親は年末のこの時期が一番楽しいらしく、テレビが点いてない時間は無いほどに夢中になっている。ゲームが好きな兄はひたすら何かを倒してはピコピコと忙しそうに指を動かしている。プライベートを充実させる術を持っている家族が羨ましい。

それならnoteでも書こうか。実は書きたいネタはかなり溜まっている。
・最近大人になったなと思う時
・卒論を書き終えた話
・大学生活を振り返って
・2023年で1番○○だったこと　　etc…

しかしいざ書こうとなると、ビックリするくらい文章が下手になる。
2年ほど前、少し気持ちが落ち込んでいた時に使っていた別のnoteのアカウントを偶然発掘した。見てみると、驚くほどに文章が上手い。いや、世間的に上手いかは分からないけれど、とにかく私がその当時に感じていたこと、見た風景、全てが相応しい日本語に落とし込まれていて、我ながらしばらく読み耽ってしまった。やはり落ち込んでいる時に紡ぐ言葉は心地よい重みがある。昔の文豪に神経症が多かったのもなぜか納得できてしまう。

今の私は言葉を上手く使いこなせていない。そんなに悩みが無いからだろう。幸せだけれど、自分の感情を言語化できない辛さというものも存在する。

風呂に入りながら、来年はオンオフを切り替えられるようにしたいなと思った。そして何かしらの形で毎日を記録したいと思った。文章でも絵でも、とにかくその時の自分が表現したいやり方でかく。

明日で2023年が終わる。良い年だった。まあ、有り難いことに悪い年だと思ったことは一度もないのだけれど。

ではまた来年。