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THE GENIUS STAR の考察(1)

このボドゲのゲームルールを解説したり、あるいはプレイ感をレビューする記事ではありません!
ボドゲの「システム」を考察する記事です。
お間違いなきよう、お願いします。

私、ラジくまるは、アメリカ・フランス・香港などのベンダーの「新製品入荷情報」を利用して、店頭に並ぶずっと前から、この商品の情報だけゲットしておりました。(記事は今頃になってから書いてますけど)https://www.smartgames.eu/uk/one-player-games/genius-star

このボード&ダイスのセット写真を見た瞬間、思わず「ニヤリ」としましたよ。
この写真から得られる情報は、もう完全に「ボドゲ・システム・デザイナー」の血がたぎります。
要は、「そそります」。

ゲームの概要
ダイスを振って、ダイスの目が示すマス(三角形ですけど、いちおうマスと呼びます)に「お邪魔ピース」を置く。
お邪魔ピースが置かれていない、空白部分を使って、与えられたいろんな形状のパズルピース全部を置く。誰よりも早くはめ終わったら勝ち。

ダイスを使って、ランダムにお邪魔ピースを配置するわけです。
このゲーム盤には60°回転対称性がありますよね?
60°回転とは「6回回軸:6方向対称性」なわけで、いわゆる6面ダイスでぴったり割り振れるわけですよ。
図で示すと、こんなイメージの話をしております。

このイメージ図で示したみたいな「対称性」のグループは全部で8組あります。
(8組x6個=総マス数は48)
つまり、ダイス8個でピッタリになっています!
ところがしかし、製品写真を見ると、なんとビックリ。
ダイス数は7個だし、なんとそのうち3個は「8面ダイス」なんです。
いったい、どういうこと?これ?

ちょっと計算してみましょう。
6面ダイスx8個=48マスをランダム指定可能

6面ダイスx4個=24マス
8面ダイスx3個=24マス 合計48マスを指定可能

あ、そういうことか。
それほど不思議なことじゃないのね。ということが分かります。
対称性が近い・対称性が似ている「組」4つを合体させてまとめれば、6x4=24マスになるので、その24マスに対して改めて8面ダイス3個を割り振ればいいんですよ。
たぶん、このあたりの4組x6面ダイス(24マス)を、3組x8面ダイス(24マス)に置き換えたんじゃないですかね?

もちろん、この図は私、ラジくまるが「たぶん、こうだったんじゃないかな?」と予想してみただけのモノです。
本家が「どの位置の4組」を選んだかは、私には分かりません。実物を持っていませんので。
でも、これと似たような「考え方」を使って、本家が8面ダイスを導入したことは間違いないでしょう。
ラジくまるは、本当に、こういう推理モノが好きで好きで、たまらないんです。
Genius Starの本家さん、本当にありがとうございます!考えるのが楽しかったです。
まだ続きます。

ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。