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セルゴ・セルガー・セルゲスト -Selgo・Selger・Selgest-(2)

昨日からの続きです。
せっかくの機会なので、セルゴ&ソクラテスの2つをさらに改良?したと称する「Miracle Five(ミラクルファイブ)」のルールの違いを比較&まとめてみます。

Miracle Five 第一のゲーム「スペースウォーク」
*セルゴ、ならびにソクラテス第一のゲーム「宇宙遊泳」の類似品

左から、セルゴ、ソクラテス宇宙遊泳、MiracleFiveスペースウォ-ク

● コマを置く時のルールが違う
基本ルールと、第2ルールとがあります。2種類のルールで5目ならべを楽しめます。
それぞれが「セルゴ」ルール、ソクラテス「宇宙遊泳」ルールに準拠しています。
ただしMiracle Fiveでは、手持ちのコマを盤面に置く時のルールが、セルゴやソクラテスとは異なっています。以下の通りです。

手持ちのコマをゲーム盤に出す時は、必ずマークなしの面を上にして出します。
コマを動かした場合に限り、動かした直後に「コマを裏返しても良い」というルールはソクラテスの「宇宙遊泳」と同じです。

手持ちのコマを盤面に出すときのルールが、Miracle Fiveでは異なるわけですが、それ以外は、完全にセルゴルール、ソクラテス「宇宙遊泳」ルールのまま変化なしです。

Miracle Five 第二のゲーム「アタック」
*セルガー、ならびにソクラテス第二のゲーム「真剣勝負」の類似品?
ソクラテスの第二のゲーム「真剣勝負」と同一なルールだと確認しました。

Miracle Five 第三のゲーム「スカイゲスト」
*ソクラテス第三のゲーム「黒檀の馬」の類似品?
勝利条件やコマの動かし方、さらには「チェック」のルール等、主要なルールは黒檀の馬と同じです。ただ1つ違うのは、コマの初期配置です。

左:ソクラテス「黒檀の馬」、右:MiracleFive「スカイゲスト」

基本ルール
コマの初期配置がソクラテス「黒檀の馬」と違います。自分のコマ12個を、4個ずつ3列に並べるわけですが、真ん中の列(第2列)の4個はマークありにして、第1列と第3列はマークなしの面にします。
上級ルール
コマの初期配置がソクラテス「黒檀の馬」と違います。初期配置は、ゲーム盤になにも置いていない状況から開始します。両者交互に1つずつ、「マークあり、マークなし・・・」と繰り返しながら、互いに交互に任意の位置にコマを置く方法で初期配置します。
*コマを置くマスを間違えないように注意しながら置いてください。見た目がチェッカーゲームみたいになるように。タテヨコ方向では1個おきに並べることになります。全てがナナメ方向で接している見た目になるように置いてください。

Miracle Five 第4のゲーム「ツースリー」
これはセルゴ、ソクラテス、Miracle Five、の3者で全く同じルールです。説明は省略します。

Miracle Five 第5のゲーム「ナインゲーム」
ツースリーをさらに1行増やしただけです。ツースリーでは3x2でしたが、それを3x3に拡張しただけです。特にルール説明は不要だと思います。

明日に続きます。

ゲームシステムのデザイナーって、何なの?どういう意味? そんな疑問は、私の記事群によってご理解いただけるものと期待してます。 ラジくまるのアタマの中にある知識を活用していただけるお方、サポート通知などお待ちしています。