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コンサートで感じた「羨ましさ」と、なくなったら生きていけないこと。

おはようございます。らっこです。

週末の疲れを引きずったままの月曜日です。息子のチームの応援で体中が痛いです。でも昨日の試合はすごかった。震えた。

週末、娘の保育園でミニコンサートのイベントがあり、参加してきました。

私は譜面も読めない人間なので、演奏の上手い下手はよくわかりません。でも普段は聞けない生の楽器の音に心が震えて、泣きそうになりました(すぐ泣く)

娘は音楽が好きっぽいので、なにか楽器を習うのはどうかなあ?と思っているのですが、なかなか教室を探したり体験に行く気力がなく、ズルズルと過ごしている日々です。

(すでに忙しく、キャパも狭いのに、いまの日々に娘の習い事まで追加されたらもういろいろと終わるんじゃないかという恐れもある)

ミニコンサートでは音楽に疎い私でも知っている曲の数々を披露していいただき、娘にリアルの楽器を見せてあげることもでき、なにかしら日常とは違う経験をさせてあげられたんじゃないかなあと思っています。プチ満足。

5年前くらいから、私の中で「子育てに芸術を取り入れたい」という興味が少し芽生えたまま、具体的なアクションをたいして起こせずにいます。

芸術について興味が芽生えたのは、STEAM教育がどうとかいう話ではなくて、私が親として「芸術を味わえることは人生を豊かにするはず」だと思っているからです。

映画『ショーシャンクの空に』を見ていても、そう感じる。人間を救うのは芸術なんだと思う。

でも芸術を味わうにはゆとりが必要で、それどころじゃねえんだよっていう人間の方が多いんだと思う。私も現在進行形でゆとりがない。

去年まではフリーランスなりたてで倒れてばかりで、娘が小さくて生きるのに必死だったんだけど、

娘も3歳になったし、もう少し外に出て、視野を広げるきっかけになることをしてあげたいなあと思っている今日この頃です。

ちなみに今回ミニコンサートが開催されたきっかけは、娘の保育園の先生が楽団に所属していることだったらしいです。

忙しい保育園の先生をやりながら、数える程度の休日の時間を楽器を演奏することに費やしているんだなあ、と想像したときに、なんだか「羨ましいなあ」という気持ちになりました。

私、大学では実は「文化」を研究していました。たいした研究もできなかったんですけど、ベースとして芸術というものへの憧れが強い気がします。

でも自分がなにも芸術的なものを持っていないことに、なんともいえない劣等感があるかもしれません。

さらにいうと社会人になってからずっと無趣味の状態でここまできたので、これだけはずっとやってきたし練習してきた、みたいなことがありません。

去年は「絵を描けるようになりたいなあ」と思って、ちょこちょこ練習していたけど、頭の中でイメージしている通りのものが描けなくて、歯がゆくて、距離を置きがちになっていたりもしています。

他にもいろいろなことに手を出しては、なんか違うと思ってやめてみたり。中途半端だなあ自分、なんかコレ!っていうの、ないのかなあ、って地味に凹んでいました。演奏を聞きながら、心の中で。

・・・と、ここまで書いて、ずっと続けてやってきたのは「書くこと」だな、とハッと気づいた・・・20年書いてる。下手したら30年。

そうか、私にとっての趣味で、なくてはならないもの、なくなったら生きていけなさそうなものって、きっと「書くこと」なんだなあ。と今このnoteを書きながら気づきました。

Xのポストを読んでくださってる方はよくご存知かもしれないのですが、私はたった1週間、ちゃんと日記を書けないだけで気が狂いそうになる人間です。

なんかよくわからないけど「言葉にしたい」っていう衝動がある。それが何のためなのかもわからないけど。

でも、この衝動は、私が人生かけて実現していきたいことと、なんらかつながっているのかもしれん。とも思う。

まあ、そんなわけで、もう本当に「大学生かよ」ってくらい迷走していて、自分で自分にうんざりです。

こんな自分探し、学生のうちにやっておけよ」って自分に言いたい。でも仕方ないよなあ、アラフォーになってもまだちゃんとコレって見つかってないんだもん。

最近ようやく『ハチミツとクローバー』の漫画を読んだんですけど(ブーム全盛期のときはなんか興味が湧かなかった)

才能ある者と才能ない者それぞれの苦しみを想像してみたら、なんだか胸がキュウっとなりました。

私は間違いなく「持ってない側」の人間で、登場人物の中だと竹本くんの気持ちに一番近い。けど、それでも諦めたくないんだろうなあ、と思いました。

なにか「私がこの世に存在していた意味」とか「人生を通して追いかけたいこと」を見つけたいんだろうなあ。

それは「大切な家族がいる」とか「毎日幸せを感じる」という日常への感謝とは少しレイヤーの違うところでの衝動のような気がします。でも、そう思えるだけ、私は幸せなのかもしれない。

そんなわけで絶賛、人生2回目のモラトリアム期間を過ごしているわけですが、何かが見つかっても見つからなくても、気持ちがすっきりするまで考え続けたいなと思います。辛いけど。

今週も1週間、乗り越えていきましょう。

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