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蛇口閉め

  また無収入になってしまった。フリーランス翻訳家はやはり不安定だ。案件がホテル予約関連にウェイトを置いていたため、コロナの影響は大きく、とうとう契約解除となってしまった。もう一方は音楽関連の翻訳でこちらもコロナの影響か、2020年は一件も依頼がなかった。2021年は無収入状態からのスタートとなってしまった。
 もともと翻訳の仕事は順調でもなく、実家にいそうろうしながらの生活だったが、取り組むべきはやはりコストカット。固定費から見直すといいという事でスマホの新プランのニュースがでるたび吟味していたが楽天の1ギガ以下は0円というのはとても魅力的である。それに対抗し他大手が小容量プランをどう打ち出すか楽しみでもある。WiFiを使っていてコロナで家にいるとなるとそうデータ量もいらないのが現状である。
  どうお金を貯めるか、という情報を読んだりみたりしているが一貫して言われているのが固定費を見直すということだ。確かに毎日電気をこまめに消したり、食費を削ったり、暖房している部屋に家族皆で過ごして電気代節約、なども効果的かもしれないがプランを無理のないものに変更するだけで後は苦労も感じないのであれば、一度プランを見直して変えるというのは手である。大変なのは一時であり、毎日毎日気にかけなければいけないという大変さはない。
  しかし、株がバブル時代に戻ったというニュースを目にするが株を持っていない者にとってはなんの意味ももたない。聞くところによると経済はこれからK字回復するという。V字じゃないというのはある層はどんどん下級になり株を持っている層はどんどん上がるという表れなのだとか。要は格差がどんどん広がる、という事らしい。考えるだけで気が滅入るが、家計防御のために出ていく資金の蛇口を閉める、という意識で固定費の変更を検討したいと思っている。


#エッセイ #翻訳 #節約 #経済

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