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落語ラン vol.14 「宮戸川ラン」

「宮戸川」は、前半と後半の落差が激し過ぎるといいますか、最近の寄席ではほとんど前半の「お花・半七なれそめ」で切られて口演されます(私も後半をナマで聞いた事はありません)。
落語には色んな「おじさん」が出て来ます。本所のおじさんは良い人だったり、ちと頑固だったり。そして、この霊岸島のおじさんは早飲み込みのおじさん、ということになっています。

あらすじ

【小網町】の半七は、今日も趣味の将棋が高じて帰りが遅くなり、締め出しを食らってしまった。こうなると【霊岸島】のおじさんのところに泊めてもらうしかない。と、同じく締め出しを食らった幼馴染のお花坊(お花)が着いて来るではないか。お花は半七に霊岸島に連れて行って欲しいと懇願するが、半七はおじさんの早飲み込みなところを危惧して、それを拒否。ところが、結局お花は霊岸島のおじさんの家に着いてきてしまう。そして、案の定早飲み込みのおじさんは、二人を布団が一つしかない二階に上げてしまうが…。

ランニングコース

日本橋小網町→霊岸島

日本橋小網町

小網町は、小網神社が由来なのでしょう。強運と厄除けの神社ですので、初詣には人がひっきりなしに訪れます。東京証券取引所や兜町も近く、金融系の方も多いのではないでしょうか?

1)小網神社

霊岸島

霊岸島と書くと、分かりづらいのですが、要は茅場町から一つ運河を渡った「新川」界隈です。もともとは島だったのでしょうが、今それをイメージ出来る人は少ないことでしょう。ただ、2021年の大河ドラマの主人公である渋沢栄一公の構想ではこの霊岸島を中心として東京港を整備するというものだったようなので、もしそれが実現していれば東京港と兜町を中心とした我が国金融街の位置付けも多少は違って来たのかもしれません。

2)霊岸橋欄干

3(霊岸橋由来

4)霊岸島碑

5)越前堀跡

マップ

https://www.mapion.co.jp/m2/route/35.68409765786071,139.78059770529282,16/aid=d516b1/

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