アミューズ2Q決算分析

アミューズの2Q決算が思いのほか良かったので私なりに何が良かったのかを解説をしてみたいと思います。

まずはこちら

画像1

営業収入△35% 営業利益△35.1% 純利益△47.9%

この短信の数値だけ見て決算良くないじゃん!と思った人は

投資の初心者中の初心者か

決算の読み方を間違っている人です

決算短信の欠点は四半期ごとの業績ではなく

今年度の業績の合計で表示される事です。

つまり、1Qめちゃくちゃ良い業績で2Qは並みの業績でも第二四半期の決算短信では結構良さげな数字にぱっと見えてしまうことがあるという事です。

今回のアミューズは逆パターンです。

1Qはコロナの影響をモロに受けてボロボロの業績でしたが、2Qもコロナの影響をモロに受けているはずなのに意味不明なほどの良い数値だったので私は好決算だと言いたいのです。(あくまでも私の主観)

もうすでに投資家達の間では当たり前の事ですが

決算数値は四半期ごとに比較してみていかなければなりません。

比較の仕方は色々あります。

昨年の2Qと今年の2Qを比較する方法

1Qからの変化を比較する方法等々

決算短信の中身を見て四半期の数字はどうだったのかを把握しないと良い決算、悪い決算を判断することはできません。

という事で四半期ごとの数字を比較しなければいけないのですが

アミューズは優しいので補足資料で自分で計算しなくてもOK仕様の親切銘柄となっていますので見てみましょう

画像2

私が意味不明な好決算だということがお分かりいただけたでしょうか?

わかりやすい所に印を引いて解説しますと

画像3

昨年の2Qの営業収入が11884

今年の2Qの営業収入が11454

アミューズのビジネスはコロナの影響をモロに受けるはずなのにほぼ同水準の売り上げ???

ちなみに1Qは7825と前年同期比で大幅に売り上げを減らしています。

コロナ影響はまだまだあるはずの2Qに何があったと思うのが普通です。

さらに驚愕なのは営業総利益

昨年2Qは2496(利益率21%)

今年2Qは3197(利益率27.9%)

なんで利益率上がってんねん!笑

もちろん驚愕の営業利益は

昨年2Qは1118(利益率9.4%)

今年2Qは1710(利益率14.9%)


コロナの影響をモロに受けそうなビジネスモデルにもかかわらず、昨年の2Qよりも高い営業利益、高い利益率を叩き出した決算なわけですから好決算なわけです。

画像4

単純に前年よりマイナスだからといって見過ごしていると会社の変化に気づくのが他の投資家よりも遅れてしまうでしょう。

2Qの営業利益が仮に今後も維持できると仮定すると

1710×4=6840

あくまでも皮算用ですが約68億の営業利益をコロナ禍でも出せてしまうビジネスモデルに会社が変わっている可能性があるという事です。

もちろんたまたまなんか知らんけどまぐれで業績が良かっただけでビジネスモデルが変わっていない可能性もあります。

しかしながら、コロナ逆風のはずの銘柄なのに1Qよりも大幅に業績が向上しコロナがなかった前年同期よりも数字が良かったのは好決算であると私は思います。

以上です。あくまでも好決算と株価の動きは連動することもあればしない事もあります。

投資判断必ず自己責任でお願い致します。

ここからからはさらにセグメントごとに好業績の要因を分析していく必要がありますが

その分析の中身は定期購読マガジンの読者様向けにこれから加筆していきたいと思います。

以下

定期購読マガジン限定

アミューズセグメント分析による好業績の要因とビジネスモデルの変化の有無について

ではさっそくセグメントごとに見ていきましょう

ここから先は

2,808字 / 16画像

¥ 1,000

皆様の応援に支えられて毎日連続投稿継続中。ゲームアプリの触りの部分をプレイする事でゲームの出来を独自に判断し半年後のセルラン を予測をしていましたが、エンタメ未来予測全般に挑戦したいと思っています。