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ついに川をみつける【JOCV Day15】

ヨルダンに着いてから川を一度も見ていないと任期4日目に嘆いたが、本日ようやく見つけることができた。見つけたと言うよりは、地図で存在を認識していた川を見に行ったというのが正しいが、久しぶりの川との出会いに興奮した。水が流れていることにこれほど感動したことが過去にあっただろうか。日本にいると川の有難さはそうそう感じない。

さて、写真の川はザルカ川と言う。全長100キロメートル程、死海に注ぐヨルダン川の支流の一つ。アンマン、ジェラシュ、マフラック、ザルカを流域に含んでおり、ヨルダンで最大の河川と言える。人口増加の著しいヨルダンでの貴重な水資源である。(JICA国際協力専門員(当時)の吉田充夫氏の報告書より

これは全く知らなかったのだが、「ヤボク川」という名前で旧約聖書に登場している。神聖な川であることは間違い無いが、下水や産業排水によって水質汚染に晒されている。

本日訪れたのは下流のキングタラームダム付近の一帯。勾配の激しい斜面に緑が広がる、美しい場所であった。春には一面に花が咲くとのことで、とても待ち遠しい気持ちになった。

アンマンを始め、ヨルダンの人口密集地域の植生を支えている川であることは間違いないので、徐々に調査を進めていきたい。


P.S. 本投稿が100投稿目になります。閲覧数は12,000を超えており、有難い限りです。拙文甚だしい文章が続きますが、引き続きよろしくお願い致します。


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