moonとかいう神ゲー
PlayStationで発売された、moonという知る人ぞ知る神ゲーを、私は一生忘れない。
ジャンルは一応RPGなのだろうか?
以下ネタバレを含みます。
主人公の少年が、自分がプレイしていたゲームの世界へと吸い込まれてしまうところからはじまるのだけど、とても視点が斬新で面白い。
プレイしていたゲームはいわゆるRPGで、勇者がモンスターたちを倒し経験値を得ながらラスボスを倒しにゆくという王道のゲーム。
そこに迷い込んだ少年が、とある動物好きのムツジローさんから、勇者に殺された罪のない生き物たちの魂を救ってくれと頼まれ、ラブを集めて生き返らせていく。
moonの世界では、勇者は正義の味方などではなく、王様?のご褒美を目当てに罪のない生き物たちを殺しまくり、人の家に勝手に入ってタンスを調べては衣服などを盗んでいく悪いヤツ、という視点なのがとても新鮮だった。
いや確かにそうだよな、って(笑)
モンスターたちは特に悪さをせずフィールドをうろついてるだけなのに勝手に殺され、村や街の民家は入り放題。
RPGって、ツッコミどころ多すぎだなって気づいたのもこのゲーム。
そう、それこそmoonの開発者たちが伝えたかったことなんだろうな。って思ったら、もうハマってました。
ゲームの進め方も斬新だし、キャラが全員とにかく濃い!
よくわからない言葉でしゃべり、曜日や時間ごとに決まった行動を取るからそれに合わせてミッションをこなしていく。
私が好きなキャラは、バーン。
道端でレコードを売っているんだけど、ディープな音楽オタクで1枚1枚早口でレビューを聞かせてくれる。そして実際にレコードを買って、プレイ中にプレイリストを作って聞きながらゲームを進められる。
いろんなオマージュもちりばめられていて、本当に最後まで飽きることなく遊べる。
プレステはもう手元にないけれど、お墓まで持っていくためにずっと大切に持っている唯一のゲーム。
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