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いま生きてる人、全員すごい。

2020年。

まぎれもなく歴史に残る一年でした。

一昨年の暮れ、こんなことになるだなんて予想だにしていなかった私は、やれ令和はじめてのお正月だ、やれ2度目の東京オリンピック開催だと浮かれた企画ばかり出していたけれど、フタを開けたら違う意味で歴史的年号になっちまいましたってんだ。べらんめぇ。

ぱっと見の2020の字面がいいもんだからさ、それっぽいロゴとか作ったりさ、みんな浮かれてたのにさ。なんだろね、ほんとにね。

そっからはさ、もはやずっと探り探りですよね。仕事もプライベートも、すべての面で答えのない自問自答を繰り返す日々。これ行っていいの?あれやっていいの?人数何人までならいいの?誰も決めてはくれなくて、みんながそれぞれの価値観で自分の行動を決めることになった。ただ水を買いに行く、それだけでも日々迫られる決断。

ものすごいストレスだよ、ただ生きてるだけで。職業や住む場所でその差は雲泥の差だろうけど、少なからず全人類がこのストレスに耐えていると思うと泣けてくる。みんな、すごいよ。もっと自分たちを褒めたたえよう。よく生きた、しぶとく生きた、生きてるだけでマジすごい。

テレワーク、時差通勤、新しい生活様式になじむ努力してるだけですごいから。だって考えてもみて。去年の今頃のあなたを思い出して。全員毎日マスクしてるとか狂気の沙汰だよ。もっとさ、もっとテレビとかでもじゃんじゃん、みんながんばってる、ほんとすごいって言おうよ。平然と馴染んだフリしてるけどさ、この狂気の沙汰に逆に何も感じてない人いたら怖いでしょ。成長、前進、自己実現。ノルマを課すのはひとまず置いとこう。一年くらい足踏みしたって死にやしないから。

些細なことでも褒めあって、称えあって、慰めあって。2021年、みんなで生き残れますように。

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