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やりたいこと。

やりたいこと。

あなたには、やりたいことはありますか?

私は人生という大きな括りで見たときに、
「これがやりたい!」
と胸を張って言えるものがありません。

その時その時に気になったことに手を付けてみて、
面白ければ続けて、興味がなくなればポイ。
気になること自体がなければ、
何となく日々を過ごしていく。
やがて新しいことに挑戦するのがどんどん億劫になって。
気付けば歳ばかりが重なって、
自分自身を見失っている。

こんな自分にモヤモヤしながら、
仕事には行って、それなりに熟し、疲れを背負って帰る。

そんな生活をしていた中で、原因不明の体調不良→休職→病気発覚→入院→自宅療養……と今に至っています。

幸いながら、家族、友人、会社、病院……と、協力やご縁に恵まれ、日常生活はほぼ問題なく過ごせています。

ただ、時々思い返すのは、
入院中に知り合った、難病を抱えた歳下の女性。
20代でやりたいことが幾つもあって、
好きな仕事をしていたという彼女。

しかし、ある難病を患い、
今では1年の多くを病院の限られた範囲で過ごす日々。
医師の許可がなければ、気軽に外に出ることも出来ない。

その話を聞かせてもらった時、無性に胸が痛みました。
スマホ1つで様々なことが出来る世の中になったとはいえ、病院生活ではやはり制限があります。

でも、彼女はやわらかい笑みでこう言いました。

『病気になったことはどうしようもないから、やりたいことをやろうと思ってる』

無理に自分を奮い立たせるような口調でも、
不安から誰かの同意を求めるわけでもない。
当たり前のように自然に口にしていたのは、
きっと本心だからでしょう。
笑みの向こうの本音はわからないけれど、
前向きさに強さを感じました。

私は自分の足で、行きたいところへ行ける。

やりたいことは何だろう。
そこで立ち止まっている自分が不甲斐ない。
彼女の言葉を聞いた瞬間、痛烈に感じました。

だから、小さなことからでも、
たったの一歩でも、まずは始めてみています。
このnoteもその1つです。


20211014初/20211103加筆

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