都内人気ASIJサマースクールのアルバイト#やってみた

こんにちは

オーキッドです。

今回の記事は、私が夏に4週間働いたアルバイトの話となります。


そもそも、ASIJ SDCがどのような内容なのか説明させていただきます。


ASIJ SDC(サマーデイキャンプ)とは?

https://sdc.asij.ac.jp/

簡潔に述べますと、American School in Japan (通称ASIJ)で夏休みの期間の間、4週間(1週間ずつ)に分けて行われるサマースクールのことです。

ASIJは調布と六本木の二つの校舎がありますので、二箇所に分かれています。(六本木キャンパスは、小学1年生・幼稚園児対象)



ASIJ SDCの内容:

幼稚園児から小学6年生までの子どもたちが、1週間、(日帰りですので、自宅からASIJに通い)  工作や水泳、英語、体を使うゲームなどの各プログラムを体験します。各プログラムの指導は、全て英語で行われ、期間中付き添ってくれる高校生〜大学生のお兄さん・お姉さん(通称カウンセラー)は、子どもたちに英語で話しかけ、彼らの学びをサポートします。



私が担当した仕事: カウンセラー

American School in Japan (通称:ASIJ)のSDCと呼ばれるサマーキャンプのカウンセラーと呼ばれるアルバイトをさせていただきました。他にも、水泳コーチ、スペシャリスト、英語の先生などと色々な役職があります。

工夫されたカウンセラーの割り振り

子どもたちに極力多くの英語を話す機会を設けられるように、また、子どもたちにとってASIJ SDCが最高の思い出となるようにASIJ SDCでは、工夫されたカウンセラーの割り振りがされていました。例としては、下記の感じ。

・カウンセラーにもシニアカウンセラー(大学生以上)とジュニアカウンセラー(高校生以上)に分かれている。
・一つのグループに2、3人のカウンセラーが配置され、グループの子どもたちのニーズに合わせて、カウンセラーの人数が毎週(必要時には、毎日)変更される。例えば、ADHDやアレルギーを持った生徒が多いと、グループに3人のカウンセラーが配置される。
・一つのグループのカウンセラーの一人は必ず、ASIJ卒業生又は、ASIJ在校生となっており、外部生のカウンセラーが緊急時に頼れるようになっている。
・一つのグループにつき、最低一人のカウンセラーが日本語が話せる。緊急時、例えば、大きな怪我、子どもたちの間でのトラブルが発生した際、日本語で対応してくれる為だそう。


子どもたちの初日の様子: 


初日は、殆どの子どもたちが緊張してました。よくよく考えましたら、親御さんも学校の友達もいない状態で、しかもカウンセラーや他のスタッフは平然と慣れない言語で話しかけてきますので、緊張は当然です。

実際、緊張で、車酔いをしてしまったり、泣いてしまったりする子どもたちもちょこちょこいました。

大半の子どもたちは、固まって、名前も言ってくれませんでした(笑)子どもたちなりの警戒心や意地というものがあるのでしょう…

日本の公立や私立の小学校とは違う雰囲気の校舎、食堂、プログラム、多国籍な先生やカウンセラーを見て、驚きが新しい発見がある様で、良い刺激だな〜と感じていました。



子どもたちの2日目、3日目、4日目の様子:

ASIJ SDCのウェブサイトにも記載されていますが、様々なプログラムやアクティビティを体験し、チームやで力を合わせてゲームなどを行うことによって、段々と同じグループの子と仲良くなっていくのが伺えました。

3日目になると、カウンセラーとも話が弾み、カウンセラーにちょっかいを出したり、手を率先として繋いできたり、おんぶを頼んできたりします。

(私が担当したグループが小学1年生と小学2年生だったので、高学年の子どもたちはどうなんだろう…)


子どもたちは、時間が経過するにつれ、ひとつひとつ殻をやぶっていくのです。

子どもたちが心から楽しんでいる様子が沢山の場面で見受けられて、自分達カウンセラーも嬉しくなります。



子どもたちの最終日の様子:

子どもたちが心から楽しんでいる光景を見ていたら、本当に子どもたちにとって忘れられない5日間になるのが分かりました。カウンセラーが、無意識に笑わせた絵や、当たり前だと思っておこなった傷の手当て… (子どもたちって凄いんですね)だったりと全部の出来事を覚えててくれて、宝物みたいに思ってくれるんですよ。


最終日。
最後のプログラムが近くなる頃、子どもたちは私に聞いてきました。「あと何時間でおうちに帰らないといけないの?」「あとちょっとで終わっちゃうね。」「先生たちは、来年も来てくれる?」と聞いてくるんです。

*先生たち とは カウンセラーを指している

最終日の英語の授業では、ASIJ SDCのTシャツに油性ペンでサインメッセージを書いたり、表彰状SDCの鉛筆シールを子どもたちに渡し、別れの儀式をします。

最後の帰りの時間、私達カウンセラーは、子どもたちとお別れをします。

子どもたちの別れの際の感情は、人それぞれ

泣いていた子どもたちいれば、
来年また来るねと教えてくれた子どもたちもいれば、
泣くまいぞと意地を張っていた子どもたちもいれば、
カウンセラーに手紙を渡す子どもたちもいれば、
ハグから離れない子どもたちもいれば、
何もなかったかの様に平然とバスに乗る子どもたちもいました。


子どもの「バイバイ」「またね」という笑顔には、少し涙が混じっているように感じました。


子どもたち と 英語。

六本木キャンパスについては、よく知りませんが、小学1〜6年生対象の調布キャンパスでは、小学1年生は1日1回、それ以上の学年は、1日2回の英語の授業があります。

英語の授業は、資格を持ったネイティブの英語の先生によって行われます。

英語の授業の主な内容:

ネタバレの様に内容がバレてしまうとあまり面白くないので、そこまで詳しくは説明出来ませんが…
・ゲーム (BINGO、英語でじゃんけん、数字ゲーム、ツイスター etc)
・工作(お面作り etc)
・英語の歌を歌う
・パズル
・先生の英語の発音を繰り返し、発音する
・読み聞かせ

が、英語の授業で行われる主な内容です。私が担当した小学1年生は、食べ物の名前と色、小学2年生は、体のパーツの名前、私の友人が担当していた小学3年生では、動物の名前でしたので、学年によって、学ぶ内容が違うのは確かです。


また、ASIJ SDCに参加する子どもたちの英語のレベルも様々なので、(公立の小学校に通う子どもが多いグループや、インターナショナルスクールに通う子どもが多いグループだったり…)そのレベルに合った英語の授業を行っていると聞きました。

*私が担当した学年が小学1、2年生だけでしたので、他の学年がどの様な英語の授業を行ったのかは不透明です…申し訳ないです。


英語が苦手な子どもたちとの接し方

全ての小学校とは限りませんが、日本にある公立の小学校で、子どもたちが英語を使って、コミュニケーションを取ることは、滅多にないでしょう。

そのため、偶に英語が得意な子どももいますが、大半が「英語が苦手!」って言っている生徒が殆どでした。

じゃあ、どう彼らは、英語の授業について行くのか…と私もはじめは疑問に思っていました。

この4週間で気づいたこととして、彼らは、聴覚と視覚をうまく使い分けて、授業についていこうとしていることです。
ホワイトボードに映し出される写真、動画、文字だけでなく、先生の表情声のトーン手振り身振りを確認したりして、場の雰囲気などを感じ取っていました。

そして、

   今、何が行われているのか?
   これから、何をするのか?

など英語の先生やカウンセラーの英語の指導内容を読み取っていきます。

先生は、聞き取りやすいようにゆっくりと英語を発音し、身体全体を使って、子どもたちとコミュニケーションを取れるようにしています。

カウンセラーも、なるべく英語で話しながら、緊急時には日本語を使うといったような感じです。

カウンセラーの性格だったり、カウンセラーによって異なると思いますが…私が見たカウンセラーとしては、主に、4種類のカウンセラーがいました。

1)全て英語で通すカウンセラー (緊急時も英語で通す…)
2)緊急時だけ日本語に切り替えるカウンセラー
3)1文章目を英語で言い、同じ文章の日本語訳を次に言うカウンセラー (例: "We are going to have water play, please go change your clothes in the changing room. 今から水遊びの時間だから、更衣室で、着替えてね!”)
4)子どもたちが理解していなさそうだったら、日本語で言ってみるカウンセラー

私は、3グループ担当したので、インターナショナルスクールに通っている子どもたちが多いグループでは、1)で、殆ど3)だったな…(余韻)


4週間を通して、感じたこと:

一言で言いますと…とっても楽しかったです。4週間のカウンセラーとしての時間が終わり、2週間ほど経ちますが、まだ余韻が残っています…

いや…こんなに余韻が残ると思ってなかったぐらい、思い出が詰まってたんですよ…

カウンセラーとしての主な仕事内容は、子どもたちのサポートですが、カウンセラーはカウンセラー同士で仲良くなったり、新しい人に出会えたりと、カウンセラーにも物語があって、とても良い経験でした。


来年も出来たら、参加したい…

小学1年生と2年生の担当でしたので、他の学年も挑戦してみたい…



4週間、色々な子どもたちに出会い、彼らの英語だけではなく、色々な面での成長のプロセスに手を貸せることが出来たのかなとよくぼーっと考えてしまいますが、彼らの夏休みの最高の思い出になったのは間違いないです。

本当に、本当に、楽しそうでした。来年も絶対ASIJ SDCに来る!って沢山の子どもたちが言ってくれて、この上ない達成感を味わいました。



普段と違う環境だからこそ、子どもにとって新たな価値観を吸収出来る機会が得られるはずです。他校に通う新しい友達も出来、1日目は人見知りだった子どもも最終日には、新しい友達と手を繋いでいるのを見受けられて、嬉しかったのを覚えています。


きちんと、まとめを書くことは出来ませんでしたが、(出来なかったというより、やらなかった(笑))ASIJ SDCの4週間の余韻が消えないので…執筆しましたという記事でした。



オーキッド


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