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3年A組 卒業式に寄せて。

久々にドラマを見て、感想を書きたくなったので、残しておこうと思います。

若手俳優が勢ぞろいで、見ていた人も多かったんではないかと思います。
日本テレビ「3年A組」
もちろん私もその数多くの視聴者の中の1人でした。

とはいえ、1話から見ていたわけではなく、、(おい)
たまたま、体を壊して実家に帰ってきたので、暇つぶしに見るか〜と思って見てみたら、最終回まで見ることになったというわけです。

主演は菅田将暉さんでしたね。仮面ライダーWのときからもう本当に大好きで、こんなに有名になって、「すごいなあ」と思っている私です。
ちなみに仮面ライダーWでは、フィリップを演じてらっしゃいましたが、彼がよく言うセリフの一つに「ゾクゾクするねぇ」というのがありまして。
今回の3年A組でもtwitterで「ゾクゾクタイム」ってワードが出ていたので、Wの頃を思い出して懐かしくなっていました。笑
…と、彼の話ばかりしてますが、本題はそこではなくてですね。

そもそもなんで感想なんか書く気になったかと言うと、久々に、名作だよ〜と思えるメッセージ性が伝わってくるドラマだったからです。
ちなみに、近年、私がメッセージ性があるドラマで好きだなあと思ったのは、日本テレビの「過保護のカホコ」とかTBSの「SPEC」です。

3年A組では、クラスメイトの1人の死の真相を探るために、主人公の柊が教室に立てこもるという事件を起こした10日間が描かれていましたね。
景山を殺した犯人は…のところで溜めたので、最終回の前の回は「おい〜!」みたいな意見も多かったですね。笑

まあ、演出はさておき、最終回で柊がネットで誹謗中傷を書き込むヤツらに投げかけた言葉、あれは大きかったなあ。
もちろん、綺麗事と言ってしまえばそれまでで、柊があんなに投げかけても「うざい」「キモい」とか軽々しい言葉が止まなかったり、最後の方でさくらが言ったように、あの事件の後に世の中の人たちが急激に変化していくこともなかったり、、きっと現実世界でもそれは一緒なのだと思う。
「何言ってんの、説教とかだるいw」みたいなね。描かれなくとも想像は容易につく。

でもそれが今の世の中なんだよね。
人を簡単にひどい言葉で傷つけるのはネットだけでもないし。
傷つけなくとも、自分の頭で「考える」ってことをしないとか、自分の「言いたいこと」とか「意見」を持たなかったり表現できなかったり、そういう人は多い。
もちろん、昔はそうじゃなかったとか、だから若者よりもネットとかに疎い年上の人たちのほうがえらいとか、そんなことを言うつもりは毛頭ない。
私自身、「ゆとり世代」と揶揄されるまさにその年代で、生まれた時からネットが近くにあったデジタルネイティブで、自分の頭でちゃんと考えてこなかったなあって思う節は多々ある。(それを実感できるようになったのは最近なんだけれど、)
人に流される、長いものに巻かれておこう、みんながそうなら自分もそうしておこう、、、だってその方が楽なんだもん。
だけど、そんな生き方ってカッコ悪いよなあ。自分もってないし、なに?人生楽しい?って感じがする。
だから柊もドラマの中で言っていたみたいにね、「グッ、クルッ、パッ」って、立ち止まってちゃんと自分の頭で考える時間は必要なんだと思う。

話はちょっとそれちゃうんですが、明日は大学の卒業式です。私は卒業生のくせに出席しないんだけど。。。
学校の卒業って節目を迎えるにあたって、いろいろと考えることや思いがありますね。
大学生活、月並みだけれど、最高の友達と恩師に出会えて本当に良い時間だったなあと思います。
そして大学で学んだことは
自分の身は自分で守るしかないということ。
そのために、いろんなことを知って、いろんなものを見て、学んで、気力と体力を養うことが大切だということ。
様々な知識を得ることや経験をすることは、自分で正しい判断をするときのために必要。
だから勉強するんだよね。
勉強して、得たことをかき集めて組み合わせて、自分で考えて答えを出すってこと。それが自立だし、生きていくってこと。
あー、大学行ってよかったな、って思える学びでした。

4年間、関わってくれた全ての人にありがとう。
そして、卒業する友人たちに、心からおめでとう。


後半、ドラマの感想ではなくなりましたが(笑)、とにかく3年A組はオススメのドラマです。デジタルネイティブに、この考え方とか倫理観が広まればいいなあという作品でした。

(ちなみに写真は、共有されていたものを拝借させていただきました。ありがとうございました!)

おしまい

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#卒業おめでとう

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