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リーダーシップに出会う瞬間

リーダーシップの在り方はいろいろあると思います。 会社にいると社内外の人間関係を通じて、本当に様々なリーダーの在り方があると感じます。 

では、自分らしいリーダーシップとは何だろうか、どのように発揮していけばいいのだろうかと考える人もいると思います。 この本によるとリーダーシップとは「影響力」

 つまり、相手の行動を引き落とす「在り方」であると書かれています。 より具体的に述べれば、ただそこに居るだけで発揮する存在感や雰囲気がそうです。 「在り方」を磨くには、自分自身の影響力の起点を自覚しなければなりません。

 自分自身が、外の世界をどのように認識しているのか、そしてその認識によってどのような感情や考え方をするのか、つまり、その背景にある価値観に自覚的になるということです。 敷衍して言えば、影響力を発揮するにはまず、自分自身を理解することから始まるということになるのでしょうか。 そして、自らが自らの主人になる。自分の大切にしている思いや考えは何であるかを明確にして、それに基づいて主体的に行動が出来るようにならなければいけません。

 この本は成人発達理論をベースに自己成長のプロセスが描かれていますが、利己主義から利他主義へ成長していくプロセスと同じように考えられます。 

まずは自分自身の欲望を満たすこと、言い換えれば、自分の価値観を把握し、その器を知ることです。 そうして、利己の器に水を注ぎ、溢れたときに、ようやく利他の器に水が滴るようになり、やがて利己の器を飲み込むように、利他の器に水が満たされるようになるのだと思います。

 そうなった時には、利己と利他の境界は曖昧になり、エゴで動くことは無くなるのだと考えます。 この本でいうエゴリーダーとは、利己的な考えを起点に影響力を発揮してしまうリーダーです。 それに対してコアリーダーとは、利他的な考え、理念によって影響力を発揮するリーダーです。 正しい理念は正しい自己理解によって生まれるものなのかもしれません。

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