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科学的・化学的な考察(一覧)

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科学的・化学的な考察の記事
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記事一覧

料理の科学:完璧なレシピとその構成フレームワークを”数学的”に作る/インスピレー…

基本味の比率とその先完璧な料理は、味覚と嗅覚の総合的な評価によって決まり、さまざまな心理…

量子力学と料理:「不確定性原理と量子もつれ」”おいしさ”を加える感情のエネルギー…

さて、今回は”料理×量子力学”について触れていきます。皆さんは「量子力学」をご存知ですか…

「鴨むね肉」を科学的においしく火入れする方法:温度毎の火入れ/色判定/調理損失判定…

◾️温度と時間別評価について今回検証するのは、"中心温度別の色"と"余熱の温度上昇範囲"そし…

脂肪酸が第6番目の”基本味”である証拠と解説—その「脂肪酸」を応用する方法論につ…

序文 "第6の味覚"と呼ばれる、まだ未知の領域への挑戦です。特定の脂肪酸が私たちの味覚に深く…

「野菜主役の料理」は成り立つのか?/ヴィーガンレシピの真髄とは:ダニエル・ハムシェ…

「野菜主役は成り立つのか」みたいな名代は結構、”成り立つ方向へ尊重”されている訳だが、肉…

料理の科学:「ミネラル/酵素(こうそ)/塩分/硬度(こうど)/乳酸発酵/酵母発酵」それぞれ…

目次から気になる項目を、辞書のような感覚で見てもらえたらと思います。根拠となる論文の引用…

ミネラルウォーターで”煮込み料理”/硬度(こうど)の違いが及ぼす影響について

「ミネラルウォーター」か「水」どちら?このようなツイートが話題になっていますが、実際の論文を読んでみると少し曲解しすぎていると感じたので、改めて解説しようと思います。 水の硬度が牛肉,鶏肉およびじゃがいもの水煮に及ぼす影響 (jst.go.jp) そもそもミネラルウォーターで、”煮込み料理”をした場合、 どのような違いが生まれると思いますか?ミネラルウォーターで料理をする派の人は多く、特にフランス料理業界でもミシュランの星を獲得している人も、よく実践しています。 実際の

驚きの新事実/「塩」と「こしょう」の料理科学/風味への影響・味・浸透速度のふしぎ

「塩には味の違いはない」は真実? 「塩には味の違いはない」という主張がありますが、その根…

コース料理の作り方「スープ編"Amuse-bouche" 」/フランス料理の基礎知識

はじめに最近、私はコース料理のアミューズに『スープ』を取り入れることにしています。 考え…

『カニの香りを抽出して下さい』と言われたら、食品業界との競争で勝つことができる人…

我々、料理人が『化学製品』を使用すべきでないという考え方を早急に見直す必要があります。 …

何故、オマール海老(ロブスター)は「塩分」を多く持っているのでしょうか?

序文海の深淵には数多くの生物が息づいていますが、その中でも特に舌を楽しませてくれるのが…

【アルコールで調理した食品】妊婦や子供への影響は?料理に残るアルコール濃度の研究…

料理の世界では、ビールやワインなどのアルコール飲料を使ったレシピが長い歴史を持ちます。 …

アスパラガス(他野菜)の低温調理63度付近・真空調理の意味・温度について

はじめにいまでこそ、インターネットの普及が進み有名なシェフが世に知れ渡り様々な調理法の見…

料理に含まれる”旨味”について。アミノ酸総和を計算・検証しました

旨味の調査うま味の適正量を調査しました。 ここでは「美味しく感じる総合量」を定義することが目的です。 料理が美味しいと感じる場合、その料理に含まれる旨味の総和を数値化することに意味があります。 今回は、それを検証しました。 この検証に至った理由は、まず上記の美味しいと感じる料理の旨味の総和を知ることが挙げられます。 もう一つの理由は、旨味成分である「グルタミン酸」を大量に摂取した場合でも、砂糖の600倍の甘さを持つ人工甘味料スクラロースを摂取した場合でも、感じる飽和