巷で言われているフリーランスあるあるは本当だった

こんにちは。さそりです。
2022年5月に韓国留学から帰国し、今日までフリーランスとして活動しています。

近頃は企業の副業が解禁され、ダブルワークを始めたりフリーランスを目指したりする人も増えてきているのではないかと思います。

自分がフリーランスとなり、巷でよく言われている「フリーランスあるある」を体感することが増えました。会社員自体の私はそのあるあるの数々を、都市伝説レベルにしか思っていませんでした。都市伝説だと言い過ぎかもしれませんが「寝てないアピールをする大学生」くらいの、意識すれば回避できるような状況を誇張表現するようなレベルの話たと思っていたのです。

それなのに、今、あるあるを恐ろしいほど順調に経験しています。

我ながら雇われ時代とフリーランスである現在の意識の変化が面白くて、何かにまとめておきたいと思ったのでnoteに記しておきます。

体感できたフリーランスあるある

巷でよく言われるフリーランスあるあるの中でも、私が体感できたのは以下の5つです。

  • 働きすぎる

  • 有給は神

  • 仕事獲得への不安

  • 自由に時間を使える

  • 自己管理力が試される

これらはよく聞きますよね。次から詳しく解説していきます。

働きすぎる

フリーランスは仕事の出来によって報酬がもらえるので、働きすぎてしまうという点です。働けば働くほどお金がもらえるという感覚が、ゲームみたいで面白く感じます。作業に慣れてくるとこなせる量も増えてくるので、実績がどんどん上がっていくのが嬉しいです。

ただし、いつの間にか働きすぎてしまい、知らず知らずのうちにバーンアウトへの道を辿っているような気もします。
「人生はマラソンだよ」との知人からのアドバイスを受けてからは、持続可能な目標設定を心がけています。

有給は神

当たり前ですが、フリーランスには会社のような有給は存在しません。働けば働くほどお金がもらえる反面、働けなければ当然給料はもらえないのです。

特に今、一番心配なのがコロナにかかった時のことです。

おそらく罹患して本調子に戻るまで、1週間近くはかかりますよね。1週間仕事をお休みしたら次の月の生活に支障が出ます。

ただし、私の場合は最近バイト先で有給が出るようになったのでちょっと気が楽になりました。
フリーランスのほうで作業がストップしても、バイトから保障のようなお金をいただけます。
フリーランスにチャレンジしたいけど、お金の面が不安‥という方は私のように有給がもらえる雇用形態のバイトを兼業するのもアリです。

仕事獲得への不安

フリーランスになったからといって、仕事にすぐ恵まれるとは限りません。なんなら初心者のうちはスキルも実績もないので、仕事探しには結構苦労しました。
また、仕事にありつけるようになった今でも、今後の業務獲得についての不安は拭えません。今は運良く素晴らしいクライアントさんに恵まれていますが、向こうが経営難になったら私たちの仕事はありません。

フリーランス界隈でよく言われる「依存先を複数作るべき」論はまさにこのためにあるのだなぁと痛感しています。

自由に時間を使える

時間を自由に使えるところは、フリーランス生活の醍醐味だと思っています。前節で有給のありがたみについて記しましたが、意外と会社員時代って休暇取りづらいんですよね。体調不良で休むなら話は別ですが、旅行での長期休暇のような自己都合でとる休暇は、周囲の目を気にしながら申請したものです。


その点フリーランスは、事前に連絡できない期間をクライアントさんにお伝えしておけば小言を言われるということはまずありません。小言を言われても業務委託関係なので「じゃあ辞めます」で終わりです。

もちろん取引先次第ではありますが、融通の利きやすさはフリーランスのほうが上回ると感じました。

体感できなかったフリーランスあるある

一方で、よく言われるけど体感できなかったフリーランスあるあるがあったことも事実です。

  • 好きな時に仕事ができる

  • 将来への不安

  • 曜日感覚がなくなる

  • 叱ってくれる人が恋しい

次節から詳しく見ていきます。

好きな時に仕事ができる

確かに昼夜問わず好きな時に仕事はできますが、1日の中での働く時間は決めていたほうがいいと感じます。フリーランスは出勤の必要がない場合が多いために、生活リズムが狂いがちです。私自身、フリーランスになりたては「寝る直前まで仕事ができるぞ!」「どうせ暇だからパソコンを開こう」などと思っていたことがありました。
しかし、寝る直前まで仕事を続けていると、入眠までに時間がかかるようになるのです。よく寝付けないので次の日の朝の目覚めも悪く、日々その繰り返しになります。

ある時このループを断ち切ろう!と考え、作業は夕方5時までと決めました。
結局のところ、働く時間帯は会社員のように決まっていたほうが人間の体には合っていると感じます。

将来への不安

一生フリーランスで食っていくというこだわりや、年齢のこともあってかまだ将来の不安は感じていません。今はたまたまフリーランスをしていますが、飽きてきたら会社員でもバイトでもいいから雇われを再開すればいいじゃん、という心持ちでいるからでしょうか。
もちろん、フリーランスは成長なしに一生食っていくことはほぼ不可能でしょう。生涯ずっと同じステージで戦うのではなく、スキルアップや高い条件への交渉をめげずに行う必要があります。
日々の地道な作業と同時に、数年後を見据えた計画を立ててそれに向かって行動していく姿勢も重要です。


曜日感覚がなくなる

曜日感覚はシフト制だった会社員時代からないので、特にフリーランスになったからといって変わることはありませんでした。週末2日休むというルーティンに体が慣れている人にとっては、曜日感覚がなくなると感じ易いかもしれません。
ただ、曜日感覚がなくなることでの弊害ってなにかありますか?
具体的には思いつかないし、特に不自由な思いはしていません。


叱ってくれる人が恋しい

フリーランスには上司がいないので、叱ってくれる人がいなくなって恋しい!という意見をよく聞きます。確かにそうなのですが、私にはありがたいことに師匠のような存在の方がいるためあまり感じません。
フリーランスは「上司がおらず一から開拓しなければいけない職場に転職した」みたいなところがあります。場合によっては、未経験分野という要素もプラスです。効率の良い作業方法やノウハウ、業界の特徴まで自分一人の感性で理解していく必要があります。

幸い師匠がいる私は、業界ならではの裏話やマインドセットなどを事細かく師事してくれました。そのため叱ってくれる人が恋しいという感覚にはまだ至っていないですし、師匠には感謝でいっぱいです。

フリーランスを始めたいけど、自分一人では自信がない…という方は、スクール通いがおすすめです。信頼できる先生のもとでスキルアップしてから仕事をとるようにすると、安心して働けます。

フリーランスを経験する価値はあった

フリーランス生活を始めてそろそろ1年が経ちますが、雇われ以外の経験をする価値は大いにあったと感じます。業務委託とはいえ、会社員では味わえなかった経営者側の目線や一から物事のシステムを組み立てる経験ができています。
フリーランスあるあるはある意味真実です。ただ、実際に経験してみないとわからない発見や楽しさは、あるあるから読み解くのは難しいかもしれません。私はフリーランスを実際に経験することで、酸いも甘いも噛み分けています。

もしもフリーランスとしての働き方に興味のある人は、私のようにあるあるをすごろくゲームのように経験することになると思います。
ゲームを進めていく中で、自分の体感したことや聞いていた話と違う内容があればメモしておくと、今後誰かの役に立つかもしれません。


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