見出し画像

2級キャリアコンサルティング技能検定実技(面接)試験で「具体的展開力」の壁を超えるには その③

2級キャリアコンサルティング技能士を目指しているみなさん、研鑽されてますか。
今回は具体的展開力の壁を越えるために私がやっていたロープレ練習の方法について1つ書いてみます。

「〇〇に相談してみてはどうですか?」ついつい言いたくなりますが、言わないと決めるとグッと力がつきます。

誰かに相談できるなら今日ここに来る?
冷静に考えて、上司に相談、家族に相談、〇〇に相談、それが出来るくらいならわざわざキャリアコンサルタントのところに来ないと思うのです。ましてや2級キャリアコンサルティング技能士はキャリアコンサルタント6人に1人の熟練レベルです。そこに相談に来てるのに「〇〇に相談してみたらどうですか」は無いな、と思って私は禁句にして練習してました。
そうすることで、相談しない、できない、したくない、怖い、抱え込む、プライドがある、そんな相談者を共感的に理解できるようになり、もっと深い関係構築と問題把握が出来るようになった感触が得られるようになりました。

相談者の方向性と歩幅で
私が2級に合格した時は、転職しようかどうか迷っている設定で、相談すればいいのに上司とコミニュケーションを取ろうとしない相談者でした。
そこまでの鍛錬の成果もあり、上司に相談してみてはどうですか?は拙速に言わないスタイルになっていましたので、相談者に共感して内界へ展開していくと、プライドがある一方で自分も変わらなければ、という気づきになり「部下に協力してもらおう」と相談者自身が具体的行動を決められました。
また、同じ相談者で合格者の私の知り合いも「上司に相談」ではない別の目標で合意して合格されました。

ついつい言いがちなこと他にもあるかなぁ。
相談者自身が方向と歩幅を決めて行動できるような支援ができるようになりたいですね。

1級キャリアコンサルティング技能士 河口忠夫
https://rapport-yamaguchi.jimdosite.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?