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【薬局】システム準備できていますか?(ソフト・ハード面)

・はじめに

2021年も始まり、補助金の申請もあと2か月を切ることになっているかと思います。

当初、コロナもここまで伸びると誰が想像できたでしょうか?
あれよあれよという間にもう一年。
残念ながらもうしばらく続くということと、この間に生活様式がかなり変わってきていることに気が付いているでしょうか?
IT化の波が一気に浸透してきており、先を見越して動く必要があると思います。
今回、日経DIの記事を見て、再確認という意味で、当記事を書こうと考えました。

・確認したいシステム関係

さて、本題に入りますが、今年は本当にいろんな意味で多くのことがスタートしましたね。ここで抑えてほしい内容を復習もしくは今後の糧にしていただき、是非、生き残る薬局を目指してほしいなと思います。
また、収益と顧客満足(薬局だと患者さんの満足度)の両方を追い求めてほしいなと思います。

過去の記事として下記を記載しました。

今回のポイントとして大きく三つあります。
・オンライン資格確認
・患者さんのフォローアップ対応
・オンライン服薬指導

になります。

1.オンライン資格確認

これは以前にも記載させていただきましたが、保険証とマイナンバーを紐づける制度です。
しかも、前回記載させていただいた通り、3月までに申請すれば無料という制度に格上げになっています。

マイナンバーについては、今後の流れで間違いなく主流になります。
薬剤の紐づけは近いうちに行われるとすでに発表されていますが、次に起こるのは、処方箋のペーパレス及び検査情報の開示です。また、リフィル処方箋にもつながります。
申請は、早くやっておいた方がいいですね。

2.患者さんのフォローアップ対応

これはご存じの通り、2020年9月から義務化となっていますが、ふわっとした内容になっていると思います。
どんな患者さん・内容を元にフォローアップをするのか?明確に答えられて実行されている方は少ないのではないのでしょうか?

2021年4月の改正で何かしら動きがあると踏んでいます。もし、2021年4月に何もなくても2022年には必ず動きがあります。

さて、ここで考えていただきたいのは、どのように同意をとっていつ連絡をとりますか?電話で何人もすることは可能でしょうか?日常業務に追加される業務になります。さらに、記録はどのように残しますか?
素直に法令通り対応することも否定はしません。

ただ、仕事を増やせば、やることが増えます。診療報酬も年々下がる現在、何かしらすることにより追加加算が増えます。
大事なことは、必要な方に必要な労力・時間を割き、調節をすることだと思います。

アナログでやるには限度があります。システムやマニュアルとして仕組みに落とし込み、時間をうまく調節することが大事ではないでしょうか?
ここで、システムですが、何を使われてますか?
今回、記事を書こうと思った理由がここにあります。
次のオンライン服薬指導とフォローアップの両方を満たすシステムをないなと感じました。

フォローアップのシステムは、今でもLineを使っている「あなたの調剤薬局」がやはり今後を考えるうえで、攻めれるシステムかなと思います。
詳細は、上記記事(薬局に対する補助金)をご覧ください。

3.オンライン服薬指導

ここについては、日経DIの記事を見ていただければわかると思いますが、メドレーの「Pharms」とMICIN(マイシン)の「curonお薬サポート」が伸びているかと思います。

問題は、EPARKですね。一部の薬局からでも強引な勧誘でクレームが出ているのをネットの記事でよく見かけます。
以前、自分も担当者にお会いして話を聞いてみて思ったのは、システムの中身もろくにないのにまずは契約してくれの一点張りで、消費者目線に立ってないなと感じました。

一個、注意したいのは前述を踏まえて、既存のレセコン薬歴との連動です。同じ文章を二度記載するという行為は時間がとられます。
大事なことは、どこまで「効率化」していくかです。
なるべく、一つの作業で終わるよう調整する必要があります。

大手が使っているということは、いくつかシステムを見たうえで判断しているので、そういった検討の時間を割く意味でも大手がやっていることでパクれることはパクったほうが時間のショートカットができるのでお得です。

よく、大手批判をする方も多いのですが、自分の価値観ですべてを判断して、自己流で走ったところで、うまくいくことは少ないと思います。
是非、柔軟に動きながら、模倣からスタートもありなのでやってみるといいなと思います。

・最後に

今回の補助金は、オンライン資格確認、コロナ対策助成金、IT補助金など実は多岐にわたり行われています。

大体のシステム会社は、補助金の状況を収集しているので、相談するだけでもかなりプラスに働くと思います。

補助金は期間が限られています。しかも、こんなに補助金が出ているのも珍しいぐらい出ています。

今後、薬局経営はより厳しくなります。外から業界を見ていても、なぜ気が付かないんだろうと日々思いますが、これが医療業界なんだろうなと改めて感じました。大手や他業種からどんどん浸食されてしまうんでしょうね。

是非、読んでいただいている方々には末永く地域に貢献して、患者さんや従業員ともどもwin-winの関係を続けていただきたいと思います。
そのためにも、この補助金制度を生かして設備を投資しながら、業務の見直しをしていただければと思います。

また、設備としてのハード面ももちろん大事ですが、それを運用するソフト面ももちろん大事です。
機械に使われるのではなく、機械ややり方をうまく利用して効率よく時間を使い、余った時間に服薬指導や患者さんの困りごとを対応するようにしてほしいなと強く思います。

本日もお読みいただきありがとうございます。

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