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ウメハラの「人生論」

「自分の人生を生きる」というテーマで
プロゲーマーのウメハラ氏が
講演をした
…という動画です。

私も実は、小さい頃はストリートファイターを
やりつつ育った世代なので
ウメハラ氏の動画や、著書なんかには
割と興味を持って、見たり読んだりしていました。

それはさておき

プロゲーマーの人生論なんて参考になるの?
と、思う方もいるかもしれませんが
個人的には非常に興味深い内容だった
ので
今日は紹介したいと思います。


1週間175㎞歩きながら自分に向き合った

この講演、結局40分弱程度なんですが
とはいえ、ゲーマーの方が普段は話すことのない
「人生そのもの」に踏み込むテーマ

ウメハラ氏は、このテーマで何を話すか
…ということについて

1週間で175㎞歩きながら
自分と向き合いつつ、考えた
そうです。

175㎞というのは相当なもので
例えば、今日私は10000歩歩きましたが
それでも距離にすると7.6㎞程度

仮に、10000歩=7.6㎞とすると

175km÷7.6km/1万歩=23万歩
1日当たり3.3万歩程度歩いた

ということになります。

一般的に、1万歩歩くのに1時間40分程度かかると
言われますから

3.3万歩となれば1日5時間以上になり
それだけの時間考え抜いた
ということです。

すごいなぁ、と素直に思ってしまいます。

単に、本を読むとか
何かワークをやるとか…
そういう「外にあるものにとりくむ」のであれば
5時間でもできるかもしれませんが
(受験勉強とか…)
ひたすら自分に向き合う時間を
それだけとる…というのは
生半可では無いなぁ
、と思います。


好きかどうかの見分け方

それだけ考え抜いて話していた内容だったので
なかなか個人的には響く部分もありました。

中でも、一番印象に残ったのは
「好き」かどうか の見分け方です。

「好きなことを仕事にしたい」というのは
昨今よく聞く話ではありますが

それが「本当に好きなのか」
というのは、非常に大きなポイントに
なってきます。

ウメハラ氏いわく

たとえば、好きと思うものがあったとして
「これをやれば誰かがほめてくれる
 認めてくれるから」
「これをやると、お金につなげられるから」
…といったような「その先の何か」を
求める気持ち
があるなら、
それは「本当に好きではない」
ということになるのだそうです。

要は、本当に好きなことというのは
「それをやってると楽しい!」
「人生が充実してる気がする!」
…で終わり
のものである

ということです。

ですから、本当に好きなら
「時間がないからやらない」とか
「お金にならないからやらない」とか
「ほかの人に理解されないからやらない」
といったことには、ならない
わけです。

そういうものを見つけるのは
中々難しいかと思います。

ウメハラ氏も、そこに関しては

ひたすら、やって、試すしかない

と言います。

そして、もし、本当に好きなものが見つかったなら
そのときは

たとえ、誰にも認められなくても
さまざまな制約(お金とか、時間とか…)
があったとしても「それをやる」
ことが
大切なのだと言います。

確かに、それがホントに好きなら
辞めてはいけないなぁ…と思います。


結局、自分軸で

もう一つ、印象的だったのが
「自分を許せず責め続けてしまう
 どうすればいいか?」

という質問に対する答えで

「結局は自分の納得の問題
 どうしたら、自分は自分を許せるかということを
 自分で決めてしまえばいい」


これも、言葉にするのは簡単ですが
なかなか答えを出すのが
難しいことでもあるでしょう。

こういう難しい、自分に関する問いが
出てきたどうすればいいか…と言えば

そのときは、ひたすら、自分に向き合う…

ウメハラ氏にとっては
歩きながら考える…がやりやすいそうですが

それこそ、一日5時間でも6時間でも問い続ければ
見つかってくるのでしょう。

簡単ではありませんが
どこまでも「自分」に向き合って
「自分軸」で生きている感じ

先日、記事にした「強い人」像に合うなぁ…と

ウメハラ氏も、やはり「強い人」だった
と、勝手に納得してしまいました。


私も、歩きながら考える…は
好きな方なので

この冬休みには、しっかりと
歩きながら考える時間をとって

「私にとって、本当に大切なことは何か」を
問い直そうと思っています。

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