見出し画像

良い大学の就活の実態

私は、新卒採用担当をしているので
大学の先生に話を聞くこともある。

先日もまた、某優秀な国立大を訪問した。

そこで聞いた話の実態に
私は驚いてしまった。


「最初から、行きたい企業を絞ってるので
幅広い企業が集まる…系のイベントには
そもそも興味ももたないんですよ。」

どうも、その大学の学生は
就活のはじめの段階から
OBOGなどの情報を元に
すでに会社を絞っているらしく
それ以外には興味を示さない場合が
多いらしい。

そうすると、当然、大企業ばかりに
目がいきがちで
以前なら、全部落ちて
「気がつくと、受ける企業がない」みたいな
状況にもなりやすかったのだか…

「今は、売り手市場が加速して
それでも問題なくなりたってしまうんですよね。
就活の負荷が下がって、行きたいところにも
行けているので、いいことではあります。」

先生はそう言っていた。

私自身も、そう思う。
就活はつらいので
早く、希望のところに決めて
解放されるのが一番だ…という思いもある。

ただ…


「一つ問題があるとすると、
卒業して、就職したあとに相談にくる
元学生が結構いるんですよ。
要はミスマッチがあったみたいで…」

この先生の話にも、私は納得した。

私も、note記事によく書いているが
はいったあとに、ミスマッチがわかるのが
一番つらい。

学生にとっても、会社にとっても、である。


だから、優秀層の学生で
就活がさらっとうまくいきそうな人にこそ
言いたいのは

就職を決める前に
「実際に自分が入る予定の
職場の人と会って話そう」
ということだ。

もちろん、ちゃんとやっている人も
多いと思うし

仮にちゃんと会っても
入ってみたら雰囲気がちがう、というケースも
ありうる。

ただ、間違いなくミスマッチは減らせる。

なにもせず、入ってから気づくのは
あまりにも不幸だと思う。

学生生活が忙しいのはもっともだが
しばらくは所属するつもりで、入る場所なのだから
少し手間をかけて調べるくらいは
していいとおもう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?