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「会いたくない」親を、「友達のように仲のいい」親に変えた方法【Mさんの話を聞いて】

急なお誘いでも割とOKです。
(大体ヒマなので)
らるです。

先日、読書サークルつながりの方が
東京に来られるということで
ビアバーに行ってきました。

お会いした日のことを
noteに書いてくださっていたので
こちらも紹介します。


「親」を変えることはできるのか?

様々なお話を聞かせていただきましたが
一番印象的だったのは

ずっと、
「会いたくない」「一緒にいたくない」と
思っていた母親が

今では
「友達のように仲よく」なった

という話でした。

私としては
「歳をとった人は変わらない」
というのが常識としてあったので
とても驚いた話でした。

しかし、話を聞いてみると
「確かに、そういうアプローチでなら変わるかも」
…と思えるお話でした。


「言葉」にしてしっかりと伝える

もともと、まいさんのお母様は

自分自身にも、他人にも厳しい方

だったのだそうです。

まいさんに対しても
様々なことのハードルが高く

「やることが遅い」だとか
絵を描いても
「こんなのじゃダメ」と
やり直させられたりとか

非常に厳しく育てられ
その結果
「会いたくない」「一緒にいたくない」
…と思うようになったのだそう。

非常に自然なことかな、と思います。


そして、実際、大人になって
まいさんは実家から距離を置くように
なっていたのですが

少しきっかけがあって
改めて、お母さまと向き合うように
なりました。


その時に取ったアプローチが

まず、満たしてあげる
あふれた分が他人へのやさしさになる

…という形でのアプローチです。


具体的には

お母さまのやっていることを
しっかりと言葉に出して認めてあげる

ということをしたそうです。

お母さまはご自身にも厳しい方なので
「今日、一日何もできなかった…」
などと、自分を嘆く
ことがあったそうなのですが

そのときに、例えば
「そんなことないよ。
 掃除もしっかりしてくれているし
 食事だって作ってくれているよ」

…と、本人が意識できていない働きを
しっかりと伝えてあげたのそうです。


さらに、もう一つのアプローチが

「自分の気持ち」は伝えたうえで
選択権は相手にゆだねる

ということです。

お母さまはもともと
まいさんに対して
嫌味のようなことを言うことが
多々あった
そうなのですが
これに対して

「お母さんに、嫌みを言われるのはイヤだよ
そういうことを言われると、一緒に出掛けたりは
したくなくなってしまうよ」

自分の気持ちを伝えたうえ

「でも、お母さんがどう思うか、
 どうするかは自由だからね」

と、あくまで相手の意思を尊重する


これらのアプローチを続けていった結果
お母さまの厳しい言動は収まっていき
「会いたくない」が「友達のように仲良し」に
変わっていった
そうです。

まいさんご本人も「奇跡のようだ」
おっしゃっていましたが
私も本当にそう思いました。


しっかりと言葉にするということ

相手のいいところを認めること

自分の気持ちを伝えること
(その上で相手に強制しないこと)

これらは、家族相手に限らず
良い人間関係を築くうえで
とても大切なこと
だな…と
学ばせていただきました。

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