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追っかけたい女、追いかけられない女

最近、年季入った追っかけの女の人と知り合った。話をきけばきくほど、しみじみ「追っかけ」って体質だなあ~って思うの。病気しても体質改善や、生活習慣を改めるのってすごく難しいっていうけど、ほんとそれな。そして、追っかけ歴のなっがーいそのお姉さんの話を聞くたびに思う。私…ってホントに追っかけ体質みがないな…って。

あっさりした性格のうえに、超めんどくさがりやってのが一番の理由だろうけど。おまけに、すぐ白黒つけたいってなっちゃうせっかち。追いかけるのって体力も要るだろうしねー(体力ない)。でもあれだ、追っかけることのメリットが分からないのが一番かなと思う。まず、男女関係において、いや、人間関係全般において、自分が追っかけられたら嫌だ…って前提があるから、追っかけたくもない。アーティストとかの追っかけも物理的にはやったことなくて(出待ちとか、プレゼント渡すとか、なんとか近づきたい的な行動)、すごい優良課金ファンになるだけ~。これも同じ理由で自分ならそれが一番うれしいからね。

それではここで、今が旬のこの方。私の26.7年ずっと大好きなアーティストのツイートをどうぞ!

て、ことなのよ。ファンもファンなら、アーティストもアーティストで、私が唯一長い間ライブに通っているかの人は、こんな感じなんで。ファンは鏡ですな~~~。楽しんで、対価をお支払いするっていういたってシンプルなシステムに則って。一般人相手とアーティストとか芸能人とか相手とはそこはまた別なんだろうけど、そうも言えないかなって。そもそも、追いかけられたくないから追っかけられない私の理論で言うと、追っかけたい人っていうのは、自分が追っかけられたい人なんじゃん?自分ならうれしいからできるっていうね。

まぁどんなことにも例外ってあって、例えばもうどうしようもなくロックオンした相手が超受け身の人で、奥手で…とか、ジブン、松方弘樹並みのマグロ一本釣り気質なんでっ、この人絶対釣り上げてやるんだから!ってのだったらそりゃ満を持してというか、時間かけて(人生かけて)落としてやろうじゃないのってなることもあるだろう。その心意気、好きだわ?

でも、毎回すべてのパターンで全力で追いかけてるんだとしたらそれはもう体質としかいいようがない。きっと追っかけられた経験(知らないうちに追っかけられてるかもだけど、本人が経験したと思ってない場合は経験したことにはならない)があると、バランスとってうまくやれるのかもな…と思うわけですが。でもなんかこのタイプって惚れっぽい人が多い傾向にあるから、次々と追っかける対象がどんどん出てくるんだろうな~ってのもあって。バンギャルでいう「神盤」「本命」「別格」(※金爆のザ・V系っぽい曲歌詞から拝借)とかね。どう違うねん!っていう。違い厳密に分からないんだけど、とりあえず同列に近い位置に、好きなバンド(麺=メンバーのこと)が複数いる、そして全部追っかけているという状態を罪悪感を抱くことなくできるバンギャルっぽい用語だよね~、バンギャル天才~(突然のバンギャル賛歌)。

まぁだからいろんな人がいて、いいと思うんですよ。んでもね、アーティストだろうとパンピーだろうとその対象をら追っかけてる人の話をマジマジと聞けば聞くほど、やっぱ自分はできないなーと思うばかり。こんな私でも、10年近く付き合った家族みたいに好きだった相手との手痛い別れの後には、このさっぱりというか冷たいというか、性格や態度がいけなかったことは明白で、別れる時にそこを半年かけてネチネチ責められ(相手には悪いけどホントそうだったからさ…)私の人生ってか、私のやり方ってか、なんつーか全部まるっと間違ってるんじゃ?とか思って(対男性に対してとくに)。なんでもっとうまくできなかったの?男なんてさ優しくしたり面倒見たり追っかける風にしたり、いつも気にかけてあげてりゃいいのよ、と多方面からご意見を頂戴し…、そうだったのか?!と男女のハウツー本を読み漁って改善を試みたこともあるんだけど。

やってはみたけど、なんか自分ってもんを捻じ曲げすぎる行為らしくて、うまくいかねーーーったらない。そもそも、なんで本当の自分を偽らないといけないのかって話じゃんね。本末転倒だよ~、不幸になったりつらい目にあうために男女関係があるわけではない。そしてそんなに恋愛至上主義なわけでもない。よっぽど文化(アートとか音楽とか)にの方が救われてる人生だよ。そして私はそれを提供してくれた人の、優良課金ユーザーになるという循環(not 追っかけ)。

やっぱり自分の感覚を信じたり、それに素直に行動することが何より大事。追っかけるのが苦手ならそれをしなくてもいいんだよって今さらながらに感じたわけです。生きていると、いろんな役割の登場人物が現れて、いろんなことを教えてくれるんだなあ~。

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