外側を生きてない

『マトリックス』の元ネタになった映画
『攻殻機動隊 Ghost in the shell』
の監督である押井守が、
ちょっと前に読んだごく最近の
ぴあ アプリの連載インタビュー記事で、
「人は外側の世界を生きてないんですよ。
これ冗談みたいだけど、ホントなの。
ぼくたちは、自分の頭の中で信じてる
価値観とか世界観の内側で生きてるだけなんだよ。マジだよ。」
みたいに話していて、
さすがマトリックスの元ネタを作った人だと思った。
確かに、
『攻殻機動隊』の映画一作目は、
それがひとつのテーマだった。
まさに、押井守のこの洞察力が、
マトリックスの監督兄弟に脈々と受け継がれて、
世界に発信されていたと思うと、
何か感慨深かった。

しかもこれはまさにコースの本質と同じだと思う。

最近は気が重くなることばかり起きて、
毎日死ぬことばかり考える時間もあるけど、
こういうのを思い出すだけで、何か光明を感じる。
ただ、また本当にそうか?
やっぱり苦しみや犠牲や痛みが確固たる現実で、
それを超える真理なんか甘いファンタジーなんじゃないか?
って疑念と行ったり来たりしてるけど。

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