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本の紹介_外資系コンサルタントの知的生産生産術

みなさんこんにちは。
今日は最近読んだ本で面白かったものについて書いていきたいと思います。

元々読書は好きだったのですが、最近一層ハマっています。
理由は山口周さんの本や動画を見て、すごく面白いなと思ったからです。
沢山の本を出されているのですが、すごく面白いので是非皆さんにも読んで頂ければと思います。
どのあたりが面白いかと言うと、山口さんは電通からキャリアをスタートして戦略コンサルでキャリアを積まれています。
当然ロジカルなのですが、彼はロジカルだけでは成果を出し続けることは厳しいことやサイエンスだけではなくアート(美意識)の必要性等、コンサルタントが主張しがちなロジカル、サイエンスといったアプローチだけではなくて、美意識等の個々人の感覚に近い部分などの重要性を主張されている点に非常に興味を持ちました。

今日はその山口さんの本の外資系コンサルタントの知的生産生産術 プロだけが知る「99の心得」についてご紹介します。

この本はタイトルにもある通り、ビジネスを行う中で皆さんが実施されている知的生産術について99の心得を説明しています。
大きな枠組としては下記のような知的生産の流れに沿って紹介をしてくれています。

  • インプット

  • プロセッシング

  • アウトプット

  • 知識のストック

コンサルタントやそれ以外の方も含めて、皆さん様々な知的生産を行って成果を出されていると思いますが、この本はその成果を高める為にどのようなことを実施すべきかと言う点を詳細に記載しているので、是非ご一読ください。


この本の中で特に面白いなと思った点について紹介します。

  1. ヒューリスティックなアプローチも重要
    知的生産のアプローチには大きく、オプティマル、ヒューリスティック、ランダムがあります。
    オプティマルはコストはかかるが精度も高い
    ヒューリスティックはコストもほどほどにそこそこ精度が高い
    ランダムはサイコロを転がすようなもの
    成果を求められる時はオプティマルなアプローチで進めることが多いと思いますが、ヒューリスティックなアプローチで進めると思いもしないような案が出てくることもあります。また、オプティマルに比べてコストや時間もかからないので、ヒューリスティックに進め、クライアントや上司と会話をし品質を高めていくと言うこともできます。

  2. 知的生産のポイントは差別化
    皆んなと同じようなインプットを行い、同じようにロジカルに考えると当たり前のアウトプットが出てきます。ただし、クライアントも当然当たり前なことについては思考済みです。なので当たり前をアウトプットとして出すと、面白くないと思われてしまいます。
    ここで大事なのは、違う視点で見るとどうなるのか?ということを常に考え、皆んなと違う起点、アプローチをとることで、当たり前でない尖った成果を出すことができるということです。

  3. 帰納で証明できても、演繹で証明できないものにはブレイクスルーが起きる可能性がある
    本文の例が下記です
    帰納
    前提1 これまでギリシアで死ななかった人はいない
    前提2 これまでエジプトで死ななかった人はいない
    結論 人間はいずれ死ぬ
    演繹
    前提1 人間はいずれ死ぬ
    前提2 ソクラテスは人間である
    結論 ソクラテスはいずれ死ぬ
    演繹は前提が正しければ必ず正しい結果を出す推論ではあるが、帰納は前提が正しかったとしても必ず正しい結果になる推論ではないということです。(もちろんこれまで死ななかった人はいないですが。。)
    つまり帰納で証明できていたとしても、演繹で証明できないものであれば、何か解決策がある可能性があるという点が非常に面白いポイントです。

このように皆さんが知的生産を行う上で重要なポイントが99個も説明されている本になっています。
是非ご一読いただき皆さんが大事だなと思われたポイントがあれば是非コメントをお願いします!

ちなみに皆さんが読んで面白かった本はどんなものですか?是非教えて下さい!

それではまた。

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