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ロックみたいなもん。

※2024年1/11メルマガのバックナンバーです


コストコに半日いれることでおなじみのラッタです。

かれこれ10年以上、
インターネットで発信活動をしていて、

周りを見渡してみると、
「元バンドマン」とか
「ミュージシャンでした」って方が成功してる場合が多い。


これ、なんでなのかなー?
と思ってた時期がありまして。

そのときの暫定的な結論をシェアします。

(1度に書き切ると数万文字という
暴力的な長文になりそうなので細切れにキリのいいところで〆ます……)


まず、

パフォーマンス力と
ブランディング力。

これは言うまでもありませんよね。


ツアーでライブ回ったり
アウェイ経験が多かったマッチョ思考の方はとくに、

入った場所がどこであれ、
メルマガとかSNSとかの発信媒体で表現したり掻き回すことに慣れてると思うし、

それがおそらくトップくらい大きな要因。


これは言うまでもないので割愛して
それ以外のところで言うと、、


ロックが分かりやすいと思うんですが、

あの音楽って、
カウンターカルチャー(対抗文化)によって
ムーブメントが発生することが少なくないんですよね。

・「アメリカ中流社会の既成の文化がむかつく!」
→ ロック誕生&ムーブメント

・「ベトナム戦争を泥沼化させたアメリカなんなん?」
→ 若者のフラストレーションとエネルギーフル開放で伝説的ウッドストック・フェスティバル

・「プログレのメロトロンとかシンセサイザーとかの高級機材ってなんなん?
・「技術オリンピックかよ。ハードロックの速弾きブームってなんなん?」
→ ロックってもっとシンプルなもんだろうが!で70年代後期パンクロックの台頭

・「MTVとかLAメタルとかのロックを華やかにショーアップした感じなんなん?」
→ 速弾きとか、ファッションとか、尖ったギターとかいらん!音の重さだろ重さ!で90年代初頭ニルヴァーナの台頭


・・・あまりにも雑すぎるってか
厳密には語るべきこともっとあるけど、

超ざっくり言っちゃうと、
要は「既存のものに物申す!」を繰り返して
ロックみたいな音楽って進化&深化してきました。

(技巧競技化&商業化へのアンチテーゼから着火した
70年代のセックス・ピストルズと90年代初頭ニルヴァーナが、

イギリスとアメリカでそれぞれ時代を隔てて「ネバーマインド」って同じタイトルのアルバムでカウンターを仕掛けたの、なにか因果を感じるよね)


本当はアフリカンアメリカンが生み出したブルースのルーツやら、

エルヴィスが黒人を超絶リスペクトして彼らの音楽を完コピした背景やら、

そもそもロック自体が、カントリーとブルースをがっちゃんこしたり融合とサンプリングの歴史だよねやら、

語りたいことめちゃくちゃあるんですが、、、割愛。


とりあえず今日書きたいのは、
「カウンターカルチャー」って部分です。


古きよき時代から今までの、
いわゆるネットビジネスのムーブメントも、

基本的には「流行りもの」があって、
そしてそれに対して「いや違くね?」の繰り返しだったりします。

そして「いや違くね?」って言っていた側が市民権を得て
スタンダードになったころに反対側から揺り戻しが・・・ずっとこれ。

「楽して稼ぐ系」が流行ったら
「自力、本質系」が流行る。
そして流行りきったらカウンターで揺り戻される。


元バンドマンの人は、
このカウンターの当て勘が強い人が多い気がします。

たぶんロックがもともと「そういう」音楽だし、
ムーブメントと立ち回りへの感度が高いからなんじゃなかろうか?

というのが今の時点での僕の雑感です。

(なのでずーっと「自力、本質系」を語ってる立場の人でも、
上手な人はよく見ると
時代時代で少しずつ語り口や切り口を変えたりキャラ変したりしてます)


で、

ここまでロックとかネットビジネスのムーブメントについて書きましたけど、

僕はこれって大抵のことに当てはまると思ってて、

なにかが流行ったら廃れて、
廃れてたものがかたちを変えて
また流行ってを繰り返してる気がする。

(ジーパン→ジーンズ→デニムみたいな)


2023年って、
「癒し」がひとつのキーワードだった気がします。

興和株式会社が
「キューピーコーワヒーリング」なんて医薬部外品を出して流行ったり、

日本コカ・コーラが
CHILL OUTという逆エナジードリンクを出して流行ったり、

書店にも心の在り方系とか、
睡眠系の本が多く並んだりしましたよね?


個人的にもメンタルってものを考える機会が多かったです。


そして、流行ったからには
揺り戻しもあると思います。

メンタルの逆。フィジカルってことですね。


分かりやすいのは「お金」だと思いますが、

「心が豊かなだけじゃだめ。人生をより素敵に生きるには稼がないと!」

みたいな。

より肉体的なというか物質的なというか、
そういうものが注目される気がしてるんですけど・・・


・・・って、

ここまでで2000文字近く書いちまってる!汗


本当は、

「だからどうしましょう!」みたいなことを書いていきたいのですが、

(実際に「お金」を稼ごう!とか
実践的だったり具体的なコンテンツがより好まれそうだよねとか
そのあたりが結論に近いです)

そこはまたあらためることにします。


・・ひとつ誤解されないように補足すると、

「メンタルの時代は完全終了!
次はフィジカルいこうぜ!」

みたいなラジカルな話では全然ありません。


ムーブメントの特徴として、
前時代の要素のいくつかが
「新時代に継承される」ってものがあります。

完全破壊って見たことない。


ニルヴァーナの台頭で、
パンクがただリバイバルしたかっていうとピストルズのときとは違くて、

ニルヴァーナの音楽性が
よく「パンクとブラックサバスの結婚」なんて言われるように、
前時代に流行ってたメタルのヘヴィリフなど継承するところは継承してます。

(もちろん、曲によっては、
さらにもっと前時代にいたビートルズのDNAも受け継がれてます)


「その上で」リバイバルするんです。

ネットビジネス大百科の木坂さんの言葉をお借りすれば
「踏まえて乗り越える」ってやつ。


「メンタルはめちゃくちゃ大事。
”その上で”、メンタルを踏まえつつフィジカルへ」そんな感じです。

ちょっと高度な話かもですが、
これは意識して損することはありません。


・・・いや、いよいよ長いので、

中途半端で名残惜しいですがいったん〆ますね!汗


ではー

Have a Nice Day&Night!


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