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空とはなんですか? A.『空は無』

読み方は空(くう)です。同じ意味で使用されている別名は、「無」「ゼロポイント」「ノーシング」「なんでも無いもの」...etc。

正直な所、空については未知の領域のことを指して言っているので、絶対確実なことは何一つ言えないと思います。という建前を前提にしつつ、私の今思い描く空とはなんたるかを示したいと思います。以下、チャネリング混じりの文です。

空とは創られたものではない。物理的な物ではないし、エネルギーでも場でもない、領域でもなくて、そういう知識や知覚や、空想の及ぶ何かではない。そうではなくて、それらのベースにある無のこと。知覚し得ない領域を空と便宜上呼んでいるだけだということ。

空は無のことなんだけど、無を正しく認識するためには、無が何なのかを定義するというよりも、無以外を定義して、わざとずらして「今定義したものではないよね」という打ち消しのアプローチを使ってもっとくっきりさせたい。つまり逆説を使う。または、逆説でも上手くいかない時にはパラドクス(自己矛盾)を使う。パラドクスであれば大方のことは(仮に)説明が可能になる。
例えば、

  • デュアリティを定義して打ち消してノンデュアリティとする。

  • 分離の意識を定義して、反転させて反分離非分離の意識とする。

  • または非分離を定義し、自己矛盾を内包させて、それを解いていく形で分離の意味を形作っていく。(ゲームマスター達の醍醐味がここにある。)

空それ自体を定義するのが変な理由としては、それが底辺だから。根底だから、すべてを乗せたお盆だから。トレーだから。定義させない、できない、しない、ノータッチ、初めからそうしておけば誰も後から困らない。
これが核心。空のコア性。

空を最もフリーで無垢で素の状態にしておけば、その後派生する全てがその恩恵に預かれる、という荘厳な仕組みが、その全容。

空は未知それそのもののことなので一切の意味付けを、「受け付けるからこそ受け付けない。」意味付けをした瞬間にすでに既知の事になるので未知を見ている訳ではなくなる。

これがとても巧妙に出来ていて、誰も気づかないからこそ上手くいく仕組み。最初のまんま一切変更されずにきた唯一性のある仕組み。今後も変更できない。誰もしようとしない。核のこと。

誰も理解していないし、誰も理解ができない最高のもの。未知それが空。それで空には全てのことをキャンセルできるかのような無という働きが生まれるわけだ。無と言った属性があるかのように、派生したものからは恐れられる(笑)わけだ。(便宜上与えたキャンセルするという属性に、無という意味を与えている。その力を無と呼ぼうよと、誰かが言って賛同したということ。怖いというわけではない。)

意味付けを一瞬受け付けたかのように感じても、すぐにもうそこからなくなるのが未知である空。

空に特別な意味を付けない。

続きはこちらです。


「空」のスマホの例え話


「空」関連でお気に入りの例え話をシェアします。

スマホがあります。
真っ黒の通電した画面が「空」で、
タップすると明るくなり、何かしら意味のある画面が現れます。それが「識」です。
時計、文字、日付など意味のあるドット(光の粒)や背景画像という意味のあるドットが映し出された瞬間、そちらにフォーカスできるので黒い背景という「空」を見失います。
それは仕組み上当たり前のことですね。見たいものがちゃんと見れるように作ったから、そうできているだけのことです。
アプリがあるならば、そのアプリを起動でき、意味のある行為に没頭できます。そこで経験をします。
体験が終わり、スイッチOFFにすると、また黒い画面になり「空」に気が付けます。
その繰り返しです。

空は特に目指すべき何かではないといいますか、普通のこと、もっとも基本的なベース、背後にある真理、みたいなことでわかってしまえばなんだそんな感じか、で終わる内容だと思います。特にこれと言って感動する話でもないね、ということです。

ただ、空特有の特徴が識のソースだということで、識はまだまだすべて現れたわけではない=無限だから、ということです。クリエイターは既知の情報の二次創作だけをしていればいいわけではなくて、ソースである「空」のまだだれも表現したことすらない未知のものを生み出せるのは空(ソース)に直接アクセスするほかない、ということです。

AIはコピーを生み出せる仕組みですが、完全オリジナルを生み出すのは人がソースにじかにアクセスしてダウンロードする場合に限ります。

そこが大いなる違いになりますね。

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