短編 鈍感すぎて逃がした恋

このグータラ人間の成績は全くもって望み薄。
大好きな音楽でさえ1じゃないか!!
父に怒鳴られる
人生において最初の壁 高校受験を控えた中学3年生
「おれは授業が好きなんか言ってないよ!LUNASEAがすきんだよー!」
父の影響でLUNASEA一筋の れい少年
強制的に塾へ行かされる事に。
講師はみんな大学生
中3からみた大学生は大人も大人
名前を呼ばれるだけで 「すき」ってなる年頃である。
その時出会った 他中の女の子
なんともけばけばしいギャル
同中の女の子から話を聞けば
僕と同じ中学の男子が好き との事
「興味ねぇ〜」と思いながらも
その男子は僕の1番の親友。
こんな適当な奴には勿体ない!そう思ったのですが めんどくさい事には巻き込まれたくないのでスルー。
でも人懐っこいギャル
ただの友達程度には仲良くなり 仲のいい男の子 同中の女の子 ギャルと僕は
夜中までグダグダ喋るようになり(半分付き合わされてたけど)
僕は 純粋な疑問をぶつけた。
「ミニスカってさ そんなに短いと尻みえないの?てか それもう尻見えてね? 」
チャイナ服とか 体操座りしてはだけてみえてる
お尻の側面?わかりますか?わかりますよね?
あれはもうお尻ですよね?
今まで彼女などいなかった僕
デリカシーとか何も無い僕
「あーあーあの子が今までどんな思いでいたのかも知らずに、、、」
ん?どんな思いでいたのなんか分かるわけない
だって話されてないからね?
僕と仲のいい男の子
同中の女の子
そして、そのギャルはグルだった
ギャルは僕のことが好きだったらしい
僕はそこで学んだ
女の子の気持ちは一生理解ができない
男の子と女の子は
全く別の生き物なんだ。
そうして 勉強に励み
高校は無事に合格。
華の高校生。
底辺校故に ギャルがたくさん
そして、そんな中にも大人しい天使のような女の子がいて 入学から2ヶ月後
その子と僕は 夏にも負けないほどの
熱々カップルに。
だけどそれはレンジで温めた物のように冷めるのも早く
2ヶ月後には憎み合うほど仲が悪くなる。
僕はまた学んだ
毎日夜中までメールしてると
めんどくさくなってくる と

2次元の世界へ飛び込める日を夢見て
強く生きよう。