見出し画像

はじめて、地域と暮らす。

わたしはいま、和歌山市のはずれにある漁村集落に暮らしています。ぎりぎり和歌山、ほんのちょっといけば大阪、2府県の県境みたいな位置です。ずいぶん長いあいだ、集落にある祖父母が暮らしていた住まいが、空き家になっていました。パラオから帰国してしばらく、大阪で過ごしてから、ここに転がり込みました。

大阪にいるあいだは、随分ふらふらしていたけど、すてきな良い仲間に恵まれて、いろいろ話して遊んで、昼も夜も大阪のまちをたくさんぶらついて。ほんとうに楽しくて、嬉しい時間でした。

いま暮らしている集落は、海と山に囲まれた、いわゆる田舎です。歩いていけるコンビニやスーパーはないし、最寄り駅までは、5km以上の距離。集落の住人は、おそらく全員で20人いないくらい。大学生のとき、兵庫県の三田に下宿していたけど、田舎レベルはそれ以上。がちの田舎ってやつです。

ここでわたしが経験しているはじめては、地域と一緒に暮らすということです。

集落の自治会のメンバーになり、自治会費を納める(わたしは留守のときが多いので、集金係のひとに文句言われがちw)。回覧板を回わす(これもよく止めるので、注意されがちw)。そうじ当番がまわってきたら、ゴミ捨て場をそうじする。これもスキップは許されない(まぁ、たまに掃除しました感を装って、さぼるときもあるんやけどw)。年に何度か近くの神社でなにかしらのイベントがあり、参加と奉納を求められる。近所のおじさんおばさんに会えば互いに挨拶をし、なんてことない会話を交わす。ときに野菜や魚をくれたり、野菜づくりを教えてもらったり。たまに、さいきん畑行ってへんやろーとか言われるから、畑をさぼってるのもバレちゃう。

少しはなれた隣に住むじいさん(かなり腕前の漁師だったらしい)は、しょっちゅうわたしの家の壁を叩いてきて、元気かー?とか、まだ寝てんのかおまえー!とか言ってくる。わたしの祖父と親交があり、たぶんかわいがってくれているっぽい。隣のおばちゃんには、はよ洗濯もん入れやーとか言われたり。あとは、職住近接。職場のひとつが、家から車で5分という近さにあるのです。

今までの自分の暮らしでは、どれもほとんど経験のなかったことです。面倒に思う気持ちも少なからずあるけど、なんだかんだ嬉しい気持ちのほうが俄然大きいのです。

ここでの暮らしも2年目。
まだまだ、たくさんのことを楽しみたいです。

ちなみに我が家は、民泊の登録をしているので、ちょっとしたステイやワーケーションの場所として利用可能です!wifiやアメニティなども揃えています。暮らしの様子は、インスタにもアップしていますので、よかったらご覧ください◎
instagram @yamamis_wakayama

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?