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荷物を減らせ。身軽になれ。運命を受け入れろ。


私の旅の荷物は少ない。
二泊三日で、水を抜けば1キロ台だろう。
この無印のリュックの半分にも満たない。

コンタクトをしているが、コンタクト液も持ち運ばず、二泊までならコンタクトレンズ入れに液を直接入れてしのぐ。メガネも持たない。
一日目には速乾の服を着て、汗をかいたら手洗いして三日目にもう一度着る。
スキンケアとヘアケアは兼用(タマヌオイル一本のみ)。化粧落としも洗顔も持たない(2.3日くらいホテルの石鹸でええやん)。

という徹底ぶりだ。

私の荷物が軽いことに関しては、ただのライフハッカー気質の現れで、深い意味は無いと思っていたのだが。
先日の旅行で、同行者に、荷物が軽いことをめちゃくちゃ褒められた。
旅好きの彼からするとこれは本質的なことらしい。旅の伴侶として何かを見そめられたようだ。

たしかに、旅の伴侶なら、荷物が少ないほうが良さそうだ。

それは、変化への寛容さ、旅慣れさ、行動力、フットワークの軽さとシンクロしている。
日常から持ってきたものが少ない。非日常=例外を許せる。旅に前向きということ。

荷物の重さはそのまま、体の重さだ。

旅にドライヤーとコテまで持ってくような人と、確かに旅行したくないわな。
常に日常を引っ提げてて変化に不寛容そう。
(ホテルステイや逗留のような、移動の少ない旅ならそれでもいいけど。彼と私のような、アドリブ、コールアンドレスポンスでどんどん予定が変わる旅をしたいなら、荷物が多いのは不向き。)

ところで先日、私がソウルメイトに
「運命が来るのが怖い。何をして待てばいい?」
と相談したところ、
「部屋を片付けろ」と言われた。

掃除をしろ。ものを捨てろ。
そうしたら、磨き込んだ鏡にメッセージがあらわれる。
流れが良くなった部屋の中に、新しい風が届き、知らせを持ってくる。

実際彼の言う通り部屋を片付けたところ、部屋にかなり余白が空いた。
視界に余計なものが入らなくなり、雑念が減る。
すなわち脳の余白も増える。
それは、新しい運命を迎え入れるために、たしかに必要なことだろう。
増えた余白に、運命からのお告げが入り込んでくる。

運命を待つ人は、他にすることが無い。
ただ、流れに流されるという覚悟だけ決めて、部屋を磨いて、運命を受け入れるだけ。

それは旅と似ている。

ただ、流れに流されるという覚悟だけ決めて、荷物をまとめて、運命を受け入れるだけ。



渋澤怜(@RayShibusawa)

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