働き方改革とダイエットとボディメイクについての話
現在は様々な場所や場面で働き方改革が叫ばれています。
しかし、現状はあまり進んでいない印象を受けませんか?
特に自分が所属する教育界では、そのスピードの遅さが顕著ですし、変形労働制など問題をすり替えたと言われてもおかしくない状態です。
これはかなり危機的なことだと多くの人が感じているのではないでしょうか?
もちろん自分も同じ様に危機的な状況だと考えています。
というわけで、ここで自分なりの働き方改革について考えたことをnoteに書きたいと思います。
※あくまで個人の考えです。
働き方改革について
自分は本当の意味での働き方改革は、ボディメイクに通じると捉えていますし、ボディメイク的な思考で進めていかないといけないと考えています。
ボディメイクとは、単に体重を落とすダイエットではなくて必要な筋肉を残した身体づくりのことです。
自分は、臨機応変に動ける生産性の高い機能的なボディが今の学校には求められると思います。
ダイエットやボディメイクは、ここで一旦置いておいて、なぜこのようなことを考えたかというと、現状の学校はまさに身動きの取れない肥満体型だと思ったからです。
今の学校は、膨大に膨れ上がった業務で機動力を失い、何か問題が起きても俊敏に動けずに後手後手になってしまいがちです。
後手後手になることで、時には大きなダメージを受けたり、疲労したりします。
自分の目の前を見ても、そのダメージが着実に蓄積しているのは間違いありません。
しかし、新たな業務は年々増えています。
結果、また肥大化し、さらに疲労・消耗していきます。
増える業務に動けなくなり疲弊してしまった学校。
まるで脂肪をどんどん蓄えて動けなくなり、疲れやすい不健康な肥満体型のようですね。
でも、それを僕らは自覚してるんですよ。
どんどん増える業務は、自分たちの肥満体型を可視化してますから。
だから、このままじゃマズイ。
痩せなきゃ痩せなきゃと、、、
とにかく減らそう、減らそうと、、、
働き方改革が叫ばれてるのは、それを自覚してるからこそです。
ちなみに働き方改革では、さまざまなものを削減する方向へと向かおうとしています。
それは悪いことではないのですが、自分は、働き方改革を単に体重を落とすだけのダイエットと捉えるとそれもあまりよくないと思うのです。
普通のダイエットもそうですが、体重を急激に落とすと一緒に筋肉も落としてしまいます。
筋肉が身体を動かす上で重要なことは知っての通りですし、負担が大きく健康にもよくありません。
現状、体重を減らして身軽にすることは大切なのだけれど、何でもかんでも減らしてしまっては逆に動けなくなってしまいます。
そして何よりリバウンドしてしまう可能性も高いのです。
時代が変わり、学校はさまざまなケースに対応することを求められます。
減らした結果、地域や保護者の信頼を失ってしまい、そこから起きる問題やその対応で業務が増えて、また太ってしまう可能性もありえます。
このままの肥満状態ではもちろんよくないのですが、肝心な筋肉まで減らしてしまったガリガリの身体でも、肥満と同じように動けなくなるのではないかと思いますし、リバウンドの恐れもあります。
だから脂肪は削り落としながらも、必要な筋肉は残す必要がありますし、鍛えていかないといけない。
見た目のスタイリッシュさと機動力があれば信頼も得やすくなります。
そんなボディメイクしていかないといけない。
これが働き方改革を進める上での、自分が効果的だと考えるボディメイク的な思考です。
かと言って、具体的な方法や様々な問題における解決策は自分にはまだ思いついてないので、今後、具体的にできることを考えていかなくてはならないと思っています。
ここで現状にもう1度目を向けます。
理想はボディメイクだとしても、今行われているダイエット的な取り組みも中々進んでいません。
それは一般的なダイエットの難しさとも通じます。
体型というのは、今までの生活習慣をある意味で可視化させたものとも言えます。
特に今までの食生活や運動習慣の結果が如実に体型に出ます。
ダイエットに挑戦したことのある方は、分かると思いますがその生活習慣を変えることは並大抵のことではありません。
だから多くの人がダイエットに失敗をするのです。
学校も同じです。
肥満の原因は、行事や〇〇教育などをはじめ、よいと言われるものを沢山のものを食べ続けた完全なカロリーオーバー状態。
〇〇教育のそれぞれに効果はあるはずなのですけれど、あまりにも食べるののが多すぎる。だから効果どころか弊害すら見えるようになってきました。
食べ物も栄養があるからと言って何でもかんでも食べてしまったらどうなるか分かりますよね。
現状はその結果だと言えます。
で、食べなきゃいいんですけど、一度習慣になってしまったものは中々崩せないし、崩すのが怖い。
なんだかんだ言い訳を作って、自分たちを納得させて食べてしまうのです。
また何か問題が起こってしまった時に、そこを原因として捉えてしまいがちで減らすことに踏み出せなくなってしまいます。
これは当たり前のことですが、人には好みがあります。食べ物も同じで、それぞれが食べたいものが違います。学校はそれぞれが好きなものを選んで食べることを認めるような組織ではありません。同質性や協調性を求める現場もあり、一人の思いや考えだけでは、断れないものも確実にあります。結果、必然的にみんなが全ての料理を食べるようになります。
また、自分自身で料理を作ってしまえば、その料理を多くの人に食べて欲しいし、伝統料理として残していきたいと思うのが人間の心理ではないでしょうか? 食べるものが減らない原因はこんなところにもあります。
そうこうしてるうちに、また新メニューが食卓に並びます。
国が用意したメニューに拒否権なんてなくて、また太っていく。
例えば、プロ〇〇〇〇グとかですね。
本来なら一つ増やしたら、一つ減らすのが大事です。今までやってたものも本当にそれが必要なのか、時間を確保して議論すればよいのでしょうが、やることが多すぎてその時間も充分には確保できません。
で、新しいことには時間だけではなくて、もちろんエネルギーを使います。
先ほどのプロ〇〇〇〇グでも導入するにあたっては、自分たちの実態に合うように調整するエネルギーがいるし、新しく何かを失くすための議論にもやはりエネルギーを使います。
そこに踏み出す人が少ないのも完全にエネルギー不足というようにもとれますし、教師における筋肉とも呼べる『授業力』を養うための学校研修ですら、形骸化しがちなのは、そこを変えるエネルギーすらも残ってないんじゃないかとも考えてしまいます。
そして現状維持が一番ラクなのは言うまでもないことです。
うまくダイエットに成功した事例が他校にあったとしても、学校はそれぞれの学校によって実態の違いが大きく、その事例がそのまま生かせなかったり、成果が得られなかったりすることもあるのです。
これなんかも実際のダイエットと共通しますね。
かなり散らかってますが、ダイエットですら上手くいってない現状の中でボディメイクをするなんてかなり難しいと思います。
特に組織のボディメイクは難しいです。
ボディメイクにはダイエットよりも手間や負荷がかかりますからね。(筋トレなど)
ダイエットじゃなくてボディメイクをしたい人
ボディメイクじゃなくてダイエットをしたい人
現状維持でいい人
痩せることを諦めた人
逆に太ってもいいと思ってる人
言い換えると、変わるためには手間を惜しまない人、変わりたいけど手間はかけたくない人、変わりたくないし、何にもやりたくない人など、細かく分けるとさらにいろんな思考の人がいます。
だから組織における現状の最適解としてダイエットを進めてるんだと思います。
しかし、やはり自分はボディメイクを求めていかなければならないと思います。
組織の前に、まずは自分自身の仕事のボディメイクから進めていく。
自分のコントロールできる範囲で食べないものをしっかり決めて、必要な筋肉を鍛える。
もちろんラクじゃないですが、それが自分のためにもなると思いますし、組織にとっても大事だも思います。
組織のボディメイクは、そんな個人の取り組みから進んでいくと思います。
自分は、個人→学年や分掌→学校全体へと広がることを信じてます。
その土台として実際に一緒に体型を整えるのもありかもしれませんね。
実際にボディメイクやっていれば、その思考は仕事にも繋がるかもしれませんし、エネルギー溢れる健康な心身は必要ですので。
最後に
今回の働き方改革とダイエットとボディメイクについての話はあくまで自分の考えであり、偏った考え方かもしれません。
また具体的な案もなく、文章も散らかってしまっています。
しかし、敢えて書くことで改めて、働き方改革について考えてみるなど、何かしらのプラスがあることを願って終わりとさせて頂きます。
長文読んでくださり、ありがとうございました!
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らいざ
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