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コモンズ投信を知ってますか?(ザ・2020ビジョン編)

こんにちは。プライベートバンカーT&Sです。

きっと貴方も熱狂的なファンになれる!

そんな魅力あるファンドを2つご紹介します。

それはコモンズ投信が手掛ける2つのファンド『ザ・2020ビジョン』と『コモンズ30ファンド』です。

コモンズ投信をご存知ない方は、下記をご覧戴けると理解が深まるかと思います。

それでは『ザ・2020ビジョン』の月次レポート(2021.05.31作成)から見ていきたいと思います。

まず1ページ目ですが、最高運用責任者である伊井哲朗氏のコメントでレポートが始まります。

そこでは世界の景気回復期待と米国におけるインフレ懸念と長期金利上昇に揺れるマーケット環境で、F&LC(スシローグローバルHD)株式の買い増し報告がされておりました。現在はワクチン接種の進展を視野に入れて攻めに転じているとの事です。

この最高運用責任者である伊井氏のコメントは、現在のマーケット環境やファンドの状況がとてもイメージしやすく、月次レポートを読む上で楽しみなコーナーの1つではないかと思います。

そして、いよいよ2ページ目からファンドの運用実績になります。

投資家の皆様が最も気になるであろう基準価額の推移が、大きなチャートで掲載されており、5月末の基準価額は24,272円となっております。

設定来(2013.12.27)の騰落率は145.88%であり、特にFUND AWARDで優秀賞に輝いた2020年の運用実績は、コロナ・ショックを起点に右肩上がりであることがわかります。

過去1年の騰落率では40.52%と凄まじい実績を残しており、まさに2020年の『変化』を見事に捉え、実績を残した素晴らしいアクティブファンドだと思います。

ちなみに純資産総額は68.1億という事で、まだまだ小ぶりなファンドという印象です。

そこは直販をメインとした独立系の運用会社らしく、販売会社はNet証券を中心に10社程度となっています。

私はおそらく、この部分がコモンズ投信の今後の課題ではないかと勝手ながら考えております。

ただし販売会社の選定においては、コモンズ投信の“こだわり”もあるようです。

以前、私は伊井氏との面談で販売会社を増やすことに対して、とても慎重姿勢であることを知ったのです。

それは日本の多くの販売会社(いわゆる銀行や証券会社)は、まだまだ長期投資を基本とすることができておらず、乗り換えなどによる販売手数料が営業員の評価であるという事の問題です。

その場合、キャンペーンなどで瞬間的に純資産総額が増えたとしても、株価の上昇局面では、一気に利益確定の売りが増加してしまうというリスクもあるという事になります。

つまり長期投資を基本とするコモンズ投信にとっては、出入りの激しい資金は必ずしも喜ばしい資金ではないという事であり、純資産総額より大切なものがあるということになるのです。

一般的にに投信会社は純資産総額が多い方が受け取る信託報酬も多くなり、『いかに売れる商品を作るか』という事に注力しがちです。

まさにテーマ型のファンドなど、その最たるものかと思われます。

しかし本来あるべき姿は『いかに喜んでもらえる商品を作るか』というところにあるのだと思います。

『売れる商品』と『喜んでもらえる商品』は必ずしもイコールにならないものであり、投信会社としてのプライドが見える部分でもあります。

まさにコモンズ投信は投資家の皆様に喜ばれるファンド作りに、全集中している運用会社であると言えるでしょう。

そして組入は東証一部を中心(74.8%)に、マザーズ(14.5%)、ジャスダック(9.1%)、東証二部1.3%という市場別比率になります。

特に業種による偏りはなく、国内企業を50社程度厳選して運用されております。

その運用方針には『変化』というキーワードが重要であり、マネジメントが変化した企業や、時代の変化に対応できる企業で且つ、株価が割安な企業に投資をするという目的を持ったファンドになります。

例えば運用報告動画では、組入上位10銘柄の1つであるリクルートHDの『変化』についてアナリストの原嶋氏よりコメントがされています。

このリクルートHDは本年4月より、代表者が出木場氏に変更したようです。40代の非常に若い経営者で、CMでお馴染みのインディード社(米国)を発掘し完全子会社化した凄腕の社長だそうです。

その出木場氏の掲げる経営戦略は『仕事探しを簡単にする』であり、SaaS(Software as a Service)を駆使したテクノロジー企業と変貌することが期待されるとの解説がありました。

まさに『変化』する企業へ投資する代表例ではないでしょうか。

尚、月次レポートに運用報告動画のリンクが貼られているのもコモンズ投信の特徴であり、毎月ファンドマネージャーやアナリストの声が聞けるのは非常に贅沢な事だと思います。

いかがでしょうか?

コモンズ投信という会社が面白くなってきましたでしょうか?

次はいよいよコモンズ投信の旗艦ファンドである『コモンズ30ファンド』のご紹介です。

その前に、熱くなり過ぎましたので、ひと休憩したいと思います。

少々お待ちください♪





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