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定年! どうする?

読みたい俳人の句が掲載されているので、『俳句』4月号を購入しました。

Amazonで注文し、発売日に到着しました。さすがに出版社、流通のお仕事のすばらしさを実感します。

封筒から出してみて、はじめて気付いたのですが、今号の特集は「定年後からの俳句人生」で、偶然ですが今年定年を迎えるRCのためにあるような特集です。

もともと俳句総合誌の特集はあまり読まないので、気の向いたときにでもゆっくり読んでみますが、一般的に言えば、こういうときに定義される「定年」とは、「リタイア」という意味だと思います。

国の施策として、従業員が希望すれば定年後の再雇用が義務づけられ、すぐにはリタイアしない生き方が普通になっています。これには、年金受給年齢の問題や、医療の進歩で平均寿命も健康寿命も延びてきていることがあるのでしょう。

また、再雇用ではなくても、何らかの仕事を続けることが経済的に必要な方が多いと思います。

昔の武士のように、40代で隠居、なんてことはないわけですね。

注意したいのは、職業や勤め先により、この状況はかなり変わることですよね。

自営業、自由業の方々のリタイア時期は、健康状態や経済状況、家族状況などによりますし、農業、漁業の方々は、また状況が異なると思います。

お勤めの方も、その組織の規模、業種・業態などにより、定年後の職業生活はかなり変わるのではないでしょうか。

NHKの朝ドラ「舞いあがれ!」では、高齢の超ベテラン社員の技術が会社を支えている製造業の様子が描かれていました。職人的な業務では、仕事は技術者をおいそれとリタイアさせてくれないわけですね。

そういえば、「毎日が日曜日」という台詞をこのごろあまり聞かなくなりました。完全リタイアは、夢のまた夢、という世の中になってきたのでしょう。

フルで仕事をしていれば、しょっちゅう句会や吟行に出かけるわけにはいきませんし、勉強の時間も限られています。体力的にも、あまり無理はききませんしね。

RCも、定年後には句会三昧、とはいかないでしょう。

でも、高齢の方にはその時期でなければ読めない句というものもあるはず。枯れてくる魅力というか、ものの見方がますます深まってくるわけですね。

そんな中で、どんな俳句生活を目指せばいいのでしょうか。

さあ、定年後、どうする?

明日も素敵な季語との出会いがありますように。

RC



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