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古材・古物の循環のためなら

こんにちは!スタッフの佑子です。
また更新期間があいてしまいましたが、気にせず前回に引き続きInstagramの投稿からピックアップしてご紹介します◎

今回は、レスキュー・古材管理・製作を担当しているなかじさんの投稿です。
お話はレスキューのことですが、今回伝えたいのはこのとき一緒にレスキューに行ってくれたサポーターズの2人、「草間くん」「大ちゃん」のこと。(上の写真右下が草間くん、左上が大ちゃん)
この2人がサポーターズとしてリビセンに関わってくれて、その後どんな道を歩んでいるのかもご紹介します。

なかじさんの投稿

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こんにちは!レスキュー担当のなかじです。
今回ご紹介するのは先日伺った、諏訪市のお家。

昔は天然氷の製氷業をしていたそうです。
冷蔵庫の普及とともに製氷の需要が減り、錦鯉などの飼育・販売業へと移ったものの、そちらもそろそろ閉める予定との事。

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10年くらい前には道路整備に伴い、離れのお蔵を解体。
解体後の古材やお蔵の中のものをとっておいたそうです。
長年とってあったものを可燃ゴミ値上げ(諏訪市)の前に廃棄しようとお片付けを始めて、ご連絡を下さいました。

元々お蔵の中に仕舞ってあった、製氷事業をしていた頃の氷バサミや金魚のプリントされた棚、床板などなど。

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1度目は軽トラ2往復分、2回目はキャラバンと、合計車3台分のレスキューをさせてもらいました。

1回目は先日インスタにも投稿してくれたサポーターズの草間くん
2回目は同じくサポーターズの大ちゃんと伺いました。

実は2人ともリビセンみたいに古材・古物の循環をさせたい!
と勉強がてらリビセンに長期でサポーターズとして関わってくれていました。

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日々の業務を手伝ってもらえて、こちらとしても嬉しいのですが、こんな時、リビセンは日々の業務運営を特に隠し事なく伝えるだけでなく、経営相談まで受けちゃうんです。
これって改めて考えるとすごい事だな〜
とも思う一方、それだけ古材・古物の循環ってまだまだ大変な部分もあるし
それを頑張ってくれる人が増えてほしいという東野さん達の気持ちなんだと思います。

2人ともありがとう!

がんばれーーー!!!
がんばろーーー!!!

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2021.04.11 リビセンInstagramより
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大ちゃんのその後

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群馬県前橋市で「ひの芽」という屋号の、古材と古道具を循環させる活動をスタートしました!
実店舗は持たず、出店やオンラインストアでの販売を主軸としているようです。

ひの芽(ひのめ)という名前は、

お家に眠る想い出の品々が
もう一度日の目を見て、
新しい土地で芽吹くように

という思いでつけたそう。
いつもニコニコ穏やかで優しかった大ちゃんらしい、優しさあふれる名前です。

リビセンと同じように、古道具にレスキューNoをつけて紹介している投稿を見ると、とてもうれしくてリビセンの活動が広がっているのを感じずにはいられません。

大ちゃんにはしばらく会えてないけれど、この間はお母さんがフラリとリビセンに遊びに来てくれました!
お母さんはリビセンに来たことがないのに、「息子から聞いていて、近くまで来たんで寄ってみました」って本当に突然来てくれて、しっかりリビセンを楽しんで古道具やリビセングッズも買っていってくれました。

ありがとう!お母さん!
大ちゃんのお母さんらしい、穏やかで優しそうなお母さんでしたが、さすがの行動力です。
今度はぜひまた大ちゃんと一緒に遊びに来てくださいね!


草間くんのその後

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埼玉県川口市に「senkiya ATONIMO」という古材と古道具のお店をオープンしました!
senkiya」と聞いてピンと来る方もいるかもしれません。
同じく川口市にある、カフェであり雑貨店でありギャラリーでもある、とてもすてきなお店。
同じエリアには様々なクリエイターが工房や工場などを構え、ひとつの小さな街のような空間です。

そこを運営しているヒデさんが、もともと仲良しだったリビセン代表の東野さんとかなこさんに「リビセンのようなお店をやりたい」と相談しにきてくれたのが、ATONIMOのはじまりでした。

草間くんは、ATONIMOのたった1人のスタッフとして、リビセンに研修に来てくれていたのです。
みんなにいじられ愛されまくった草間くん。
川口に帰ってからは、ヒデさんと二人三脚でATONIMOをつくりあげ、無事オープンしました!

ATONIMO(アトニモ)という名前は、

そのお家で使ってもらって役目を終えたあとにも、誰かに愛され続けてほしい。

という意味を込めて、古いものをこよなく愛するヒデさんがつけたもの。
愛情たっぷりです。その愛情を草間くんもしっかり受け取ってるんだなぁとお店に行くと感じます。

最近は朝日新聞にも取り上げられ、レスキュー依頼も急増しているそう◎
コンビニ跡地のATONIMOと同じ建物には、カフェやレコード店・銘木店も並んでいて、senkiya同様とても楽しい場所になっています。
お近くの方は、ぜひ遊びに行ってみてくださいね!

そしてこのATONIMOのオープン、実はリビセンとしても新しい取り組みのひとつだったのです。

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それは「SUPPORTED by リビセン」というもの。
リビセンが開業から現在にいたるまで、サポートという形でノウハウを伝えたりアドバイスをさせてもらっているのです。
今までも「リビセンみたいなお店をやりたい」と相談を受けてはいたけど、なかなかできていなかったのがやっとできるようになった第一歩!
これからこのサポートの仕組みをつくりあげ、どんどん「SUPPORTED by リビセン」のお店を増やしていきたいな!と思っています。

何はともあれ、草間くん・ひでさんオープンおめでとうございました!
これからも一緒にがんばりましょうー!また遊びに行きます!


古材・古物をもっと循環させたい

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大ちゃんと草間くん、ちょうど同じ時期にサポーターズとして長期でリビセンに関わってくれて、それぞれ形は違えど古材と古物を循環させるお店をやっています。
それは、リビセンにとってはレスキュー仲間が増えたことにもなるのです。

日々レスキュー依頼をもらっていても、遠くまで引き取りにいくのは難しく、お断りすることも多いのが現状。
でもこうやって仲間が増えたことで、埼玉からのレスキュー依頼があったら「ATONIMO」を紹介し、群馬からのレスキュー依頼があったら「ひの芽」を紹介することができるのです。

こういったレスキュー仲間が全国に増えたらいいな、そのための活動が「SUPPORTED by リビセン」なのです。
もちろん大ちゃんみたいにサポートとかなくてもいいし、今でもすでに頼もしいお店がたくさんあります。
特に知り合いのお店じゃなくても、お近くにこういうお店もあるみたいですよ、とご紹介させてもらうこともあります。

でもまだまだ足りない。だからもっと増えていくお手伝いをリビセンはしていきたいと思ってます。
今日も、地元でリビセンみたいなことをやりたい、とサポーターズの子が来てくれています。
リビセンスタッフの中にも、いつか自分もリビセンやるんだと考えてる人もいます。

何年後か何十年後か分からないけれど、そんな人たちのお店が全国に増えて、古材と古物が当たり前に循環している、そんな景色があちこちで広がってほしい。
こうやってnoteを書くこともそのための大切な一歩。
一歩一歩、少しずつでも私たちが見たい景色に近づきますように。


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