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歳を重ねてからの習い事は、子どもの頃とはまた違う。

あまり周りの人には話していないことなのですが、去年の4月からペン習字の習い事を始めました。

字が汚いことが本当にコンプレックスで。「書く」という行為に対するストレスがすごかったです(それはもう書類を書くたびに実際に叫び出してしまうほどには)

このコンプレックスがいつから生まれたものなのかと言うと、中学一年生のとき。
小学生の頃は特に字を書くことに対するコンプレックスは無かったと思うのですが、中学受験をして入った学校の生徒が、それはそれは綺麗な字を書く人たちが多くて。(正直言ってあれは、今の自分からしても綺麗すぎる、なんなんだ、うますぎだろう)
習字の時間に周りの人たちに字を見られるのが嫌で嫌で仕方なく、さっ!と書いては、提出をしていた。
それ以来、人に字を見られることが嫌いになり、どんどん苦手意識がつきました。苦手だと思うからこそなのか、字が綺麗になることはなく、いつまでたっても汚いまま。
「字の汚さは問わないので、丁寧に書くこと」と、但し書きがある学校の書類を、嫌々ながらも真剣に丁寧に書いて提出した際には、担当の職員から「もう少し綺麗に…」と言われたほど(もちろん心の中で、問わないんちゃうんかい!!と全力で叫びました。)

とまあ、字を書くことに関するストレスだけで、ハゲてしまいそうだったので、「えいや!」と一念発起。ペン習字を習いに行くことに。
知り合いの紹介で近所の教室に通ったのですが、これはこれは丁寧に教えてくれる素敵な先生で。
褒める褒める褒め殺し。
「西村くんは字が綺麗よ〜」
そんなことを言われたことがこの人生であっただろうか?(もちろんない。)

大学生にもなると、なかなか習い事をする時間も取れないけれど、ペン習字は本当に始めてよかった。
正直まだまだ汚いままではあるけれど、格段に上手になった。
なにより、そうやって褒めてくださることで、字を書くことに対する抵抗感がなくなった。これは画期的なことで。人生に対して前向きになることが出来た。(これは決して大げさなことではなく、字が汚いことによる生き辛さは、きっと当人じゃないと想像できないぐらいに大きいです※西村的見解)

字を書くことが楽しくなったというのが、習い事を始めたことによる一番大きな効果です。
が、それだけではなく、この歳になって誰かから丁寧に教わる機会が得れるというのも大きかったですね。

この歳と言っても、22歳。まだまだペーペーにすらなれていないようなものですが、それでもやっぱり誰かから教わる経験は昔に比べると減ってきている。
これからはさらにそういった機会も減っていく。
だからこそあえて継続的に習い事をし続けるというのは、大人になってからこそ必要なのかもしれないなぁとも思います。

新年明けまして、何か新しいことをやってみたいなと思っている人も、何か習い事を始めてみるのも良いかもしれません。(ペン習字はとてもおすすめですよ〜)

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