中島太地@身体研究家

身体研究家の中島太地です。 身体について日々熟思しています。 webサイトは http…

中島太地@身体研究家

身体研究家の中島太地です。 身体について日々熟思しています。 webサイトは https://re205.com(現在メンテ中) note相互フォロー大歓迎。

最近の記事

真夏に16km歩いて温泉に行ってみた。

バスサンドに憧れて 去年の夏、16km歩いて温泉に行ってみました。 帰れマンデーという番組で山奥まで歩いて温泉にいく企画をやってるんです。 これが面白そうだなということでやってみました。 選んだ温泉はこちら天拝の郷 https://tenpainosato.com 歩いた記録これがそのときの記録です。 やってみた感想最高気温36.4℃の猛暑日のなか、よくもまあ歩きましたよね。 途中何かしらのイベントは特になく、くるしい顔しながら歩くだけ。 その姿はさながらウォーキ

    • アクションゲームとかFPSやる人たちに朗報。知らないうちに頭が活性化してますよ。

      ゲームをよくやる人に朗報です。どうやら暴力性の高いアクションゲームをすると、脳の覚醒効果が高まるらしいんです。 これは暴力的なシーンが脳の警戒レベルを上げるからだそう。 危険な状況を生き抜くために動物に備わった機能だと言えますね。 これにより集中力が高まることに繋がります。 どのくらいプレーするとこうしたゲームを10時間ほどプレーすると画面上での計算能力を高め、標的に集中する能力が高まるそうです。 誰もが経験するプレーの上達にもこの働きが関わっているのですね。 ち

      • 復習をすると数カ月後に思い出せる項目が3倍になるという話

        にんげん日々勉強ですが、覚えたものはなるべく定着させたいですよね。 読書家の方々が異口同音に仰るのが、再読したほうが良いということ。 おさらいは学習や記憶の定着には欠かせません。 ではどのようなおさらいをすると良いのか、 スタニスラス・ドゥアンヌ『脳はこうして学ぶ』森北出版(2021)からひとつ参考になる部分を見つけました。 数日、数週間の記憶ならそれによると、数日ないし数週間の記憶であれば1週間ほど毎日おさらいする必要があります。 基本的には、記憶を保持したい期間

        • 【人間の可能性】雑巾2枚で歩き方を変えることだって出来るんです。

          トレーナー相手のお仕事 僕は同業のトレーナーさん相手にもセッションをします。 その場合のセッションは基本的に座学。 ご自身のトレーナー活動の中で疑問があればそれをテーマに、特にテーマを設けない場合には僕が主導します。 つい先日行ったセッションでは、「歩行を改善するにはどうするか?」が挙がりました。 歩行中、足が外から回ってくるお客さまにどうアプローチするか、です。 後日、そのトレーナーから連絡が来ました。 どうやら上手くいったようです。 セッションの中で話したこと

        真夏に16km歩いて温泉に行ってみた。

          思い出の曲Won’t be long / バブルガムブラザーズ

          2018年12月7日金曜日。 僕はその日、Zepp Fukuokaのこけら落とし公演「SMAのド自慢」に来ていた。 SMAつまりソニー・ミュージックアーティスツの面々がのど自慢という形で自分の歌と自分以外の曲を歌うという企画。 そのなかで僕に一際刺さったのがケミストリーの2人とTHEイナズマ戦隊のボーカル上中丈弥によるWon’t be long / バブルガムブラザーズだ。 この歌が宴のラストを締めくくる曲だったからなのか、それまでMCとして皆を笑わせてきた上中丈弥のカ

          思い出の曲Won’t be long / バブルガムブラザーズ

          『生きていること 動く、知る、記述する』 読書録#2

          『生きていること 動く、知る、記述する』 左右社 2021 著 ティム・インゴルド 訳 柴田崇/野中哲士/瀬古仁志/原島大輔/青山慶/柳澤田実 『動くこと、知ること、そして記すことは直列につながれる別々の操作ではなくて、むしろ同じプロセスの並列した複数の側面であり、生そのものに他ならない』 生きていることも動くことも知ることも記すことも、静止した世界での振る舞い方ではなくいずれも常に進行中の過程と言えます。 我々は世界を静止させる操作に長けており、それが正しくなるように

          『生きていること 動く、知る、記述する』 読書録#2

          『脳はこうして学ぶ』 読書録#1

          『脳はこうして学ぶ : 学習の神経科学と教育の未来』 森北出版 2021 スタニスラス・ドゥアンヌ 著 松浦俊輔 訳 中村仁洋 解説 注意、能動的な関与、誤りフィードバック、定着。 著者はこの4つの因子を学習の4本柱に位置づけます。 そこでは乳幼児に備わる優れた脳機能と教育者として大人が取るべき態度なども合わせて、なぜ今のところ人間はAIよりも効率的に深く学習できるのかを最新の研究を元に解説しています。 その他、新たな仮説ニューロンリサイクル仮説や記憶を定着させるにはど

          『脳はこうして学ぶ』 読書録#1

          個人的な読書法・読書観

          僕はどちらかと言えば記憶力が良いほうだ。 記憶というと一般には記銘・保持・想起からなるけれど、僕は記銘はそこそこで保持・想起に長けてると感じている。 基本的に学びは本から得ているのでその本の読み方に関係しているのかもしれない。 ということで一応その読書法というか読書観のようなものを書き出したいと思う。 1.並行して読むこれは一度に複数の本を並行して読むというだけではなく今読んでる本と別の本を頭の中で読むという意味もある。 読書をしていると頭に別の本が浮かんでくること

          個人的な読書法・読書観

          ポパイはホウレン草の抽出液を飲んでいた?

          ホウレン草を食べてパワーアップ。 言わずとしれたアメリカ生まれのキャラクター、ポパイの特徴です。 ホウレン草を食べて、というよりむしろ飲んで超人的なパワーを手にするというのはフィクションの世界だけで成り立つもので、普通に考えれば現実的ではありませんよね。 しかしいくつかの研究によると、パワーアップをするのにホウレン草は絶妙なチョイスであることが分かりました。 ホウレン草は筋肉の増強に効果的例えばストックホルムのカウリンスカ研究所によると、ホウレン草に豊富に含まれる硝酸

          ポパイはホウレン草の抽出液を飲んでいた?

          利き手とシングルタスク・マルチタスクの関係

          めちゃくちゃ久々の更新になります。 というのも、現在自分のウェブサイトに一応の本職であるパーソナルトレーナーとして「痛み」に関連する記事を書いておりまして、そちらばかりに気を取られていたといった次第です。 また、Instagramにも個人的にオススメの本などを紹介しだしたりしてるので、興味のある方はぜひ。 こうして一度に複数のことをしようと思うと、どれかひとつは上手くいかないのが僕でして、いわゆるシングルタスク型なのだと思います。 そういえば以前読んだ本によれば、シン

          利き手とシングルタスク・マルチタスクの関係

          早朝と深夜どちらの時間帯の運動が効果的か。

          健康を維持するためにも、頭を活性化するためにも、運動は欠かせないものです。 でも日中忙しくしている人が多い現状で、運動に割ける時間というと朝か夜ですよね。 となると気になるのは、朝にやったほうが良いのか、夜にやったほうが良いのか、というところです。 これに関して代謝的な側面と主観的評価を調査したデータがあります。 早朝と深夜どちらが効果的で辛くないのか調査では、早朝または深夜のランニングではどちらが有酸素能力を向上かつ脂肪を燃焼させ、どちらが辛くないのかを明らかにしま

          早朝と深夜どちらの時間帯の運動が効果的か。

          筋肉痛のときの運動って良いの?

          運動は筋肉の炎症を軽減させる 「筋肉痛のときは運動しない方が良いですか?」 この仕事をしているとよく聞かれます。 これに関しては未だ確固たる答えはでていないといったところ。 一般的に筋肉痛というのは炎症反応ですので炎症処置は『安静』が基本。 ですがアメリカのデューク大学の研究チームの発表によると、「運動は筋肉の炎症を軽減させる可能性がある」らしいのです。 この研究は慢性炎症について言及したものですが、もしかしたら運動後の遅発性筋肉痛にも関係するかもしれません。 I

          筋肉痛のときの運動って良いの?

          生活強度が低下すると骨強度も低下する。

          自粛生活が長引くと、どうしても生活強度が低下してしまいますよね。 そうなると筋力の低下や体重の増加などが危ぶまれるわけですが、骨強度も忘れてはいけません。 人間の骨は絶えず形成と破壊を繰り返しているんですが、そのメカニズムには一定の法則、仮説があると言われています。 それがWolfの法則とメカノスタット理論です。 Wolfの法則Wolfの法則というのは、「骨はそれに加わる力に抵抗するのに最も適した構造を発達させる」という骨発達の法則なんですね。 メカノスタット理論骨

          生活強度が低下すると骨強度も低下する。

          ドウシシャのカモメファンは本当にやわらかい風を送ってくれる扇風機。

          一昨年の夏。 僕は一度も家でエアコンをつけませんでした。 エアコンをつけようものなら室外機が爆音でキーキー鳴るんですもの。 つけられるわけがありません。 修理に来てもらえばいいものの、これもひとつの経験かと思ってエアコン無しでひと夏を過ごしました。 僕の家にはスピーカーが8個あるんですが、それらに音を流すAVサラウンドレシーバーが尋常ならざる熱をもつという特徴があります。 デスクトップPCがあってそれでTVや映画を観ていたので、それもまた熱源に。 ただでさえ暑い

          ドウシシャのカモメファンは本当にやわらかい風を送ってくれる扇風機。

          筋肉を維持するには最低限どれぐらいの運動が必要?

          一週間のうちに何回か運動できる時間が取れればいいけれど、 忙しくてそうもいかないなんてこともありますよね。 または、 なるべく少ない頻度で健康を維持したいなんて人もいるでしょう。 ここから導き出されるのは「せめてどのくらいの運動をしたら最低限の筋肉を維持できるのか?」ということ。 それについての研究によりますと、 少なくとも若年層では十分な強度でトレーニングできていれば、1日10〜30分程度の運動を週2回でも持久力を15週ほど維持できることが分かっています。 ま

          筋肉を維持するには最低限どれぐらいの運動が必要?

          面白そうなのに期待を裏切ってきた映画たち。

          今日も映画をご紹介致しますね。 今回は期待を裏切られた映画ですね。 期待とは裏腹に面白くなかった映画ですかね。 映画を選ぶときって好きな監督、脚本家、役者さんだったり制作・配給会社で選ぶと思うんですけど、全く知らない人たちであれば、予告編とかポスターだったりあらすじ、設定で選ぶと思うんですね。 そうなると、そこに期待するしかないんですがその期待を裏切られたというような作品たちです。 面白くない映画を紹介するとは何事かと思われる方もいるかもしれませんが、面白くない映画

          面白そうなのに期待を裏切ってきた映画たち。