もったいないの基準

いきなりのタイトルでビックリしたかもしれませんが

みなさんは「もったいない」の基準を考えた事ありますか?

私も考えたことはありません。

もったいないという前に
「使わないと」もったいないと考えています。

言葉遊びではないですが
もったいないの前に何か一言付けてみていうのはいかがでしょうか?

そうすると自分がどうして「もったいない」かを位置づけることができるかもしれません。

もったいないの基準は人それぞれです。

・高かったから
・もらったから
・思い出があるから

このような思い入れがたくさんあると思います。

でも、整理収納アドバイザーの基本には
「モノの本質を知る」ところがあります。

ただ「もったいない」だけでは済まない
その「モノ」の本質を見極めないと
それこと「もったいない」と思うことが「もったいない」です。

ある日、家族に言いました。
たくさんある本たちのことを本人は「もったいない」と感じるそうなので
大事にして使っている書籍に対して
「これを捨てるのはもったいない?」
「もったいない!!」
私は、大事にしている本はもったいないとわかります。
けど、他にある本の「もったいない」とどう違うんだろう?と感じました。

本人もそれを聞くと
「確かに」と不思議そうに答えていました。

人の気持ちというのは本当に難しいものですね。

ここで、気になって
広辞苑で調べてみました。

もったいない【勿体無い】
もったいなし
(物の本体を失する意)
(広辞苑 第6版より)

あらら・・・。
本体を失するってなくなっていませんか?

これについてはみなさんどう感じますか?

さらに
「勿体」の「勿れ」の漢字にも焦点あててみましょう。

「勿れ」
動作の禁止に用いる語。
~するな、ということですかね。

物体(ぶったい)の無いことはするな。ということでしょうか
みなさんは、どう解釈しますか?

私も今回、この言葉についてこのように深堀りしてみたのも初めてなのですが、日本語って面白いようで難しい。
でも、こうやって言葉で本質を見極めるのもいいのではないかと思ってしまう今日この頃です。

整理収納からは程遠い気もしますが
意味の本質や行きつくところは
どこまでも尽きない
けど、自分にとって腑に落ちれば
そこがその人の答えだと私は思います。

自分にとって腑に落ちた気持ちを
しっかり読み取って
モノに対する意識を変えて、もしくは改めて
整理していけたらなと思います。

最後までお読みいただいてありがとうございました。


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