発熱。身体。可哀想な僕たち。
心と身体が少しだけずれている気がして、手のひらを強く握ってみたことがあった。
あたしの抱える現実へのどうしようもない懐疑心がいくところまでいったかと思ったら、普通に発熱していた。
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お昼過ぎになると、部屋のなかに太陽の片割れが入ってくるので、あたしはそれをどうにかして掴もうとした。
人肌なんかよりも確かな、おひさまの温もりを欲していたのだ。
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あの殺人鬼もかつては赤子で
お腹が空いて泣き喚くと、みんなが可哀想にと微笑みながらご飯を与えた。
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僕たちいつだって